調査レポート

【調査レポート】ハッシュタグ「#ごろっといちごフラペチーノ」の分析結果から見えたスターバックス社のターゲット層

AIQ株式会社独自のAI分析技術を駆使し、インスタグラム上で集計したハッシュタグの投稿データを可視化し、トレンドとして急上昇したワードを選定・分析した調査レポートを配信しています。

 

調査内容・結果

6/14から6/16にかけて、6月初頭にスターバックス社で発売した「#ごろっといちごフラペチーノ」のハッシュタグ付け回数が2,000件以上増加し、累計3,498件となった。エリアでは千葉県のユーザーからの投稿が最も多く、初夏の新商品という事で女性を中心に話題性を呼んだ。

データ詳細

調査時期:2020年6月11日〜2020年6月16日
調査対象アカウント数:1,327件
調査方法:当社独自調査・分析ツール

ハッシュタグ数の推移

6/11の段階で1,000近くのタグ付けがなされており、6/14〜6/15にかけて1,096から2,912に増加。6/1からスターバックスが全国的に店舗の営業を再開し、加えて6月8日から当商品を販売開始したことが重なり、インスタグラム上でハッシュタグ数が増加したと思われる。



図1:各日の投稿数の累計及び推移

ハッシュタグが付けられた時間帯別割合

最も多くタグ付け+投稿された時間帯は14:00前後となった。投稿内容を分析すると、各学生の授業終了後に店舗に立ち寄り投稿を行っている様子や、他に各店舗の公式インスタグラムアカウントからも多く見受けられ、店舗の営業時間の合間に投稿しやすい時間帯ではないかと推測される。



図2:午前0時から午後23時までの1時間毎の投稿数割合

ユーザー属性

投稿しているユーザーの属性は、10代〜30代女性が全体の約8割を占める結果になった。



図3:時間別の投稿数の割合

都道府県毎の投稿割合

千葉県のユーザーからのハッシュタグ付けが最も多く、126件という結果になった。反対に投稿の少ない都道府県は西日本に多く集まっている模様。スターバックスの各都道府県ごとの店舗数と連動している可能性有り。(2018年時点:千葉県内64軒、鹿児島県内5件)

スターバックス社のインスタグラムマーケティングにおけるペルソナ

スターバックス社は、店舗づくりや商品のラインナップなど、日本市場への参入当初より比較的若い年代の女性をターゲットにした店舗運営やマーケティングに取り続けており(※1)、今回の当社のインスタグラム上から抽出した投稿データから、スターバックスの新規商品は若い女性に喜ばれるようなコンセプトの商品企画がベースにあると思われます。

調査レポートに関する問合せ

AIQ株式会社 担当:大⻄洋平
Email:info@moribus.jp

参照文献

(※1)WOTOPI「スターバックスが成功した秘密とは? 「日本進出プロジェクト」責任者が明かす、女性客を取り込んだ戦略」

アイログ編集部
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