「インスタ投稿が軌道に乗ってきたけれど、あと一歩伸ばしたい」そんな時は、一度コンセプト設計を見直してみることをおすすめします。
Instagram投稿では、コンセプト設計が非常に重要です。投稿を始めた当初に「なんとなく」コンセプトを決めたまま進めている方も多いかもしれません。しかし、ここでもう一度コンセプトを明確にすることで、ターゲットに合わせた質の高い投稿が可能になります。
この記事では、Instagram投稿の効果をさらに伸ばしたい皆さんに向けて、コンセプト設計の見直し方法とそのコツを紹介します。
目次
Instagramのコンセプト設計とは?
コンセプト設計とは、自社のInstagram投稿における基本的な考え方や方向性を決定することです。明確なコンセプトがあれば、投稿の一貫性が保たれ、担当者間での認識のズレも防げます。
多くの企業アカウントでは、何らかのコンセプトに基づいて投稿を行っていると思います。しかし、現状からさらに成果を伸ばすには、より明確で強固なコンセプト設計が必要です。
Instagram投稿を伸ばすためのコンセプト設計の具体的な方法
まずは、Instagramで「誰に何を伝えたいのか」をもう一度整理してみましょう。ここでは、STP分析というマーケティング手法を活用して、自社アカウントのコンセプトを再構築します。
STP分析とは、セグメンテーション(S)、ターゲティング(T)、ポジショニング(P)を指し、市場での立ち位置を明確にするための分析方法です。次に、STP分析を使った具体的な方法を見ていきましょう。
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S:セグメンテーション
セグメンテーションとは、ターゲット市場をいくつかのグループに分けることを指します。以下の4つの指標を基に分類します。
- 基本情報(年齢、性別、職業など)
- 地理的情報(居住地など)
- 心理的情報(趣味、ライフスタイル、価値観など)
- 行動の情報(購買行動、購買頻度など)
具体例として、女性向けファッションブランドの企業アカウントで考えてみましょう。
指標 | セグメントA | セグメントB |
基本情報 | 働く女性 | 働いていない女性 |
地理的情報 | 都市部 | 都市部〜近郊 |
心理的情報 | 会社で着るファッションを求めている | 普段着として近所で使える洋服を求めている |
行動の情報 | Instagramショップで購入 | Instagramショップで購入 |
T:ターゲティング
次に、自社のターゲット層を絞り込みます。セグメンテーションで作成したセグメントを基に、以下の3つのターゲティング戦略から選択します。
タイプ | 内容 | 対象セグメント |
無差別型 | 市場全体に対して同じ手法でアプローチ | セグメントA+B(全体) |
差別型 | セグメントごとに異なるアプローチ | 1. セグメントA 2. セグメントB |
集中型 | 特定のセグメントに集中してアプローチ | セグメントA または セグメントB |
P:ポジショニング
ターゲットを選定したら、次に市場での自社のポジションを明確にします。競合他社との差別化ポイントを見つけ、自社の強みを活かしたポジショニングを検討します。
例えば、セグメントAをターゲットにした場合、以下のようなポジショニングが考えられます。
項目 | 内容 |
ターゲット | センスが光るカジュアルスタイルを好む働く女性 |
投稿内容 |
|
投稿しない内容 |
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まとめ|Instagram投稿を伸ばすコンセプト設計の見直し
この記事では、Instagramのコンセプト設計の見直し方法を紹介しました。コンセプトを再設計することで、投稿の一貫性が向上し、ターゲットに響く質の高いコンテンツが作れるようになります。
- Instagramコンセプト設計の基本
- STP分析を活用したコンセプト設計の具体的な手法
コンセプトを明確にし、チーム全体で共有することで、Instagram投稿のパフォーマンスをさらに向上させましょう。AIQ株式会社では、Instagram運用のサポートも行っていますので、お気軽にご相談ください。