Instagramからファンを創る阪急三番街アカウントの運用とは?
〜Moribus Naviを活用したPDCAの回し方〜

お客様情報

会社名 阪急阪神ビルマネジメント株式会社
所在地 〒530-0012 大阪市北区芝田一丁目1番4号 阪急ターミナルビル7階
業種 ビルマネジメントに関する業務全般
プロパティマネジメント業務
(テナントリーシング、テナント運営管理、販売促進業務)
企業URL https://www.hhbm.hankyu-hanshin.co.jp/
施設HP https://www.h-sanbangai.com/
公式Instagram https://www.instagram.com/hankyu_sanbangai_official/

対応者:SC第一(梅田)営業部 販売促進担当 西岡様 石井様
インタビュアー:AIQ株式会社 後藤

後藤:本日は取材のお時間をいただき、ありがとうございます!最初にInstagramをどのような施策の中でご利用しているのか教えてください。

石井様:はい、運営しているInstagramアカウントは大阪梅田にある商業施設「阪急三番街」のアカウントです。
かなり飲食店が多いショッピングセンターでして、飲食の店舗だけで100店舗以上に入店いただいています。そんな中、飲食店舗の情報発信強化のためにはInstagramがグルメとも相性が良く、告知効果が高いのでは?と考えたことがきっかけです。

後藤:アカウントを拝見すると、非常に美味しそうな写真がずらりと並んでいますね!

石井様:ありがとうございます!私も朝の通勤時間に投稿を見て、「今日は冷麺かな〜」とランチに行ったりするような使い方をしています。皆さんにも投稿を見てすぐに足を運んでもらうというような使い方をしていただければ嬉しいな、という思いでやらせていただいています。

後藤:わたしもハイボールと唐揚げの写真とか見て、帰宅時にちょい飲み行きたくなりました(笑)投稿を見てくれたユーザーに足を運んでもらう、商品のことを知ってもらうことがメインの目的だと思いますが、それ以外に意識して運用しているポイントはありますか?

西岡様:ロイヤリティの高いお客様を増やしたいと思っています。
HPやSNS広告とは異なりInstagramは特定のファン層にリーチできるので、ファン層に継続してコミュニケーションを続けることで、もっと阪急三番街に来てくれる人を増やせると思っています。

後藤:ありがとうございます!まさにInstagramの強みが活きる部分ですね。

西岡様:コミュニケーションでは、最近は投稿のタイプを工夫するようになりました。ストーリーズのアンケートやスライダー機能を活用していくことでユーザーとのエンゲージメントが増え、さまざまな面に投稿が表示されやすくなりアカウントの価値も上がったと思います。
またこれまで阪急三番街の投稿を見たことがない人にもアプローチしつつ、普段投稿を見ていただいている人にも楽しんでもらえることを意識しています。

石井様:ユーザーと直接双方向的なコミュニケーションが取れるっていうのもInstagramの武器ですよね。良い反応もあんまり良くない反応もダイレクトに見て、実際に店舗にフィードバックできることから、とても良いツールだなと思っております。

西岡様:阪急三番街では、館内紹介誌をほぼ毎月出しておりまして、その期間に合わせてポスターやホームページで特集のデジタルパンフレット・特設ページを作って店舗の旬な情報を届けています。
しかし館内紹介だと1店舗につき1枚の画像になってしまうので情報量という面でなかなか魅力が伝わりきれてない部分もありますが、Instagramだといろんな見せ方ができるので、店舗もすごく喜んでもらえていると思います。

後藤:非常に素敵なお取り組みですね!Instagramでいろんなことに挑戦されていると思いますが、運用体制はいかがですか?

西岡様:体制としては4名体制です。

石井様:Instagramについてはわたしがメインで運用しておりまして、撮影や企画のお手伝いについてはパートナー企業に、Moribus Naviの活用やInstagramの活用方法についてはAIQさんにご協力いただきながら運用しています。

後藤:ありがとうございます!そんな素敵な取り組みに弊社Moribus Naviをご活用いただいて大変嬉しいです。ちなみに導入前の課題や狙いはどのようなものがありましたでしょうか?

西岡様:実は導入当初に阪急三番街のアカウントはなく、まさに0から作り出そうというフェーズでした。別のショッピングセンターのアカウントでInstagram運用の外部パートナーを探しているときにMoribus Naviの話を伺い、AIを活用した運用の仕組みがすごく印象に残っていました。

その別アカウントでは社内でいろんなことにチャレンジしながら撮影や投稿を作って運用していましたが、とある時期からエンゲージメント(いいねや保存)は増えているが、フォロワーが伸びないという課題が出てまいりました。

なので、阪急三番街のアカウントを正式に作ることになった際は、運用ツールを最大限活用し、課題解決に役立てるぞ!という意気込みがありましたので、すぐに導入を決定しました。

後藤:なんと!そうしましたら本当にアカウントを作るところからだったのですね!

石井様:はい(笑)狙いは見事に的中し、2023年9月時点で2万人以上の方にフォローいただくアカウントに成長させることができました。

後藤:ご評価いただき嬉しいです!先ほど仕組みがすごかったというお話でしたが、Moribus Naviに決めていただいた一番の決め手はどういった点でしょうか?

石井様:阪急三番街については“今日投稿を見て、今日食べに行く“を実現できるといいなと思っていたので、潜在ユーザーから顕在ユーザーの「心を動かす」運用がしっかりできることがポイントでした。Moribus Naviは投稿分析をはじめPDCAサイクルを回す仕組みがすごいと感じ、一番の決め手となりました。

後藤:PDCAのところに着目いただいたのですね!ちなみ期待以上だった点はありますか?

石井様:Instagramのトレンド施策がパッとわかることですね。自社でリサーチして先行事例などを見つけてきてそれを具現化するっていうのはなかなかハードルが高いので。

またそこから出た視点の活用です。一般的なグルメインスタグラマーみたいな人を起用する案がありましたが、具体的にどういう人?を考えるとハードルが高い。AIQさんからよくタグ付けしている人の方が良いのでは?という具体的な提案をいただけるのがものすごくありがたいです。

西岡様:私たちはInstagramだけをやっているわけではなく、さまざまなメディアも活用しながら年間行事の準備・施策を実行しています。本当に日々時間に追われているというような状況の中で『分析』はInstagramに関わらずどうしても後回しになってしまうことが多いんです。

終わった!よかった!ではなく、実際どこかよかったのか課題なのかを見るためのレポートがシステムから出力できること、それに対する具体的な考察をAIQ担当から月次の報告会で提案いただけることが本当にありがたいです。

毎月の報告会の中で、これはAIQ様に聞こう!という質問事項を1ヶ月溜めてたくさんご質問させていただくことで、私たち自身の知見もすごく溜まっている実感があるので、月1回のミーティングはとても楽しみにしています。

さらに何年後のゴールに向けて、まず1年後はこういう状態を目指そうという具体的な目標をもとに、現状どうすべきかのパフォーマンスをMoribusで可視化できるので、現状と仮説、打ち手、評価のPDCAが知見を深めながらどんどん進めていける点が素晴らしいと思います。

後藤:大変よく理解できました!貴社としてInstagramを始めて最も成果が出たなと実感している点はありますでしょうか?

石井様:定量的な面はフォロワーが当初の想定上に伸びた点ですね。(2023年11月時点で2.3万人)
また飲食店の投稿をInstagramに載せて、実際お客様がその投稿を見て来店してくれることも多くなりました。「Instagramからお客様が来てくれた」という話を聞くこともある、やってよかったなと実感しています。

またスタッフさんがメニュー紹介してくれる定番コンテンツがあります。
店舗の中でもあなたの店舗次誰が出るのみたいな話題が出ることもあるようです。

後藤:Moribusを活用してここまで成果が出ると非常に嬉しいです!既に数多くのPDCAを回されたと思いますが、仮説と打ち手がドンピシャだった!という印象深いエピソードとかあれば教えてください!

西岡様:本当にいろいろあるのですが、別のショッピングセンターのアカウントで、フォロワー数を増やすためのプレゼントキャンペーンを実施した際、フォローが商品目的になってしまって離脱が多くなるという事案がありました。
なので、阪急三番街でフォロワー増加キャンペーンを実施する際は、飲食店舗で提供しているお菓子などをプレゼントする形にしてみたところ、お店の魅力をダイレクトに伝えることができたため、離脱率を抑えながらフォロワー数増につなげることができました。

後藤:すごいですね!ここまでMoribusを活用していただいている中で、今後目指したいゴールってどこになりますか?

石井様:ユーザーが求めているものってなんだろうっていう視点からテーマとか店舗を選んでコンテンツを作るっていうことをやっていきたいです。
従来は阪急三番街ランチで◯◯ならこの店みたいな感じで特集を組んでいましたが、もっとユーザーシーンに寄り添ったコンテンツを試してみる。
例えば、梅田って結構ランチ難民って言われるようなランチ時間帯、どこの店も開いてないみたいな行列みたいな状態とかもある中で、知る人ぞ知る阪急三番街の名店はここ!とか健康を気にしているOL向けに健康ランチなら阪急三番街のここ!とか。

その他、阪急三番街の館内で開催しているイベントと連動し、こういうイベントに参加しながら阪急三番街でいろんなグルメを楽しめるから、1日楽しめますよ!とかですね。

物販店舗もあったりサービスもあったりとかいろいろ入っている施設なので、まるっと回遊して1日楽しんでもらいたい、という思いもあるので、施設全体の魅力をお伝えできるといいですね。

西岡様・石井様:もっとMoribusを活用して潜在ニーズやユーザーを発掘しながらInstagramを使ってユーザーとコミュニケーションが取れると嬉しいです!

後藤:非常に素敵なお話、ありがとうございました!

matchencer saas

アイログ編集部
インスタ運用のお役立ちメディア

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