InstagramやTwitter、FacebookなどSNSを使用したマーケティングを取り入れる企業が年々増加しています。
SNSはそれぞれ異なる特徴を持っているため、自社の製品・サービス、ターゲットやコンセプトに合ったものを選択した上でSNSマーケティングを行うのが有効ですが、中でも注目すべきなのがInstagramです。
なぜなら、Instagramの利用者は飛躍的に増えており、またどのジャンルにおいても購買につながりやすいSNSであるためです。
この記事では、企業のInstagramマーケティング戦略の手法と、戦略の中でも重要なインフルエンサー施策についてご紹介します。
目次
Instagramをマーケティングに活用すべき理由
さまざまなSNSがある中で、一体どうして企業のマーケティングでは「Instagram」を選ぶべきなのでしょうか?
その理由について、下記で解説します。
Instagram利用者の多さ、購買転換率の高さ
Instagramは世界中に月間アクティブユーザーがおり、その数は10億人を超えるとも言われています。
日本でも月間アクティブユーザー数は3,300万人にのぼり、これは日本人の4人に1人はインスタグラムを利用しているという計算になります。
若い世代が利用していると思われがちですが、実は40代以上や男性など幅広い層に利用が広がっていることも企業からの人気を集めている理由です。
また、Instagramは購買転換率(SNSで口コミなどの情報に接触した後、購入に至った率)も高いことがわかっています。
しかも、Youtubeは「ゲーム・アプリ」、Twitterは「コンビニ・飲食物」の購買転換率が高いなどSNSごとに特徴があるのに対し、 Instagramの場合はほとんどのジャンルで購買転換率が高いという結果でした。
「幅広い層に効果的に商品やサービスの魅力を届けることができる」これこそが、企業がInstagramに注力する理由です。
企業のインスタグラムマーケティング戦略の手法5つ
ここからは、具体的なInstagramマーケティング戦略を詳しく解説していきます。
アカウント運用
Instagramマーケティングの基礎となるのが、アカウント運用です。
定常的にコンテンツや施策の品質を改善していくことで、ユーザーの興味を惹き続けられるアカウントに育てていきましょう。
ハッシュタグ・広告・キャンペーン・インフルエンサーPRを経由して流入してくるユーザーは、アカウントを見たうえで「フォローするか」「ブランドのサイトを訪問するか」「製品を購入するか」といった次に繋がる行動を判断するため、ユーザーに魅力を感じてもらえるアカウントを作り上げることが重要です。
Instagramはユーザーとのタッチポイントを確保できるツールであり、認知拡大、ブランディングなどの他にも、ファン育成にも役立ちます。
アカウント運用は長期的な施策となるため、しっかりと計画を立てましょう。 KPI設定方法やPDCAの回し方については下記の記事で詳しくご紹介しています。
Instagram運用を効率的に!KPI設定方法・PDCAの回し方を詳しく解説
ハッシュタグの活用
Instagramマーケティングでは、最適なハッシュタグをつけることが非常に重要です。
SNSの利用が当たり前になった現代では、Google検索の「ググる」のように、インスタグラムなどSNSでのハッシュタグ検索「タグる」が利用されるシーンが多くなってきました。
実際、タグ検索で上位表示されると、リーチ数もインプレッション数も飛躍的に高まります。
購入検討のためにInstagramを利用するユーザーは日本ユーザーのおよそ80%にもなると言われ、ハッシュタグの活用に力を注ぐことはInstagramマーケティングを行う上では欠かせないポイントです。
広告配信
広告を使えば、自社アカウントのフォロワー以外にも製品・サービスをアピールすることができます。
企業や製品について、まだそれほど認知してもらえていないという場合には、広告を配信することも認知拡大の手法の一つです。
広告配信は有料ですが、数百円から可能で、広告の停止も好きなタイミングですぐに行えるなど、柔軟な運用ができます。
また従来のWeb広告に比べて、ターゲットを絞りやすい、クリックするハードルが低い、単価が安いなどInstagram広告のメリットも多く存在します。
キャンペーンの実施
ユーザー参加型のキャンペーンの実施もSNSマーケティングならではの施策の一つです。
「アカウントをフォローする」「ハッシュタグ付きの投稿をする」などの参加条件を設定し、条件を満たしたユーザーへ抽選で商品をプレゼントするという施策が一般的に多く見られます。
UGCの獲得、販促、認知拡大となる他、フォロワーにもメリットを提供できる手法です。
インフルエンサーマーケティング
すでに多くのファンを抱える「インフルエンサー」に自社の製品やサービスをアピールしてもらえば、より多くの人に魅力を知ってもらうことが可能です。
ユーザー目線で商品・サービスの説明、レビューや評価といった体験談を発信してもらうことができるため、ユーザーに行動変容を起こさせやすい施策です。
また邪険に扱われがちな広告感が少なく、あくまで自然な訴求ができるなどメリットは数多くあります。
そんなインフルエンサーの選定で重要となるのが「ターゲット含有率の高いインフルエンサーを見つける」ということです。
コスメ・ファッション・グルメなど、それぞれのジャンルに特化しているインフルエンサーはターゲティングが行いやすいことがメリットですが、インフルエンサー選定を間違えば思ったような効果が得られないというリスクもあります。
フォロワー数やインフルエンサーの属性だけでは、フォロワーにターゲットが含まれているかどうかはまでは判断することができないためです。
またいくらフォロワーが多くても、インフルエンサーの投稿を全フォロワーが見ることはありません。
AIQでは、ターゲットに確実にリーチするインフルエンサーの選定ができる「 MATCH ENCER 」を提供しています。
MATCH ENCERでは、特許取得のプロファイリングAIによってターゲット含有率が高く、拡散力もあるインフルエンサーを見つけ出すことが可能。「いいね数は増えたものの、販売にまでは結びつかない」など、これまでのインフルエンサー施策にありがちな悩みを解決する、リーチ保証型のインフルエンサーマーケティングサービスです。
代表的なインフルエンサー施策
インフルエンサーの活用は、インスタグラムマーケティングの効果を早い段階で出したいという場合にも適した方法です。
インフルエンサー施策にはいくつもの種類がありますが、下記では代表的なものをご紹介します。
ギフティング | インフルエンサーに紹介してほしい製品を無料でプレゼントし、感想をインスタグラムに投稿してもらう方法 |
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キャンペーンコードの配付 | プロモーションの際、インフルエンサー固有のキャンペーンコードを配付。フォロワーの購買を促せる |
コラボレーション | インフルエンサーとコラボレーションした製品の制作や企画の監修 |
現地訪問 | インフルエンサーに現地訪問してもらい、イベントや観光地の魅力を伝えてもらう手法。事前告知すれば集客も可能 |
ライブコマース | インフルエンサーにライブ配信で商品を紹介してもらう方法。リアルタイムでフォロワーからの質問に答えられるため、購買につながりやすい |
まとめ
日本人の4人に1人が利用していると言われるInstagramで販促活動を行えば、企業のブランディングをしつつ認知を拡大でき、ユーザーとのタッチポイントも増やすことができます。
Instagram自体は誰でも無料で利用できるツールですが、戦略的に運用を行えば企業のマーケティングを成功へ導く、頼もしい武器となる存在です。
現代では、数多くの企業がInstagramマーケティングを行い、熱烈なファンを多く獲得しています。
早い段階でInstagramマーケティングの効果を出したいのであれば、インフルエンサーの起用もおすすめです。インフルエンサーを選ぶ際は、フォロワー数だけではなく自社のターゲットとなるユーザーを含んでいるか、しっかりと見極めましょう。