みなさまストーリーズのハッシュタグはどのように付けているでしょうか?現在各企業様の方で運用されているインスタグラムのアカウントにて、ストーリーズを積極的に活用されていると思いますが、同時に「ハッシュタグ」の付け方についても戦略的かつ効果的な方法で付けていくべきです。
今回はストーリーズで抑えておくべきハッシュタグの設計方法、手法についてご紹介します。
1. ストーリーズにハッシュタグをつける意味はあるのか?
まず前提として、ストーリーズを活用している企業は多く存在しますが、ストーリーズの「ハッシュタグ」をつける企業や運用者はそこまで多くはないのが実情です。その理由は単純に付けても効果が出にくいなどといった理由です。
しかし、ハッシュタグ検索された際にストーリーズが上部に表示される可能性はあります。つまりストーリーズにおいてもハッシュタグをつけることで、競合優位性が増すことになります。
ビッグキーワードのハッシュタグで、例えばカフェや観光地名など、多くの投稿が寄せられているものは通常投稿であれば一瞬で流されてしまいますが、ストーリーズであれば競合がハッシュタグを付けていない可能性もあることから、そういったビッグワードで対策することで、充分効果が見込める場合が考えれられます。
2. ストーリーズのハッシュタグをつける際のポイント
独自ハッシュタグを生成し、タグ付けする
ストーリーズは機能の性質上24時間で投稿は閲覧できなくなります。その為、ハッシュタグ流入の対策をしつつ、「認知度をあげる」「ブランディング」の為の独自ハッシュタグ をつける事も有効です。様々な投稿がストーリーズにアップされていますが、傾向としてはハッシュタグはビッグワードよりは各社で展開しているキャンペーンのハッシュタグや、自社商品に関連するハッシュタグが見受けられます。
つけるタグ数はある程度限定する
現在のストーリーズの仕様上、ハッシュタグを10個まで付け足すことは可能ですが、あるデータによると、ハッシュタグを付けすぎず、数を抑えたがハッシュタグ検索の際に表示されやすい、というものが有り、一概に競合がいないために多くのハッシュタグをつけたとしても、インスタグラムSEO上も有効とは呼べないと考えています。
通常のハッシュタグとスタンプハッシュタグを織り交ぜる
ストーリーズでハッシュタグを使用する際、ストーリースタンプ一覧から選択できるハッシュタグスタンプと、通常入力する際に使用するストーリーハッシュタグがあり、機能の面では違いはありませんが、見た目の面では違いがあることは皆さんご承知の通りかと思います。
右のスタンプハッシュタグは一度内容を書いたらそのままになりますが、左の普通入力のハッシュタグの場合は文章と同様に色を変える事ができるため、「隠しハッシュタグ」を用いる事ができます。ストーリー作成画面でハッシュタグの入力後、文字の色を背景と同じ色にすればハッシュタグが見えなくなります。しかし、見えないままでもハッシュタグは有効なので、ハッシュタグ検索で上部に表示される可能性はあります。ビッグワードを狙いたいが、ストーリーの画像内でハッシュタグを表示させたくない場合は、普通入力のハッシュタグを上手く使用してみましょう。
ハッシュタグのデザイン性を高める
自社サイトやLPなどでCTAを配置することと同様に、ストーリーズ内でクリックして欲しいハッシュタグをユーザーが認識し、クリックに導くためには、ユーザーの視線や行動に沿った配置が重要です。ストーリーズでつけたハッシュタグは文字サイズを大きくしたり、向きを変えたりすることができる為、コンテンツの末尾や中心など、色々配置を変更し、形を変えましょう。
事例
●コカコーラ(@cocacola_japan)
ハッシュタグをコンテンツ下部に設置し、コーラにまつわるハッシュタグを作成しています。
ビッグワードでのハッシュタグ流入を狙う場合は、クリエイティブのどこかに隠しハッシュタグを挿入し、クリックして目立たせたいタグは背景とコントラストをつけながら上記の画像のように目立たせるのも手法です。
●ゼクシィ(@zexyrecruit)
リクルートが運営するブライダルメディア「ゼクシィ」のインスタグラム内のストーリーで投稿されたものです。ハッシュタグをゼクシィ独自のものでタグづけしており、デザインのインパクトとブランディングを重視した設計となっています。
●MERY(@mery.jp)
コンテンツ中盤にハッシュタグを表示させています。フォントやカラーが全体のトンマナと合っており、ユーザーにも認知させやすくしています。
●クラシル(@kurashiru)
コンテンツの下部右下に設置されたハッシュタグ。詳細ページへの誘導が目的でありつつ、ハッシュタグ を設置してユーザーの認知を広げています。少し傾きを変えて見やすくしているのもポイントです。
●スターバックス(@starbucks_j)
スターバックスジャパンで制作されたストーリーです。スタンプハッシュタグを利用しており、環境配慮を謳ったハッシュタグを付けて流入効果とブランディングイメージを上げる取り組みを行っています。