プロフィールを作成する時に、どれくらいのボリュームにすべきか、何行にすると良いのかと迷うことはありませんか。
Instagramのプロフィールは、自分のアカウントをPRするための重要なページです。中でも自己紹介は、限られた文字数の中に必要情報を詰め込まなければならないため、作成するのが案外難しく、運用が軌道に乗ってからもこれで良いのかと迷っている人が多いのが実情です。
そこでこの記事では、自己紹介の書き方についての基本的な考え方を解説します。文字数や行数、「続きを見る」になる条件なども紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
インスタのプロフィール画面とは
Instagramのプロフィール画面は、ユーザーネーム、プロフィール写真、名前、自己紹介で構成されています。そしてその下に、「フォローする」などのボタン、ハイライト(設定している場合)、プロフィールグリッド(投稿サムネイル)が表示されています。
人々がプロフィールを見る目的
Instagramでは、誰かをフォローしようと思ったらまずプロフィールを見に行き、そこに書かれている内容を見てフォローするかどうかを判断する流れになっています。
プロフィールを見に来た人は、画面から次のような情報を取得します。
- 投稿しているのはどのような人なのか
- 誰に向けて何を発信しているのか
- どのような人がフォローしているのか
- フォローすると何を得られるのか
そして、「フォローするとメリットがある」「フォローしないと損をする」と思うと、「フォローする」というボタンをタップするのです。
「フォローする」というボタンは自己紹介のすぐ下にあり、非常に重要な判断材料の一つになっています。必要な情報を確実に伝えられるように、自己紹介はしっかり作り込みましょう。
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インスタプロフィール画面の自己紹介とは
プロフィール画面の自己紹介は、このように表示されます。
自己紹介には150文字まで入れられますが、プロフィール画面を最初に開いた時には一部のみが表示されている状態になり、残りは「続きを読む」をタップすると読めるようになります。
iPhoneの主な機種では4行目まで、Androidの主な機種では3行目までが最初から見えており、残りは省略されて「続きを読む」という表示になります。
自己紹介の書き方のコツ
では、実際に自己紹介を作成してみましょう。書き方は色々ありますが、今回は以下の3点に分けて情報を整理するコツを紹介します。
- 自己紹介の内容
- 自己紹介の読みやすさ、見た目
- 自己紹介のボリューム
自己紹介の内容
自己紹介というと、ついつい「自分が何を伝えたいか」という視点で考えてしまいますが、相手に「フォローする」という行動をしてもらうためには、「相手が何を知りたいか」という視点で考えることが大切です。以下のような視点で内容を検討しましょう。
- 相手は何を知りたいか
- 相手はなぜそれを知りたいのか(どこに課題があるのか)
- 相手の課題をどうやって解決してあげられるのか
自己紹介の読みやすさ、見た目
プロフィールの自己紹介では、最初に表示されるわずか60-100文字程度で相手を惹きつけ、「続きを読む」をタップして読んでもらい、さらにその下の「フォローする」を押してもらう必要があります。
そのために、まずは最初に表示される60-100文字程度をしっかり作り込むことが重要です。以下の視点で考えてみましょう。
- 読みやすい文章であること
- 重要な内容が最初に表示されていること
- 相手が知りたい内容が網羅されていること
読みやすい文章であること
文章が長すぎたり、少しでも読みにくい点があったりすると、続きを読んでもらえなくなることがあります。伝えたいことを詰め込みすぎると読んでもらえなくなる可能性があるので、必要なことを簡潔にまとめるようにしましょう。
書き方はそれぞれですが、言いたいことを単語や短い文章にしたり、箇条書きにしたりして、流し読みで理解できるように作るのがおすすめです。
重要な内容が最初に表示されていること
相手が興味を持ちそうな情報をできる限り上に書き、「続きを読む」をタップしなくても読めるようにしておきましょう。タップする前に有益な情報が書かれていれば、続きを読みたくなるからです。
逆に、興味のない内容が上の方に書かれていると、「続きを読む」の先にどんなに素晴らしい情報が載っていたとしても読んでもらうことができません。「タップする」「ボタンを押す」のような行動を起こしてもらうためには、その行動を起こす動機が必要です。それを常に意識して作成することをおすすめします。
自己紹介のボリューム
自己紹介を作成していると、できるだけ多く書いた方が良いのか、それとも多すぎない方が良いのかと迷うこともあるでしょう。
しかし重要なのは、文字数や行数ではなく内容と読みやすさです。150文字たっぷり書かれていても、相手に魅力的に見えなければフォローしてもらえませんし、文字数が少なくても相手が納得すればフォローしてもらえます。
読む人の立場に立って客観的に自己紹介を見て、続きを読みたい、フォローしたいと思える内容に作り込んでいきましょう。
フォローしたくなるプロフィールの作り方
フォローされやすいプロフィールを作るために、自己紹介だけでなく、他の要素も見直してみましょう。ここからは、プロフィールの各要素をどのように工夫すればよいのか、その具体的な方法を紹介します。
プロフィール画像で認知度を高める
プロフィール画像は、プロフィール画面だけでなく、投稿やリール、ストーリーズの上にも表示されます。そのため、投稿を見た人にアカウントを認知してもらい、ファンを増やすための要素としてもとても重要です。
プロフィール画像の選び方は、企業アカウントと一般アカウントで異なるので、それぞれの選び方のポイントを紹介します。
企業アカウントの場合
企業アカウントでは、プロフィール画像に企業ロゴやブランドロゴを設定することをおすすめします。そうすることで、アカウントに信頼感が生まれるのに加え、長期的にブランド認知を広げる効果が期待できます。
また、XやTikTokなど他のSNSも運用している場合は、ブランドの認知を高めるために他のSNSとロゴを統一しましょう。
Instagramのプロフィール画像は丸型にトリミングされるので、ロゴ全体が見えるよう、余白や配置を工夫することも必要です。
一般アカウントの場合
プロフィール画像は、何を投稿しているアカウントなのかを示し、フォロワーを増やすための重要な要素です。アカウントのテーマや投稿内容に合うものを選びましょう。
たとえば、旅行がテーマのアカウントであれば、美しい景色や旅先の写真を使用するのもおすすめです。料理アカウントならば、美味しそうな料理をアップで撮影した写真を使うのも良いでしょう。これにより、「この人をフォローすれば旅行情報が手に入る」「おいしい料理が紹介されている」と認識してもらいやすくなります。
ユーザーネームと名前を工夫して価値を伝える
ユーザーネームと名前は、訪問者にアカウントの価値や魅力を伝える重要な要素です。それぞれの作り方のコツを、企業アカウントと一般アカウントに分けて解説します。
企業アカウントの場合
企業アカウントでは、ユーザーネームに自社名やブランド名を含めましょう。社名が入っていることで信頼度が高まるだけでなく、企業名で検索された際に見つかりやすくなります。
たとえば、社名やブランド名に「official」や「japan」などを加えた文字列にするのもおすすめです。
また、名前欄にも社名やブランド名を入れましょう。公式のアカウントだということを示すことで、フォローする価値が高まります。
一般のアカウントの場合
一般のアカウントでは、「何の投稿をしているアカウントなのか」が分かるようなユーザーネームを選びましょう。たとえば「travel」や「recipes」のように、アカウントのテーマが分かる言葉を入れると、「このアカウントの投稿を見れば旅行の情報が手に入る」「レシピが紹介されている」と一目で分かります。
また、ユーザーネームはシンプルで覚えやすいものにしましょう。複雑な文字列や難しいスペルを使って個性を印象付けるのも良い方法ではありますが、検索しにくいため見つけてもらいにくくなる可能性があります。
名前欄には、ユーザーネームだけでは伝えきれない情報を補足するのがポイントです。たとえば、「年間240日旅する旅行ライター」のように、アカウントの権威性や独自性をアピールするフレーズを取り入れることで、訪問者が「フォローする価値がある」と感じやすくなります。
リンクを追加してWebサイトに誘導する
プロフィール画面には、フォロワーや訪問者を特定のページに誘導するためのリンクを設定することができます。自社サイトやECサイトなどに誘導したい場合は、ここに設定すると効果があります。
リンクは最大で5つ設定できますが、実際に設定するのは、アカウントの目的や発信内容に合ったページに絞ることをおすすめします。
たとえば、旅行情報を発信するアカウントであれば、旅行ブログや予約サイトへのリンクを設定することで、訪問者のニーズに応えることができます。しかし、テーマに関係のないファッションのECサイトなどに誘導してしまうと、発信する情報の一貫性が失われ、フォロワーとの信頼関係を崩すおそれがあります。
リンクを設定する際は、フォロワーやプロフィールを訪れた人が「何を知りたいのか」を考慮し、それに合ったURLを選びましょう。
まとめ
この記事では、インスタプロフィール画面の自己紹介について解説しました。
- インスタのプロフィール画面とは
- 人々がプロフィールを見る目的
- インスタプロフィール画面の自己紹介とは
- 自己紹介の書き方のコツ
- フォローしたくなるプロフィールの作り方
自己紹介で大切なのは、まず読んでもらうこと、そして読んだ人に興味を持ってもらうことです。自分が言いたいことではなく、相手が知りたい情報を提供できるよう、客観的に見て作り込んでいくことをおすすめします。