調査レポート

【調査レポート】「#めいじーないと」のハッシュタグが急上昇。ジャニーズによるインスタグラムマーケティングが顕著に。

AIQ株式会社独自のAI分析技術を駆使し、インスタグラム上で集計したハッシュタグの投稿データを可視化し、トレンドとして急上昇したワードを選定・分析した調査レポートを配信しています。

 

調査内容・結果

大手芸能プロダクションのジャニーズ事務所に所属するアーティスト、King&Princeが6月10日発表したニューシングル『Mazy Night』にちなんだ「#めいじーないと」の投稿が6/10から6/23までに約600件近く増加した。

データ詳細

調査時期:2020年6月10日〜2020年6月23日
調査対象アカウント数:783件
調査方法:当社独自調査・分析ツール

ハッシュタグ数の推移

6/10の段階で600近くのタグ付けがなされており、6/10〜6/23にかけて630から1,245件にハッシュタグ付け数が伸びている。22日から23日が1日で200件ほどタグ付け数が伸長した。



図1:各日の投稿数の累計及び推移

ハッシュタグが付けられた時間帯別割合

最も多くタグ付け+投稿された時間帯は21:00前後となった。投稿内容を分析すると、後述するユーザー層が10代〜20代女性に集中していることから、学生で日中の学校やアルバイトが終わった後に自宅で投稿している可能性が高いと思われる。



図2:午前0時から午後23時までの1時間毎の投稿数割合

ユーザー属性

投稿しているユーザーの属性は、10代〜20代の女性ユーザーからの投稿が圧倒的に多く、全体の7割を占める結果になった。さらに、30代の投稿がかなり低く、40代の女性ユーザーからの投稿がまた大きく増えている結果となった。

図3:男女別の投稿数の割合

都道府県毎の投稿割合

投稿件数は東京都や神奈川県などの関東圏と東北エリアからのユーザー投稿が最も多いことが分かった。

関連するハッシュタグ

一般的かつ抽象的なビッグワードである「アイドル」や「イケメン」といったハッシュタグがなく、名前や曲名など、固有名詞のハッシュタグが多いのが特徴的。

#平野紫耀(336回)
#永瀬廉(321回)
#神宮寺勇太(312回)
#岸優太(303回)
#岩橋玄樹(269回)
#髙橋海人(240回)
#キンプリ(230回)
#きんぐあんどぷりんす(224回)
#ティアラさんと繋がりたい(92回)
#きんぷり(91回)
#メイジーナイト(59回)
##未満警察(41回)

ジャニーズ事務所とインスタグラムマーケティングの相性の良さ

今回紹介したKing&Princeの新曲に因むハッシュタグだけでなく、#キスマイwebfesや#嵐などの他の所属するアーティストのハッシュタグもトレンド入りしており、SNS上ではジャニーズのコンテンツ力が存分に発揮されている。近年ジャニーズタレントのSNS解禁の動きから、アーティスト本人からの投稿が増えている。ジャニーズは、テレビとSNSを上手に使い分け、ジャニーズのタレントの認知度を上げるためにマスメディアに露出し、かたやファンとの交流、コミュニケーションを取る手段としてTwitterやインスタグラムを活用してオフショットを公開するなどして関係性を構築する手法を取っており、今後ジャニーズ含めた多くのタレントや芸能事務所は、多様化するメディア媒体をより活用しにいく姿勢になるだろうと予想される。

元々インスタグラムを利用しているユーザーに女性が多いこと、そして男性アイドルを売り出して女性に特化したサービスを展開し続けてきたからこそ、インスタグラムとジャニーズの相性の良さは他の業種やサービスと比較しても優位性があり、相性の良さは格別なものであると考える。

調査レポートに関する問合せ

AIQ株式会社 担当:大⻄洋平
Email:info@moribus.jp

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