Instagramのアカウントを複数の担当者で共有し、投稿作業を分担したいと思ったことはありませんか。
Instagramで多くの人にリーチするには、できるだけ毎日投稿するのが理想といわれています。しかし他の仕事もしながら一人で毎日コンスタントに投稿していくのは容易ではないため、複数の担当者が交代で投稿することが、運用における一つの課題解決策となるでしょう。
Instagramアカウントを共有するのはとても簡単です。ただし、複数の担当で投稿する場合、目的やターゲットを共有するなど運用方法についての対策が必要不可欠です。
この記事では、Instagramアカウントを共有する方法と、共有によってさらにフォロワーを増やし、リーチを伸ばすコツについて解説していきます。
目次
Instagramアカウントを共有する方法
Instagramアカウントを共有するのは簡単です。既にアカウントを作成済みの場合とこれから作成する場合に分けて、その方法と注意点を確認しておきましょう。
アカウント作成済みの場合
既にアカウントがある場合は、そのログインIDとパスワードを使えば誰でも好きな端末からログインできます。改めて手続きをする必要はありませんので、新しい担当者にそのまま伝えましょう。ただしパスワードを共有することになりますので、個人的なパスワードを設定している場合は事前に変更しておくことをおすすめします。
アカウントをこれから作成する場合
新しくアカウントを作る場合の登録方法は、一般の新規登録と全く同じです。ただし、パスワードを共有することになりますので、専用のパスワードを用意しましょう。
Instagramアカウントの作成方法は、こちらの記事で解説しています。
インスタアカウントの作成方法 フォロワーを最速で増やす登録手順
Instagramアカウントの共有でリーチを伸ばすコツ
Instagramアカウントを共有すると、一人で運用するよりも高い頻度で投稿できるというメリットがあります。一方で、複数の担当者が自由に投稿してしまうと内容に一貫性がなくなり、フォロワーの信頼を失ってしまう可能性もあるため注意が必要です。
Instagramアカウントの共有を機に、より投稿の質を高めてリーチを伸ばしましょう。Instagramアカウントの共有や担当者の追加・変更の際に気をつけたいポイントについて解説していきます。
エンゲージメントの高い既存フォロワーを最優先にする
Instagramにおいて、いいね!やコメント、保存といった投稿に対する反応のことをエンゲージメントといいます。Instagram運用で成功している人は、投稿によく反応してくれるエンゲージメントの高いフォロワーをとても大切にし、よい関係を築いています。
企業でInstagramを運用するのであれば、運用方針や体制の変更は避けられないことかもしれません。その場合に最も重視すべきなのは、エンゲージメントの高いフォロワー、つまり、投稿にいいね!などの反応をしてくれるアクティブなフォロワーを失わないようにすることです。その理由として、大きく次の2つが挙げられるでしょう。
1.自社のファンを減らさないため
これまで長い時間をかけてエンゲージメントを高めてきたフォロワーは、自社のファンであり、顧客に最も近い層です。リーチを伸ばすために運用体制を変更し、その影響で自社のファンを減らしてしまっては本末転倒なので、エンゲージメントの高いフォロワーを減らさないことを最優先に戦略を立てていきましょう。自社のファンは一朝一夕で増えるものではなく、とても大切な存在です。
2.シグナルを減らさないため
シグナルとは、投稿に対してフォロワーがいいね!やコメント、保存などをしたという情報のことをいいます。ある人があなたの投稿にいいね!をすると、それがシグナルとして記録されます。
Instagramは、シグナルが多いアカウント同士を親しいと判断し、親しい人の投稿をフィードに優先的に表示させる仕組みになっています。さらにそのシグナルは発見タブに投稿を表示させるかどうかの判断材料としても使われており、リーチ数に大きな影響を与えています。
これまで頻繁に反応をしてくれていたアクティブなフォロワーが減ると、シグナルも減ります。そしてそれは、発見タブなどで新しいユーザーにリーチする機会を失うかもしれないことを意味するのです。
シグナルを減らさず増やしていくために、エンゲージメントの高いフォロワーを大切にし、さらに増やしていくという運用を組み立てていきましょう。
保存率については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
インスタの保存数を増やしたい!人気投稿を作るコツを解説
Instagram運用の目的を共有する
アカウントを共有する前に、まずはInstagramを運用する目的を担当者全員で確認しましょう。
投稿に一貫性を持たせるためには、同じゴールに向かえるように全員の意思を統一させる必要があります。アカウントの共有によって投稿する人が増えるとどうしても方向性がずれていきやすくなるので、ゴールの共有と意思疎通を大切にしましょう。
ペルソナを設定する
ペルソナの設定は、Instagramの運用において重要な役割を果たすステップの一つです。
ペルソナとは、商品やサービスを利用するお客様の具体的な人物像のことをいいます。典型的なお客様を一人設定して名前や年齢、職業、家族構成、趣味などを具体的に定義し、全ての投稿をその人に向けて作成するようにします。
このようにして投稿することでターゲット像が統一され、投稿の一貫性が保たれます。
トンマナを共有する
ブランディングのため、自社の世界観を伝えるために、Instagramの投稿においてトンマナを重要視している企業も多いでしょう。トンマナとは、トーン&マナーの略です。トーンとは色合いのことをいい、マナーとはそのルールのことをいいます。
Instagramは投稿のサムネイルがプロフィール画面に並ぶ仕組みになっているので、トンマナが守られていない投稿が一つでもあるとプロフィール画面の世界観が崩れてしまいます。
アカウントを共有して担当者を増やす場合は、これまで長い時間をかけて育ててきたInstagramアカウントの世界観を守るために、トンマナを共有して守ってもらうようにしましょう。
まとめ
この記事では、Instagramアカウントの共有について解説しました。
- Instagramアカウントを共有する方法
- Instagramアカウントの共有でリーチを伸ばすコツ
Instagramアカウントを共有して運用担当者を増やすと、投稿の頻度を高められるというメリットがありますが、注意すべき点もいくつかあります。体制を整えて、これを機にさらにリーチを伸ばしていきましょう。
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