新しくInstagramアカウントを作り、コンテンツ制作や配信などの運用を続けていくためには費用と手間ががかかります。しかし、費用や手間をかけてでも運用する価値がInstagramにはあります。
Instagramの月間アクティブユーザーは2019年には過去4年で4倍となる3,300万人にもなり、若年層に限らず、40代以上や男性にも利用者層が拡大。Instagramを使えば、幅広くたくさんのユーザーに自社の製品・サービスの集客活動することができるのです。
また、Instagramは情報に接触した後に購入に至る率が高いSNSであるということも調査で判明しています。
Twitterは食料品や飲料、コンビニの商品の購買転換率が高く、Youtubeの場合はゲームやアプリの購買転換率が高い傾向にありましたが、Instagramの場合はほどんとのジャンルで購買転換率が高く、あらゆる方面に訴求できるメディアとして企業から注目を集めています。
この記事では、これからの時代のマーケティングで重要な役割を担うInstagramの運用方法やメリット、運用において重要となるポイントについて詳しく解説していきます。
目次
企業がInstagramを運用する5つのメリット
InstagramをはじめとしたSNS運用に注力する企業は年々増加しています。
まずは、企業がInstagramを運用するとどのようなメリットがあるのか、具体的に知っておきましょう。
ユーザーとのタッチポイントを確保できる
マーケティング活動において、ユーザーとのタッチポイントを増やすことが大切です。
Instagramは見込み顧客となるユーザーとのタッチポイントを確保することができるSNSです。
少し前までは企業のSNSアカウントは話題性を重視したプロモーションイメージが強い印象でしたが、現代では数多くの企業がSNS運用を行い、マーケティング活動の観点から顧客との接点を増やしています。
インフルエンサーPRによる投稿の拡散で見込み顧客とのタッチポイントを増やし、WEBページや通常投稿によって製品・サービスの理解を深めるなど、一連の流れとすることで購買につながりやすくなります。
また、ユーザーとの接点を作ることで「親しみやすい企業」というイメージが広がり、より消費行動へとつなげることができます。またユーザーから製品やサービスについてのフィードバックを貰うこともできるほか、上手くコミュニケーションを図れば自社の熱烈なファンに育て上げることも可能です。
製品・サービスの認知拡大ができる
Instagramを運用することで情報の露出面が増えるため、製品やサービスの認知拡大につなげることが可能です。
Instagramは”好き”を探しにいくメディアと言われており、自社がターゲットとするユーザーの趣味嗜好に合わせた最適なハッシュタグを設定したり、世界観をターゲットに合わせたりすることで、リーチしたい層に投稿が届きやすくなります。
現在ではGoogleを使って検索する「ググる」だけではなく、InstagramなどSNSのハッシュタグで検索する「タグる」によって情報収集し、製品購入の決め手にしている人が増えています。
情報収集ツールとしても活用されているInstagramで情報を拡散すれば、よりたくさんのユーザーに認知を広げることが可能です。
企業ブランディングができる
SNSにはそれぞれ異なる特徴があります。Instagramの大きな特徴が、写真や動画に重点を置いていることです。
ユーザーに視覚的にアピールできるInstagramを使えば、ブランドロゴマークや製品などを印象付けやすいというメリットがあります。
“インスタ映え”する写真や動画はユーザーの間で拡散されていくため、効果的なブランディングが行えるでしょう。
また、Instagramには「ハッシュタグ」「発見タブ」「リール」「イベント」など集客につながる機能がいくつもあるため、ブランディングと同時に集客も行うことが可能です。
販売促進・ECサイトとしての利用もできる
2018年、Instagramに新たにショッピング機能が追加されました。これを使えば、認知拡大だけではなくECサイトの一つとしてもInstagramを利用可能です。
また、Instagramには広告機能もあります。下記の2つの機能を使えば、販売促進できるでしょう。
ショッピング機能 | 投稿内に「商品名」「値段」のタグをつけることができる機能で、投稿をタップすることで自社サイトへ遷移することが可能 |
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Instagram広告 | Instagramアプリ内に広告を配信できる機能 |
ユーザーの好みを知ることができる
新しい製品やサービスを考えたとき、ユーザーの興味関心や好みが気になるものですよね。Instagramのストーリーズのアンケート機能を使えばユーザーの好みのアンケートを取ることができます。
また、Instagram分析ツールを使えばユーザーの興味、趣味嗜好のさらに深い部分まで知ることが可能です。
アンケートの場合は答えてくれるユーザーが限られるだけではなく、本音を引き出せない可能性もありますが、分析ツールを使えばバイアスのないユーザーの本音を日常の投稿から引き出せるかもしれません。
企業のInstagram運用方法
ここからは、企業のInstagram運用方法についてご紹介します。
まだアカウントを開設していない場合は、アカウント登録を行い「プロアカウントに切り替える」ことで企業アカウントとしての利用ができるようになります。
なお、より詳しい運用方法が知りたいという方は下記の記事を参考にしてみてください。
⇒Instagram運用を効率的に!KPI設定方法・PDCAの回し方を詳しく解説
ターゲット、アカウントのコンセプトの設定
企業がInstagramを運用する上では、ターゲットとアカウントのコンセプトを事前に設定する必要があります。
ターゲットのペルソナを設定し、それに合わせたコンセプトを決めれば投稿内容も定まりやすくなり、よりターゲットに響くコンテンツ制作が可能となるでしょう。
ハッシュタグの活用
Instagramでは最大30個のタグをつけることが可能です。タグ検索で上位表示されれば、インプレッション数やリーチ数は大きく跳ね上がります。
先にご紹介の通り、検索行動は「ググる」から「タグる」に変わりつつあり、最適なハッシュタグを設定すれば、投稿がターゲットに届きやすくなるのです。
また、Instagramユーザーの50%以上が日常的に利用していると言われる「発見タブ」に掲載されるためにもハッシュタグの最適化は重要となります。
企業のInstagram運用で重要なポイント
Instagram運用では、“Interest”と“Relationship”というシグナルに力を注いだ運用をすべきであるとInstagram公式が推奨しています。
- Interest(コンテンツへの関心の高さ)
- Relationship(アカウント同士の繋がり度の高さ)
シグナルとはユーザーが起こすアクションを数値化したものです。Instagramでは、アルゴリズムがシグナルを計算することでランキング付けを行っています。
つまり、Instagram運用では「ユーザーの興味を惹くコンテンツを作る」「ユーザーとの関係値を高める」ことが鍵となるのです。
Instagramを分析する
投稿の反応がよかった、または、反応が悪かったというとき、そこには必ず「理由」があります。
その理由を知り、課題や改善点に的確なアプローチをするために、必ずInstagram分析を行いましょう。
Instagram分析の方法としては公式の分析機能「Instagramインサイト」と、Instagramインサイトには無いさまざまな機能を兼ね備えた「Instagram分析ツール」の2種類があります。
AIQが提供する「AISIGHT」もそんなInstagram分析ツールの一つです。
- ユーザーの興味関心の“見える化”
- トレンドを可視化することで“今”そして“これから”の流行を発見
- 人気投稿に掲載されやすいハッシュタグのランク付け
- 投稿データ比較分析機能
- 直感的でシンプルな操作性
AISIGHTには数多くの機能がありますが、独自のプロファイリングAIの分析によって「人気投稿に掲載されやすいハッシュタグを選出できる」というのが大きな強みです。
Instagramは2019年末にロジックが変わり「ハッシュタグ同士の関連性」が重視されるようになりましたが、関連性のアリ・ナシを人間が判断することはほぼ不可能です。
AISIGHTではAIがハッシュタグの関連性を瞬時判断し人気投稿に載る可能性をA〜Dでランク付けするため、手間なくハッシュタグの最適化ができ、好きなものを探して「タグる」ユーザーに投稿を届けられます。
まとめ
企業のInstagram運用には数多くのメリットがあります。まずはペルソナやアカウントのコンセプトを決め、ターゲットに届く投稿を発信していきましょう。
また、単に運用するだけではなく、投稿やアカウント分析を行い、最適なハッシュタグの設定やコンテンツの改善などを行うことで、よりターゲットにリーチしやすくなるでしょう。
Instagramが推奨する“Interest”と“Relationship”というシグナルを蓄積していくためには「ユーザーはどんなことに興味があるのか」「興味関心を持ってくれているユーザーに投稿を届けられたか」「投稿を見たユーザーが興味関心を深めたか」ということをしっかり分析しつつ、コンテンツ制作・改善を行うことが重要です。
運用にあたり、難しい分析はツールで行いたいという方には「AISIGHT」の活用がおすすめです。カタログの無料ダウンロードもできますので、ぜひチェックしてみてください。