Instagramのビジネスアカウントを運用でよく耳にする「フォロワーが増えない」「フォロワーは増えてもコメント・いいねが増えない」「設定したコンバージョン(ゴール)につながらない」などの悩み。
Instagramでも悩みの原因を探り、改善していくための”分析”が非常に重要です。
SNSの活用が当たり前になり、日本人の8割以上が日々SNSを活用していると言われている現代では多くの企業がビジネスアカウントを運用しユーザーとタッチポイントを増やす取り組みを強化していますが、なかなか成果として現れない企業も少なくありません。
この記事では、その中でも利用者の伸び率が高く、認知から購買までのファネルを押さえた機能的進化が著しいInstagram分析の重要性や分析項目、ポイントなどについて詳しく解説します。
しっかりとInstagram分析を行えば、自社アカウントのフォロワーを増やす、ブランドの認知拡大をする、来店や購入を促すなどの目標達成につなげることができますよ。
目次
Instagram分析はなぜ重要?
「Instagram分析」というと難しく聞こえるかもしれませんが、例えるならInstagramの投稿は「企業や店舗の販促のチラシ」に近いものとも言えます。
一目でわかるレイアウトにする、カラーにする、イラストをつけて見やすくする、人通りが多い場所で配るなど、さまざまな工夫をして消費者の目を惹き、購入や来店などのレスポンスを得ようと努力をしますよね。
チラシの場合は配ったあとの消費者行動・販促効果の可視化が難しいですが、Instagramの場合は「フォロー」「コメント」「いいね」「ハッシュタグ」などさまざまな指標のレスポンス見ることで、自社のInstagram投稿の良かった点、改善点を予測することができます。
Instagram分析がなぜ重要だと言われているのか、詳しく見ていきましょう。
消費者に大きな影響を与えている
市場調査などを行う株式会社ICT総研の「2020年度 SNS利用動向に関する調査」によれば日本のSNS利用者は年々増加しており、2020年末には7,975万人に達し、さらに2022年末には8,241万人へ拡大する見込みだとされています。
Instagramの国内月間アクティブアカウント数は3,300万人(2019年6月時点)で、日本の人口で考えると4人に1人はInstagramユーザーということになりますが、非常に多くのユーザーがフォローしているのが、企業が運用しているビジネスアカウントです。
- ユーザーの約90%がビジネスアカウントをフォローしている
- さらに、約80%がビジネスアカウントの投稿をきっかけにしてサービス・商品を購入している
Instagramが消費に与える影響は非常に大きく、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響によってユーザーの消費行動やインサイトが変化している”今”だからこそ効果的なInstagram運用で結果につなげることが大切だといえます。
ファンを増やし、育てることができる
Instagramの特徴として、ただ商品やサービスを購入してもらうだけではなく、新たなファンを増やす、熱量の高いファンを育てるなど継続したコミュニケーション活動を創造することができます。
自社のファンとなった消費者は購入した商品についての意見をさまざまな観点から投稿してくれるため、認知の拡大、集客効果、売上げアップ、公式ホームページへの誘導など、さまざまな効果をもたらしてくれます。
企業のマーケティング活動の一環として、消費者と一緒にブランドを創り上げる取り組みの重要性が高まる中、認知層、関心層、行動層、共創層とステージごとにファン度を高め育成していくことが大切で、ここでもInstagram分析が役立ちます。
- 認知層…まずブランドを知ってもらうステージ。「インプレッション数」「リーチ数」を指標とし情報を届けることを重視する
- 関心層…ブランドに関心を持っているステージ。「いいね」「保存数」などInstagram上で得られた消費者のエンゲージメント(レスポンス)を重視する
- 行動層…購買行動を行うステージ。「ウェブサイトクリック数」「ECサイトへの流入数」などInstagramの出口を重視する
- 共創層…ファンと一緒に拡散するステージ。「UGCの投稿数」「コメント数」など新規顧客の獲得を重視。
このように認知を広めたいのか、来店などの行動につなげたいのか、目指す目標によってもアプローチする層や見るべき指標が変わってくるため、最初に適切な目標設定を行うことが大切です。
Instagramの主な分析項目
Instagramの分析ツールとしては、Instagram公式のアクセス解析機能である「Instagramインサイト」のほかにもさまざまな分析ツールがあります。
Instagramインサイトでもある程度の分析や解析は可能ですが、さらに詳細な分析結果や詳しい情報を求めているという場合は企業が提供する分析ツールを利用するものおすすめです。
下記は、分析ツールで見るべき主な分析指標です。(★は分析ツールならではの指標)
- フォロワー数…自社アカウントをフォローしているユーザーの数
- インプレッション数…投稿が表示された合計回数
- リーチ数…投稿を閲覧したユニークアカウント数
- エンゲージメント…いいねやコメントの数
- 保存数…投稿を保存したユーザーの数
- ★ハッシュタグ数…自社で作ったハッシュタグの数を調べることで拡散具合をチェック
- ★UGC…ユーザーの投稿(UGC)を分析することで自社の商品・サービスの購入者の性別や年代、感情、趣味嗜好、利用シーン、ライフステージなど
その他、アカウントのプロフィールに記載してあるURLのクリック数や、あらかじめ設定したコンバージョン(購入件数など)が達成しているかなどをGoogle analyticsを活用して見ておく必要があります。
Instagram分析のポイント
Instagram分析で重要となるのが、Instagramが目指すものを理解し、それを満たすコンテンツを作るということです。
Instagramでは「Interest(コンテンツへの関心)」と「Relationship(アカウント同士のつながり)」を計測してアルゴリズムに利用しています。
これらを満たすために、さまざまなポイントに目を向けながら運用をおこないましょう。
下記では、AIQ株式会社がご提供する「AISIGHT」の機能の例も交えながら分析のポイントをご紹介します。
ユーザーの興味の対象
魅力的なコンテンツを投稿しても、そもそも消費者が興味のない内容であれば関心を持ってもらうことは難しくなります。
まずは「ターゲットとなる消費者はどんな人か」「どのような生活・行動をしているか?」といったターゲット像を決めておくことが何より重要です。
そのために年代や性別、趣味嗜好、住んでいる地域や、現在のトレンドやこれからの流行を把握しましょう。
AISIGHTでは、AIによるフォロワーの情報分析のほか、特定時期のトレンドをワードクラウドでひと目で把握することが可能です。
興味を持っているユーザーに投稿を届けられたか
Instagramには数え切れないほど多くの投稿が日々投稿されています。故に魅力的な投稿を行ってもターゲットに届かず埋もれてしまうこともあります。数多くの投稿に埋もれてしまうことなく、本当にリーチしたいユーザーに投稿を届けるためには最適なタグを設定し、見つけやすくすることが重要になってきます。
Instagramの国内ユーザーの4人に1人はハッシュタグ検索で情報を集めていると言われているため、興味を持ってくれているユーザーに投稿を届けられるタグの選定を行いましょう。
AISIGHTでは、ユーザーが検索しそうなニーズを先回りして検索時に候補を表示する機能や、掲載確率を可視化し、表示する機能があるため手軽に最適なタグ候補を絞り込むことができます。
興味や関心を深めることができたか
エンゲージメントや保存数、リーチ数、インプレッション数、タグの成果を見ることで、投稿がどれだけユーザーの興味や関心を深めることができたのかを推測することができます。アカウント全体との比較などパッと見て判断できるで、投稿ごとに細かく見ないでも傾向地が履かれます。
どんな投稿をした時にコメントがついたのか、どのタグを使った時に効果が出たかなどを調べ、次の投稿に活かしましょう。
AISIGHTではそれぞれの指標がわかりやすい、見やすいデータをご提供することで効果検証に活かしやすいようにしています。
タグ成果や推移の比較もできるため、さまざまな角度からの分析が可能です。
まとめ
Instagramが消費者に与えている影響はとても大きなものです。さまざまな項目を分析し、次からの投稿に活かすことで設定した目標達成に近づくことができるでしょう。
「ファンを獲得したい」「認知を拡大したい」などの希望や悩みはInstagram運用につきものですが、そんな時には分析ツールを活用するのがおすすめです。
Instagram版SEO分析ツールのAISIGHTではタグの適正化・人気投稿への掲載・保存数の増加・発見タブへの掲載と「Instagramでファンを増やす仕組み」の運用フローが整っているため、Instagram分析が初めてという方も安心して活用できます。
見やすくリッチな分析でInstagramの効果的な運用をおこなっていきたいとお考えのご担当者様はぜひAISIGHTの導入をご検討ください。