Instagramで話題に上ることが増えた「リール」。発見タブやフィードのおすすめでもよく見かけるようになった、Instagramのショート動画投稿です。
2022年頃から「これからはリールが重要」といわれるようになりましたが、なぜ重要なのか、どうして突然人気が高まったのかと疑問に思っている人も多いでしょう。
そこでこの記事では、リールが注目されるようになった背景を解説し、Instagramがリールをどのように重視しているのか、動画のリーチを伸ばすためにはどういうリールを作ったら良いのかを紹介していきます。
リールのアルゴリズムに沿って作成すれば、Instagramを始めたばかりの人にもリーチを伸ばすチャンスがあります。仕組みを正しく理解して、多くの人に拡散されるリールを作成しましょう。
目次
インスタのリールとは
リールは、Instagramで投稿できるショート動画です。
長さは最大90秒で、Instagramアプリの機能を使って撮影から加工までできる仕組みになっていますが、事前に撮影・編集した動画を投稿することも可能です。肌を綺麗に仕上げたり、背景を変えたりといった加工も簡単で、文字を入れたりBGMを追加したりすることもできます。
Instagramリールが注目されている理由
リール自体は以前からある機能ですが、ここのところ急に話題に上るようになったことが気になっている人も多いのではないでしょうか。まずは、今なぜリールが注目されているのかを理解しておきましょう。
リールはインプレッション数が伸びる傾向があるから
Instagramアプリの一番下に、虫眼鏡のアイコンの「発見タブ」があります。発見タブには色々な人の投稿のサムネイルが表示されていますが、ここに表示されているのはInstagramが選んだおすすめの投稿です。
Instagramを運用している人の多くは、自分の投稿が発見タブに表示されることを目指しています。その理由は、発見タブに表示されるとフォロワー以外の多くの人にリーチするチャンスが増えるからです。
これまでの発見タブは、フォロワーを多く抱えている人の人気投稿が並ぶ場所でした。しかし発見タブにリールが表示されるようになってからは状況が変わり、Instagramを始めて間もない人やフォロワーが少ない人のリールも表示されるようになっています。その影響で、リールを上手に作れば初めての投稿でもたくさんのインプレッション数を獲得できるようになりました。
リールは視聴者に人気があるから
昨今、動画の中でも特にショート動画が好む人が急激に増えています。長尺動画を倍速で視聴する人が増えている今、最大90秒のショート動画であるリールは、視聴者の好みに合う動画といえるのかもしれません。
また、リールはスマホの画面いっぱいに広がるため没入感があり、見ていて飽きないという点も人気の理由の1つとされています。
Instagramの基本は、視聴者が見たいもの、望んでいるものを投稿することです。その観点からも、多くの視聴者が望んでいるリールを積極的に投稿することはこれからさらに重要になるといえるでしょう。
リール投稿でInstagramが重視しているポイント
Instagramリールは視聴者に人気が高く、リーチを伸ばしやすいという特徴があります。とはいえ、ただ動画を撮影して投稿すれば良いというものではありません。リーチを伸ばすためには、Instagram方針に沿った投稿をするのが基本です。ここで、Instagramが重視している4つのポイントを確認しておきましょう。
- リールの楽しさ、面白さ
- 視聴者のエンゲージメント
- 視聴完了
- 動画のクオリティ
リールの楽しさ、面白さ
Instagramは、リールでは「楽しさ」が特に重視されると発表しています。アルゴリズムによってその動画が「楽しかった」「面白かった」と評価されているかどうかを調査し、その評価に基づいて投稿を拡散しているということです。
今日からは「楽しさ」「面白さ」に着目し、投稿する人も視聴する人も楽しめる動画を作っていきましょう。
視聴者のエンゲージメント
エンゲージメントとは、いいね!やコメントなど、投稿を見た人の反応のことをいいます。
Instagramは「大好きな人やものとのつながりを深める」というコンセプトで運用されており、ユーザー同士がコミュニケーションを取ることを大切にしています。いいね!やコメントが多くエンゲージメントが高いアカウントは、フォロワーとコミュニケーションが取れている状態のため、より拡散されやすくなる傾向があります。
さらにInstagramは、リールにおける評価の指標として、いいね!数やコメント数、保存数の他に、リールに表示されている曲名をタップして音源ページに移動した人の数を挙げています。
つまり、リールを作成する際には、ユーザーに「自分もその曲を使って投稿したい」と思ってもらえるBGMを使うのも重要ということです。これまで好みで音楽を選んできた人も、今日からはエンゲージメントを意識して選ぶようにしましょう。
視聴完了
リールには、視聴完了という考え方があります。リールを見た人が、途中で離脱せずに最後まで見たかどうかということを指しています。
現在のところ、インサイトでは視聴完了を確認することができません。しかし、Instagramがリールを評価する指標として挙げている項目なので、ユーザーが途中で離脱せず最後まで見てくれるような動画を作ることを心がけましょう。
動画のクオリティ
リールでは、動画としてのクオリティも大切です。以前いわれていたような「インスタ映え」までは必要はありませんが、Instagramは写真や動画をシェアするSNSであるという基本を忘れず投稿しましょう。
Instagramは、以下に挙げるような動画をおすすめの対象から外すと発表しています。
- 解像度が低いもの
- 透かしが入ったもの
- ミュートになっているもの
- 枠線で囲まれているもの
- 大部分がテキストで覆われているもの
- 政治的な問題を扱ったもの
まとめ
この記事では、Instagramリールで人気動画を作る方法を解説しました。
- インスタのリールとは
- Instagramリールが注目されている理由
- リール投稿でInstagramが重視しているポイント
動画のリーチを伸ばす方法をたくさん紹介しましたが、全ての前提にあるのは、「楽しい動画をオリジナルで作成してほしい」というInstagramの基本方針です。
リールの作り方、Instagramアプリの使い方は以下のページで紹介していますので、ぜひご覧ください。
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