調査レポート

【調査レポート】インスタの部活 #ふわもこ部の人気と投稿傾向を分析

AIQ株式会社独自のAI分析技術を駆使し、インスタグラム上で集計したハッシュタグの投稿データを可視化し、気になるワードを選定・分析した調査レポートを配信しています。

 

調査内容・結果

ハッシュタグ「#ふわもこ部」の投稿属性は20代〜40代の女性が30%ずつ占めており、全体の9割弱を占める結果になった。投稿時間は20〜21時に最も集中して投稿されており、日中に撮影〜投稿するという行動はほぼないことが明らかになった。

コロナウィルスの影響で自宅で過ごすユーザーが顕著に増えている影響からか、今後さらに、家で飼っているペットに関する投稿及びハッシュタグは増加するのではないかと考えられる。

データ詳細

調査対象アカウント数:2,300件
調査方法:当社独自調査・分析ツール

写真のもっとも多い投稿時間は夜の21時

最も多くタグ付け+投稿された時間帯は21:00前後となった。日中の投稿がほぼ無く、夜〜朝方にかけて投稿が行われてる。



図2:午前0時から午後23時までの1時間毎の投稿数割合

ユーザー属性

投稿しているユーザーの属性は、20代〜40代の女性ユーザーからの投稿が9割弱を占める結果になった。



図3:男女別の投稿数の割合

都道府県毎の投稿割合

投稿地域は東京、神奈川、北海道、福岡など全国各所でばらつきが見られた。ハッシュタグ数と犬に関しての飼育数(※1)はおおよそ比例しており、ペットの数が多い県ほど投稿数も多くなっている傾向があるかもしれない。

・東京都 162件(50万頭)
・神奈川県 55件(45万頭)
・北海道 61件(24万頭)
・福岡県 31件(25万頭)
・大阪府 43件(38万頭)
・京都府 29件(11万頭)
・千葉県 45件(31万頭)
・兵庫県 38件(29万頭)



・三重県 9件(11万頭)
・香川県 6件(7万頭)
・岩手県 3件(6万頭)
・宮崎県 2件(5万頭)
・山形県 1件(4万頭)

関連するハッシュタグ

ペット関連のハッシュタグのうち、犬に関するハッシュタグが最も多く、「#いぬすたぐらむ」「#トイプードル」などが見受けられた。

#犬(400回)
#いぬすたぐらむ(362回)
#犬のいる暮らし(329回)
#猫(323回)
#愛犬(278回)
#トイプードル(271回)
#ねこ(258回)
#いぬのきもち(255回)
#わんこ(249回)
#ねこ部(231回)
#いぬら部(153回)

インスタグラムで増えている「コミュニティ化したハッシュタグ」

コロナ禍で巣ごもりが急増する中、インスタグラムで部活という括りで、ハッシュタグに○○部と付けて投稿をする動きが見られる。

自身が探している情報のためではなく、自ら参加してユーザー同士で交流=コミュニティのためにハッシュタグを利用しており、特定の趣味や興味が同じ人同士で投稿し合う空間が形成されている。

今回紹介している#ふわもこ部とは、「ふわふわ」や「もこもこ」というような擬態語をつなぎ合わせた造語で、各ユーザーのペットの写真を投稿する部活ハッシュタグ。部活のハッシュタグの中では最大規模のハッシュタグ数を誇る。他にも手芸や絵画、料理などでもユニークな部活ハッシュタグが付けられている。各企業やブランドも、自社のユーザーを巻き込んでコミュニティを形成する為に、独自の部活動ハッシュタグを生成してUGCを増やしていく取り組みも

〇〇部以外でもコミュニティ形成の動き

部活の名前を冠したハッシュタグだけでなく、料理に関するインスタコミュニティ「#フーディーテーブル」などもマーケティングとして成功している事例の一つではないだろうか。

このようにユーザー同士を交流させたり、ブランディングしてアンバサダー施策として活用するなどの取り組みもハッシュタグから多く生まれている中、Facebook社が提供するインサイト数字は限定されている。その為、データドリブンな運営が運営しづらい状況と見られている。

そんな中、AIQ社が提供しているインスタグラム分析ツール「AISIGHT」であれば、インサイトだけではない独自情報の抽出やハッシュタグレコメンドなど、インスタグラムの運用を出来るだけデータドリブンに行えるような環境が整えられています。

ご興味のある方は是非ご活用ください。

調査レポートに関する問合せ

AIQ株式会社 担当:大⻄洋平
Email:info@moribus.jp

参照文献

(※1)都道府県別の犬の登録頭数と予防注射頭数等(平成30年度)

アイログ編集部
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