「ランディングページを作ったけれど、思ったような成果が出ない」
このように感じたことはありませんか。
ランディングページのコンバージョン率は、構成を少し変えるだけで大きく変わります。
この記事では、見込み顧客を購入や問い合わせに導くための、ランディングページの基本的な作り方を紹介します。効果的な構成や制作のポイントを解説しているので、ぜひ参考にしてください。
目次
ランディングページ(LP)とは
ランディングページ(LP)とは、広告や検索結果からユーザーが最初に訪れる専用のWebページを指します。たとえば、Web広告やSNS広告で「詳しく見る」というボタンを押すと、表示されます。
LPは、見込み顧客に商品を紹介し、購入を促すための重要なページです。
LPのコンバージョンとは
LPのコンバージョンとは、ページを訪れた見込み顧客が「購入」「資料請求」「問い合わせ」など特定のアクションを実行することを指します。
一般的には、以下の計算式で算出されるコンバージョン率(CVR)が重要な指標となります。
コンバージョン率(%)=(コンバージョン数 ÷ 訪問者数)× 100
この数値が高いほど、LPが効果的に機能していると判断できます。
コンバージョンにつながるLPの作り方
LPを訪れた見込み顧客は、自分が抱えている課題が解決できることを期待しています。そのため、LPでは、「この商品で解決したい」という気持ちを醸成する構成にすることが重要です。以下に、その方法を紹介します。
- 課題を解決できることを明示する
- なぜ、どうやって解決するのかを納得させる
課題を解決できることを明示する
LPでは、最初に以下の2点を明確に示すことが大切です。
- このLPで得られる解決策や価値
- 見た人が得られる成果やメリット
見込み顧客が抱える課題と、それを解決した後の理想的な姿を具体的に提示することがポイントです。これにより、「このページを読めば課題が解決できる」と期待を持たせ、次の行動につなげます。
たとえば、ダイエット食品のLPでは、Before→Afterの写真がよく使われます。これにより、現在の自分(課題)と目指す自分(解決後の理想像)を視覚的に伝えることができます。
なぜ、どうやって解決するのかを納得させる
次に、課題がなぜ解決できるのか、どうやって解決するのかを示します。LPを見る人は、「解決するかもしれない」という期待を持っているため、その期待に応える内容を提供することが重要です。
具体的には、以下のように整理します。
商品の具体的な特徴や機能を説明する
この商品にはどのような特徴があり、それがどう役立つのかを示します。紹介方法に迷ったときは、5W1Hで整理すると分かりやすくなるでしょう。
以下に、ダイエット食品のLPの場合の例を示します。わかりやすいように、5W1Hの順番を変えて整理しました。
5W1H | 内容 | コンテンツ例 |
What | 商品の概要 | 通常の食事の代わりに摂取すると、カロリーを抑えて代謝を改善します。 |
Why | 課題解決に有効な理由 | 1食わずか100kcalで、脂肪燃焼成分を配合しています。 |
How | 商品の特徴や使用方法 | 1日1食を置き換えると、1ヶ月で平均3kgの減量が期待できます。 |
Who | 対象者 | 忙しく、運動せずにダイエットしたい方。 |
Where | 商品の概要 | 具体的なシチュエーション |
When | 使用時期や効果の出るタイミング | 1ヶ月続けると効果が見えてきます。 |
信頼できる理由を伝える
効果を訴えるだけでは、ユーザーに「信頼できない」「本当に効果があるのか」と疑念を抱かれる場合があります。そのような懸念を解消するために、信頼できる理由を示しましょう。
以下のような内容を盛り込むと、より信頼感を高められます。
導入実績
導入実績が多いほど信頼度が増します。数字を用いて伝えましょう。
「1,000社以上の導入実績」「業界シェアNo.1」
導入企業の名前やロゴを入れることができれば、さらに効果的です。
受賞歴や第三者機関の評価
権威ある受賞歴や第三者機関の評価を載せると、商品の信頼性が高まります。たとえば、以下のような内容を載せているLPを見たことがある人も多いのではないでしょうか。
「2024年 ○○賞受賞」「△△協会の試験に合格」
また、業界No.1の商品であれば、専門会社の調査結果を載せるのもおすすめです。
リピーターを増やすInstagram集客のコツ
Instagramからのリピート利用を増やすには、コンテンツの質と、フォロワーとの継続的なコミュニケーションが重要です。
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コンバージョン率の高いLPの作り方
LPで最も重要なのは、流入したユーザーを離脱させず、商品購入や問い合わせに誘導することです。ここでは、そのための基本的な構成を順に紹介します。
ファーストビューの構成
ファーストビューとは、ランディングページを開いたときに最初に目に入る部分のことです。LP全体の中でも最も重要なセクションで、ユーザーの興味を引きつけ、ページにとどまってもらうために工夫が必要です。
以下の要素を意識して制作します。
- 目を引くアイキャッチ画像
- 感情を動かすキャッチコピー
- 押したくなるCTAボタン
目を引くアイキャッチ画像
アイキャッチ画像は、ページを開いた瞬間に「このページには何が書かれているか」「自分のどんな課題を解決できるのか」を理解してもらうために配置します。
たとえば、ダイエット食品のBefore→After写真は、課題と解決後の姿を直感的に伝える典型的な例です。
感情を動かすキャッチコピー
ユーザーが抱える課題とその解決策を端的に伝えるキャッチコピーを目立つ位置に配置します。
<例>
ユーザーが「これが自分に必要な情報だ」と感じるよう、具体的で分かりやすい内容を心がけましょう。
キャッチコピーの作り方は、以下の記事で詳しく紹介しています。
押したくなるCTAボタン
ファーストビューには、必ずCTAボタンを配置しましょう。CTAボタンとは、「申し込む」「購入する」などコンバージョンにつながるボタンのことをいいます。既に購入を決めている人や、すぐに行動を起こしたい人に対応するため、ボタンを目立つ位置に設置することが重要です。
特に「無料サンプル」や「無料トライアル」のようなお金のかからないオファーは、ファーストビューでコンバージョンにつながりやすい傾向があります。ボタンには、「今すぐ無料サンプルを申し込む」など、具体的でわかりやすい行動を促す文言を記載しましょう。
本文の構成
LPの構成の組み立て方はいろいろありますが、ここでは一例として、以下の順番で構成する方法を紹介します。
- 理想(なりたい姿)
- 現状(課題)
- 商品の特徴や効果
- CTAボタン
理想(なりたい姿)
ユーザーが商品を利用した後に実現できる未来を、イラストや写真を使って具体的に描写します。
<例>
「仕事が効率化して、自由時間が増えている」
現状(課題)
「こんなことで困っていませんか?」という内容を、イラストや写真を添えて載せます。
<例>
「仕事が忙しすぎて時間がない」
商品の特徴や効果
商品を紹介し、それによって課題や悩みを解決するかを具体的に描いていきます。さきほど5W1Hで整理した内容を、分かりやすくデザインすると良いでしょう。
CTAボタン
CTAボタンは、購入や問い合わせを促すための重要なポイントです。ページの最後だけでなく、本文中の適切な場所にも配置し、ユーザーが「買いたい」と思ったタイミングで行動に移せるようにしましょう。
<配置例>
・商品特長の説明後:1スクロール以内で見つけられる範囲に配置
・ページ最下部
まとめ
この記事では、ランディングページの作り方について、コンバージョンに注目して紹介しました。
- ユーザーの「買いたい気持ち」を醸成する方法
- コンバージョン率の高いLPの作り方
LPの目的は、流入した顧客(見込み顧客)を離脱せずに購入まで誘導することです。コンバージョンを高めるために、効果測定をしながら修正を重ねていくと良いでしょう。
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