全世界のユーザー数は約10億人を超え、今なお成長していると言われるInstagram(インスタグラム)。日本国内でも人気の高いSNSで、近年ではInstagramをマーケティングに活用する企業も増加してきています。
Instagramの企業アカウントを運用し、集客や売上につなげたいと考えているのであれば、人気を集めている企業アカウントの傾向や投稿テクニックを知っておくと参考にできます。
この記事で詳しく解説していきますので、ぜひチェックしてみてください。
目次
Instagramで人気の企業アカウントの傾向
Instagramで人気を集めている企業アカウントには、いくつかの傾向があります。これらの傾向を知ることで、人気の理由を探ることができるでしょう。
投稿の世界観が統一されている
人気の企業アカウントでは、投稿の世界観が統一されていることがほとんどです。
世界観が統一されていれば、キャプションなどを読まなくても、投稿された写真や動画を見るだけで「あのアカウントだ」と気付いてもらうことができ、目に留まりやすくなります。
また、ユーザーは投稿の世界観に惹かれてフォローするケースが多いです。せっかく世界観が好きでフォローしたのに、次の投稿で世界観が変わってしまったら、フォローを外してしまう可能性も。
ローリエプレスが行った調査結果でも、インスタグラムでフォローする基準の1位が「投稿の世界観が好きだから」、インスタグラムでフォローを外す基準の3位が「世界観からずれた投稿やダサイ投稿があった時」となっているなど、Instagramにおいては世界観づくりが非常に重要であることがわかります。
1日1回以上はコンテンツを投稿している
impressが行ったInstagramの企業アカウント17業界961件を対象にした調査によれば、1か月当たりの平均投稿数が最も多かったのは食品・飲料(ブランド)業界で52回、逆に最も少なかったのは外食業界の7.8回という結果となりました。
Instagramのコンテンツ投稿数は業界によってもかなり違いがありますが、企業アカウント961件中のフォロワー数10万人以上のアカウントでは、少ない月でも37.1回投稿を行っているということがわかっています。
60%のユーザーはInstagramを毎日利用しているとされているという調査結果もあるため、1日1回以上は投稿することでユーザーの目に留まりやすくなるでしょう。
毎日の投稿はユーザーにとっての楽しみにもなりやすいため、ファン化にも貢献します。
有益な情報を発信している
Instagramに限らず、現代では膨大な量の情報が日々投稿されています。
類似商品・サービスは既に世の中にある、認知されているものと考え、それでも「うちの商品・サービスであれば、このようにあなたの生活を豊かにできます」と提案すしていく必要があります。
発信した情報にユーザーが魅力を感じてくれれば、いいね・コメント・保存、そしてフォロワーの獲得につながるでしょう。
ユーザーの目を惹く写真・動画を投稿している
Instagramでは投稿の世界観が重要ですが、ひと目で分かるのが写真・動画です。
投稿はハッシュタグ検索画面や発見タブ画面でいくつもの写真が並ぶ中で表示されるため、ユーザーがわざわざタップしてまで「見たい」と思えるようなものにする必要があります。
美しい写真や、思わず見たくなる動画など、ひと目でユーザーの興味を惹けるものにしましょう。
Instagramの企業アカウントの投稿テクニック
ここからは、Instagramで人気の企業アカウントの投稿テクニックについてご紹介していきます。
人気の企業アカウントはさまざまな工夫を行い、ユーザーを飽きさせることなく興味を惹き続けています。どんな投稿をすればいいのかとお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
画像加工
画像加工は、投稿の世界観を統一するために大切なテクニックです。
あらかじめ設定したアカウントのテーマやジャンルに合わせた画像加工の方法・色合いの調整など、ルールを決めることで統一感を出しやすくなります。
たとえば、アカウントのイメージカラーを決め、それに合わせて色合いなども調整すると、プロフィールのページに画像が一覧で表示されたときに投稿の雰囲気が統一され、アカウント自体の世界観を作り出すことが可能です。
業界に合わせた人気の高いコンテンツの発信
業界でトレンドになっている人気の高いコンテンツは、ユーザーの目を惹くことが可能です。
業界によっても人気コンテンツは異なりますが、食品・飲料業界の料理レシピ系メディアでフォロワー数上位1〜4位までのアカウントは動画をメインに発信しています。
ユーザーに人気の傾向を把握したうえでコンテンツを作成することで、より注目を集められる投稿ができるでしょう。
季節に合わせた投稿
トレンドを取り入れながら、季節に合わせた投稿を行うのもおすすめです。
たとえばスターバックス公式では、春夏秋冬など、季節に合ったカラーを取り入れて写真の雰囲気を統一しています。この他にもバレンタイン、ハロウィン、クリスマスなど、イベントに合わせるのもいいでしょう。
ブランドの世界観は保ちつつ、季節などの変化を取り入れることで、飽きさせることなくユーザーの興味を惹き続けることができます。
自社の製品・サービスと季節感を上手く組み合わせることができれば、より魅力的な訴求が行えるはずです。
潜在ニーズへのアプローチ
企業アカウントでいいね数の多い投稿は、ユーザーの潜在ニーズを満たしているという特徴も見られます。
料理レシピの場合であれば、「ヘルシー」「10分以内」などがユーザーが求めている要素と言えます。
「ダイエット中」「痩せたい」と考えている人にとっては「ヘルシー」という言葉が響き、「なるべく短時間で料理を作りたい」「今夜の夕飯は簡単なものがいい」と考えている人には「10分以内」という言葉が響くのは、なんとなく想像できますよね。
潜在ニーズを満たすような文字を入れるという工夫もおすすめです。
写真の並び方を意識する
Instagramプロフィールのページ上にどんなふうに表示されるのか、写真や動画の並び方を意識して投稿すると、見た目は大きく変わります。
Instagramでは写真は正方形に3枚1行で並ぶため、3枚×3枚の合計9枚を1ブロックとして認識しやすくなっていますが、この特徴を生かすことでプロフィールページを統一感ある、魅力的なものにできるのです。
写真の並び方のアイディアはさまざまで、「全体的に色合いを統一する」「3枚ごとに同じテーマで投稿する」「画像を分割して、9枚の画像で1つの画像を作り上げる」などああります。
最適なハッシュタグを設定する
人気を集めるためには、まずは投稿を見てもらわないといけません。そのためには、最適なハッシュタグを選ぶ必要があります。
Instagramでは投稿に30個までタグを付けることができますが、関連がありそうなものを手当り次第付ければいいというわけではなく、「タグ同士の関連性」が非常に重要です。
Instagramでは2019年にロジックが変わり、関連性の低いタグを設定すると、投稿自体の露出が下がり、すべてのハッシュタグが検索上位に表示されにくくなってしまいます。
しかし、関連性はInstagramのアルゴリズムが判断するため、人間が判断することはほとんど不可能です。
そんな中で最適なハッシュタグを設定するためには、プロファイリングAIによる解析に基づいて最適なハッシュタグを提案する「moribus(モリバス)」の活用がおすすめです。
moribusでは、AIによって各ハッシュタグが人気投稿に掲載される確率をABCで判定。
さらに、関連性の低いタグを「!」で表示するため、調べる手間無しに簡単にハッシュタグを設定できます。
その他にも、ハッシュタグの傾向を掴む「UGC分析(指定ハッシュタグ)」や、コンテンツのトレンドを把握する「人気投稿一覧」「人気コンテンツ分析(業種別)」でコンテンツ戦略をサポート。
データ解析・アカウントの分析から、改善策実行のためのアシストまで。Instagram運用でお困りでしたらぜひmoribusの導入をご検討ください。
まとめ
今多くの企業がInstagramアカウントを作成し、マーケティングに有効活用しています。
人気の企業アカウントにはいくつかの共通した特徴があり、その手法や投稿テクニックを知ることで自社アカウントの運用に活かすことが可能です。
ぜひ今回ご紹介した内容を参考に、自社アカウントを魅力的なものへ成長させてみてください。