「インスタでフォロワーを増やすには共感を得ることが大切」
企業のInstagramアカウントを運用している人なら、一度はこのように聞いたことがあるのではないでしょうか。しかし、それがどういうことなのか、ピンとこないという人も多いかもしれません。
共感は、「共に感じる」と書きます。Instagramでいうなら、「この人の投稿は自分と価値観が合う」「その通りだと思う」と感じるということです。人は、感情が動くと行動するといわれています。つまり、フォローしてもらうためには人の感情を動かすことが必須であり、そのためには共感が重要なのです。
そこでこの記事では、Instagramでフォロワーを増やしたい皆さんのために、ユーザーの共感を得るアカウント運用方法を解説していきます。少し視点を変えるだけでユーザーとの関係が変わるので、あなたのアカウントでも実践してみませんか。
インスタでフォロワーを増やす方法
Instagramでフォロワーを増やすために、今日から「共感を得る」ことに主眼を置いてInstagramを運用してみませんか。まずは、共感を得る投稿やプロフィールとはどういうものなのかを紹介していきます。
インスタで共感を得る投稿・プロフィールとは?
- ユーザーが何を知りたいのかを「正しく」汲んだ投稿
- ブランドの存在意義を伝えて感情を動かすプロフィール
- ユーザーとの距離を縮めるストーリーハイライト
ユーザーが何を知りたいのかを「正しく」汲んだ投稿
Instagramでフォロワーを増やすためには、ユーザーが何を知りたいのかを正しく把握し、それに合った情報を投稿していくことが大切です。
例えば、ある化粧品メーカーが話題の口紅の新色を発売するとします。Instagramでこの情報を見にくる人は、何を知りたいのでしょうか。
多くの人は、「どんな色が発売されるのか」を知りたくて見るでしょう。企業側もそう考えて、新色の口紅の写真を投稿するかもしれません。しかし、見にくる人が本当に知りたいのは、「どんな色があるか」の先にある「自分に似合う色はあるか」「買うか買わないか」「買うなら何色か」を決めるための情報です。つまり、口紅という物について知りたいのではなく、自分がその口紅を塗ったときにどうなのかを知りたいのです。
コスメ系インフルエンサーの人気が高いのは、これが理由です。実際に塗った写真や個人の感想、一度塗り/二度塗り/ティッシュオフの色比較といったリアルな情報を共有しているため、自分に似合うかどうかを検討しやすいのです。
私たちはついつい顕在しているユーザーの目的に合わせて投稿してしまいがちですが、必要なのは、潜在している目的を探し出すことです。そうすれば、多くの人に共感され、フォローされるアカウントに育っていくでしょう。
ここで、具体的な事例を一つ紹介します。
コスメブランド レブロンは、Instagramの公式アカウントで自社商品の紹介をしています。加えて、ストーリーとリールにフォロワーの投稿をリポストし、フォロワーが使ってみた感想や、実際にメイクをしている様子の動画などをシェアしています。一つのアカウントで、公式情報とユーザーのリアルな声の両方をシェアすることに成功しているのです。
とても参考になるアカウントなので、ぜひ見てみてください。
ブランドの存在意義を伝えて感情を動かすプロフィール
企業のWebサイトを見ると、ブランドストーリーが書かれていることがよくあります。ブランドストーリーとは、ブランドがどうやって誕生したのか、何のために存在しているのか(存在意義)などをストーリー仕立てにして紹介しているものです。
上述の通り、人は、感情が動くと行動するといわれています。商品を選ぶときや購入するときにも、機械的に情報を処理して決めるのではなく、何かしらの感情によって選択します。つまり、ブランドストーリーを伝えて感情を動かし、共感を生み出すことで、顧客に選ばれやすくなるのです。
Instagramはスマホの小さな画面で見るアプリなので、Webサイトのようにブランドストーリーを載せるのは難しいかもしれません。しかし、ハイライトを使ってブランドのことや社会的な取り組みについて伝えたり、Webサイトに誘導して読んでもらったりすることはできるでしょう。
ここで、そのような運用方法を実践している事例を一つ紹介します。
ジョンマスターオーガニックは、「オーガニックコスメを通じて、人と地球の未来に貢献すること。」というミッションを掲げています。
プロフィールの自己紹介文の一番上に「地球に敬意を」というスローガンを書き、「#sastainable」というハイライトを設置して、そこから自社の取り組みを紹介するWebサイトに誘導しています。
こちらもとても参考になるアカウントなので、ぜひ参考にしてみてください。
ユーザーとの距離を縮めるストーリーハイライト
Instagramでフォロワーを増やすために、ストーリーを使ってユーザー参加型のコンテンツを作るのもおすすめです。
例えば、ストーリーの質問機能を使って質問を受け付け、ストーリーで回答したり、アンケートを取ってそれに関連する情報を提供したりという方法があります。それをハイライトに残しておけば、フォロワーとブランドの良い関係を見てもらえるうえに、そのアカウントの雰囲気に共感してもらいやすくなるでしょう。
コスメブランドAUBEの事例を紹介します。
AUBEでは、ハイライトにアンケートや質問、ファンミーティングの動画、そして皆でギネスに挑戦した動画などを設置し、共感を生み出しやすい雰囲気作りをしています。投稿ではブランドイメージを保ったまま商品を紹介し、ストーリーハイライトでユーザーとの距離を縮めるという賢い運用方法です。
なおAUBE公式インスタグラムでは、公式ハッシュタグ案を募集してその中から選び、UGCを増やすという施策にも取り組んでいます。様々な点で参考になるアカウントなので、ぜひ見てみてください。
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インスタでフォロワーを増やすテクニック
共感を生み出す投稿が作れるようになったら、テクニックも活用してフォロワーを増やしていきましょう。ここでは、2つのコツを紹介していきます。
- 投稿でフォローを促す
- 投稿を拡散させる
投稿でフォローを促す
Instagramで投稿するときは、ぜひフォロワーに「フォローしてね」と呼びかけましょう。
例えば、カルーセル投稿の最後のページやリールの最後に「フォローはこちらから」と書いたり、キャプションにプロフィールへのリンクを貼ったりして誘導する方法があります。「そんなことをしなくても、フォローしたければするだろう」と思われるかもしれませんが、夢中になって視聴していたら忘れてしまうこともあるものです。
一文入れるだけで機会損失を防げるので、おすすめの方法です。
投稿を拡散させる
投稿を見た人をフォローまで誘導する仕組みを作ったら、その投稿を拡散させる工夫をしましょう。投稿を拡散させるためには、Instagramのアルゴリズムを理解し、それに合わせて投稿していくと早いです。
Instagramの投稿は興味関心が合う人に拡散される仕組みになっているので、いわゆる見込み顧客に投稿がどんどん拡散されていきます。人気投稿が拡散され、そこで人気が出るとさらに広く拡散されていくので、ぜひアルゴリズムをおさえた投稿を作っていきましょう。
Instagramは、興味関心の判断に特に以下のポイントを重要視すると発表しています。
重要視するポイント | |
ユーザーの行動 | どのような投稿に、いいね、コメント、保存をしているかの情報。 |
投稿への反応(エンゲージメント) | ・いいね数 ・投稿してから、ユーザーがいいねやコメント、シェア、保存などの行動をとるまでの時間。(投稿後、早ければ早いほど良い) |
親密度 | 投稿者とフォロワーがどれくらい親しいか。具体的には、DMやコメントでのやり取りの回数など。 |
まとめ
この記事では、Instagramでフォロワーを増やす方法として、共感を得る投稿やプロフィールの作り方を解説しました。ユーザーに共感されるアカウントになるための投稿やプロフィールの作り方として、以下の3つ紹介しています。
- ユーザーが何を知りたいのかを「正しく」汲んだ投稿
- ブランドの存在意義を伝えて感情を動かすプロフィール
- ユーザーとの距離を縮めるストーリーハイライト
Instagramでフォロワーを増やし、企業の売上につなげるために、ぜひ取り入れてみてください。
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