SNSで集客できている人は何をしている？他の人と差をつける投稿の作り方と集客のポイント

SNSで集客して見込み顧客を獲得したいのに、

「なかなかフォロワーが増えない」

「良い投稿をしているのに保存数が伸びない」

企業でSNS運用を担当していて、このように感じて悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

SNSでは、他の人と横並びの投稿では集客できません。そこでこの記事では、SNSで他の人と差をつけ、フォローしてもらえる投稿の作り方を紹介します。フォローから購入につなげる方法も解説していますので、どうぞ最後までご覧ください。

SNS集客のポイント

SNS運用をしている多くの企業が、見込み顧客やリピート顧客の獲得を目的として投稿を続けています。しかし、実は大半の企業が軌道に乗せられずにいたり、断念して撤退したりしているのも事実です。

集客が難しいのは、SNSには数え切れないほどの良い投稿が集まっていて、他の人と似たような投稿をしているだけでは埋もれてしまうからです。SNSで集客するためには、多くの投稿の中で抜きん出る必要があります。次項では、どうすれば他の人の投稿と差をつけられるのか、そのポイントを紹介していきます。

SNS集客のために「感情を動かす」

人を動かすのは、感情だといわれています。

皆さんは、例えば会社から資格取得を強要されて、いやいやながらに勉強した経験はないでしょうか。学生の頃、親に「勉強しなさい」と言われても、全くやる気にならなかったという経験を持つ人も多いかもしれません。

人は、感情が動けば行動します。しかし、感情が動かなければなかなか行動に移りません。SNSで集客したい時も、集客した人たちに購買行動を起こしてもらいたい時も、すべきことは、相手の感情を動かすことなのです。

SNS集客につながる感情には、例えば次のようなものがあります。

• 「自分も○○してみたい」という感情
• 「自分も○○のようになりたい」という感情

「自分も○○してみたい」という感情

SNS投稿では、見た人に「自分も○○してみたい」と思わせるとフォローしてもらいやすくなります。

例を挙げて説明しましょう。InstagramなどのSNSでは、毎日たくさんのダイエットレシピが投稿されています。では、これらの投稿の中に、フォロワーの多いアカウントと少ないアカウントがあるのはなぜでしょうか。それは、前者が「作ってみたい」「食べてみたい」という感情を動かす投稿であるのに対し、後者はそうでないという点に違いがあるからです。

レシピの投稿は、レシピを詳しく書けば人気が出るだろうと思われがちですが、数あるレシピ投稿の中から選んでもらうためにはそれだけでは足りません。「作ってみたい」と思わせる投稿をするには、ただ撮影してレシピを載せるのではなく、どのように見せると相手が作りたくなるかを考えることがとても重要です。

「自分も○○のようになりたい」という感情

人は、「こうなりたい」という強い感情があると行動します。例えば、InstagramなどでダイエットのBefore-Afterの写真を載せてフォロワーを集めているアカウントがたくさんありますが、それらのアカウントは相手に「自分もこういう体型に変わりたい」と思わせる投稿をすることでフォロワーを増やしています。

商品紹介の投稿も同様です。商品写真をただ見せるだけでは感情を動かすことはできませんが、「これを使って自分もこうなりたい」と思わせることができれば感情が動きます。自分が見せたいものを投稿するのではなく、どうすれば相手の役に立てるかを考えて相手が見たいものを見せると、感情は動くのです。

SNS集客のために「共感を生む」

SNSでは、共感が大切だといわれています。しかしそう言われても、共感とは何か、共感を生む投稿とは何かが分からない人も多いのではないでしょうか。

共感とは、「他の人の考えや主張、感情を共に感じること。他の人と同じ感情を持つこと」という意味です。つまり、あなたの投稿が視聴者と同じ感情なら、共感してもらえるということなのです。

例えば、秋にビールと秋刀魚がセットになったCMを見たことがある人も多いでしょう。秋には秋刀魚を食べたい、そして秋刀魚にはビールが合うという視聴者の感情を映像にすることで、視聴者に映像と同じ感情を抱かせ、ビールを飲みたいという気持ちを引き起こしています。これが、共感を生むコンテンツです。

共感を生むコンテンツを作るのは、簡単なようでとても難しい作業です。競合アカウントなどを見て、共感を生むコンテンツとはどういうものなのかを研究してみるのもおすすめです。

購買行動につなげるために「消費者の立場で伝える」

SNSでは、消費者の立場で伝えることが大切だといわれます。いろいろな解釈がありますが、例えば次のような投稿をするのも方法です。

• どのような商品なのかを正直に伝える
• 顧客提供価値を明確に伝える

どのような商品なのかを正直に伝える

インターネットの普及により、商品を買う時にはレビューを参考にするのが一般的になりました。その理由は、ECサイトなどの情報は売る側が一方的に提供するものなので、信頼できないと思われているからです。その点レビューは実際に購入した人が自分の感想を書くものなので、良い点も悪い点も書かれているという点で信頼されています。

SNSから購買行動につなげるためには、フォロワーの信頼を獲得する必要があります。そのためには、日頃から商品の情報を、売る側ではなく買う側の立場に立って正直に正確に伝え、「このアカウントは信頼できる」と思ってもらうことが大切です。

顧客提供価値を明確に伝える

商品の顧客提供価値（Value Proposition：顧客が本当に求めている価値）を理解し、それを伝えると、消費者に「買う」という行動をしてもらいやすくなります。

ダイエット食品を例に挙げて説明しましょう。「食べたものが脂肪になりにくい」というダイエット食品を買うのは、どのような人でしょうか。「痩せたい人」と思われるかもしれませんが、痩せたい人の中にも、ダイエット食品を買う人と買わない人がいます。では、痩せたい人の中でもダイエット食品を買うのはどのような人でしょうか。

このダイエット食品は「食べたものが脂肪になりにくい」という効果を持っているので、これを買う人は「食事を我慢せず運動もせず痩せたい人」ということになるでしょう。この「食事を我慢せず運動もしなくていい」というのが、顧客提供価値です。

ただ単にダイエット食品の写真を載せるだけの投稿よりも、「食事を我慢せず運動もしなくていい」と伝える投稿の方が購買につながりやすいということは容易に想像できるでしょう。これが、顧客提供価値を伝えることの重要性です。

SNS集客のコツまとめ

この記事では、SNSで集客するための投稿の作り方を紹介しました。以下の3つのポイントに注目して投稿を作成すると、他の人と差をつけることができるでしょう。

• SNS集客のために「感情を動かす」
• SNS集客のために「共感を生む」
• 購買行動につなげるために「消費者の立場で伝える」

SNS集客では、他の人と似たような投稿をしていても埋もれてしまいます。他のアカウントと差をつけるために、相手のことを考えた投稿をぜひ研究してみてください。