皆さんは、インフルエンサーマーケティングにおいて、インフルエンサーをどのような基準で選んでいますか。
以前は、インフルエンサーマーケティングといえば投稿のリーチ数が注目される傾向がありましたが、今は情報を分析し、商品の売上につながるかどうかという視点で選ばれるようになっています。
では、商品の売上につながりやすいインフルエンサーとはどのような人なのでしょうか。この記事では、インフルエンサーとは消費者にとってどんな存在なのか、どういうタイプの人を選ぶと良いのか、今のトレンドはどうなっているのかなど、最新のインフルエンサーマーケティングの傾向について解説していきます。
インフルエンサーマーケティングの進め方
インフルエンサーマーケティングの流れと課題、事例を紹介します。
目次
インフルエンサーマーケティングとは
インフルエンサーマーケティングとは、インフルエンサーに自社商品を使ってもらい、SNSでその商品について紹介してもらう宣伝方法をいいます。本来であれば、もともとその商品を使っているインフルエンサーにPR投稿を依頼するのが理想ですが、多くの場合は企業側から商品を提供し、動画や写真でのSNS投稿を依頼しています。
インフルエンサーマーケティングのターゲット
インフルエンサーマーケティングのターゲット、つまり、PR投稿を見てもらう相手は、主にそのインフルエンサーのフォロワーです。当たり前のことのように思われるかもしれませんが、実はここがとても重要なポイントなのです。なぜかというと、インフルエンサーマーケティングではインフルエンサーに関する情報は比較的簡単に確認できますが、ターゲットであるフォロワーがどういう人々なのかを調査するのは手間がかかるため、大事なことなのに後回しにされやすいからです。
しかし、インフルエンサーマーケティングの目的は投稿を見たフォロワーに商品を購入してもらうことなので、どういうフォロワーを持つインフルエンサーを選ぶかという点に着眼して進めていかなければ成功するのは難しいでしょう。
インフルエンサーマーケティングのターゲットは、フォロワーです。常にそこに視点を置いて進めていきましょう。
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インフルエンサーマーケティングの潮流
インフルエンサーを選定する際、あなたはどのようなことに着目していますか。
インフルエンサーが増え、毎日たくさんの素晴らしいコンテンツが投稿されている今の時代、フォロワーは既に競合アカウントのPR投稿を何度も目にしています。そして、競合アカウントと横並びから抜きん出るために必要なのは「共感」「信頼」であるというのが、今の考え方です。
フォロワーが共感できる投稿
消費者は、投稿の内容に共感しなければ行動を起こしません。
例えば、車を購入するためにディーラーを訪れた際に、営業の人が良かったからこの人から買うことを決めた、あるいは、営業の人の話が腑に落ちなかったから他のディーラーに行くことにした、といった経験はないでしょうか。
前者の人は、会話の中でニーズをつかみ、あなたが知りたいことを十分に説明することができたため、あなたはその話に共感して「買おう」という気持ちになったのでしょう。しかし後者の人はニーズをつかみきれなかったため、あなたはその話に共感できず、買うのをやめてしまったのかもしれません。
人は、それがどんなに良い製品でも、相手の話に共感できなければ買いたい気持ちになれないものです。ましてや、少しスクロールすれば競合アカウントの投稿が目に入るSNSの世界では、共感できる投稿が他にあればフォロワーはすぐに移ってしまうでしょう。
インフルエンサーマーケティングでは、フォロワーが共感できる投稿をしてもらえるかどうかが重要な鍵になるのです。
フォロワーからの信頼
もう一つ大切なのは、フォロワーのインフルエンサーに対する信頼です。
フォロワーからの信頼を失いたくないと考えているインフルエンサーは、商品を過剰に良く見せようとしたり、ネガティブな要素を隠したりすることはせず、情報をできるだけ正直に伝えるようにしています。正直な投稿をしているからこそ、ポジティブな話に信憑性が生まれるのです。
フォロワーがインフルエンサーを信頼していれば、そのフォロワーはインフルエンサーが紹介する商品を無条件に信頼するでしょう。インフルエンサーマーケティングでは、インフルエンサーとフォロワーの信頼関係も重要視されています。
インフルエンサー選びでフォロワー数は重要？
インフルエンサーは、フォロワーの人数によって以下のように分けられています。
- トップインフルエンサー（100万以上）
- ミドルインフルエンサー（10万以上）
- マイクロインフルエンサー（1万以上）
- ナノインフルエンサー（1万未満）
できるだけ多くの人に拡散したいならトップインフルエンサーに依頼するのが良いかもしれませんが、ニッチな情報を提供したいのであれば、フォロワーの人数に関係なくその情報に興味を持つフォロワーをたくさん抱えるインフルエンサーに依頼するのが良いでしょう。また近年は、競合他社が見つけていないナノインフルエンサーをあえて選ぶ企業も増えています。
自社の目的を達成するためには、インフルエンサーに何を求めるのかをまず整理し、それに合わせて選ぶのが良いでしょう。人数よりも、誰に何を伝えたいかが重要です。
まとめ
この記事では、インフルエンサーマーケティングにおけるインフルエンサー選びについて解説しました。
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