AIQ株式会社独自のAI分析技術を駆使し、インスタグラム上で集計したハッシュタグの投稿データを可視化し、トレンドとして急上昇したワードを選定・分析した調査レポートを配信しています。
目次
調査内容・結果
2020年6月20日(土)にTBS・円谷プロダクション制作の特撮テレビドラマ「ウルトラマンZ」の放送が開始した事に伴い、「#ウルトラマンZ」のInstagramのハッシュタグ数が、6月22日から23日にかけて約500個ほど増加し、7/6時点で1,642個まで上昇。
投稿属性は20代男性が多く、円谷プロがインスタグラム上での広報活動を行っている事から、訴求したい幅を子供〜大人まで幅広い年齢層を対象にしている事が考えられる。
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データ詳細
調査時期:2020年6月20日〜2020年7月02日
調査対象アカウント数:527件
調査方法:当社独自調査・分析ツール
ハッシュタグ数の推移
6/20の段階で600程のタグ付けがなされており、6月22日から23日にかけて約500個以上タグ数が増加した。増加した要因として、当番組の出演者数名が自身のインスタグラムのアカウント内で番組に関する投稿をこの日辺りに行っており、それがウルトラマンZのファン層以外のユーザーに認知され、ハッシュタグを付けたのではないかと推察される。
図1:各日の投稿数の累計及び推移
写真のもっとも多い投稿時間は夜の10時
最も多くタグ付け+投稿された時間帯は22:00前後となった。20〜30代男性で、多くは仕事の従事しており、帰宅後にインスタグラムに関わる投稿を上げている為と考えられる。
図2:午前0時から午後23時までの1時間毎の投稿数割合
ユーザー属性
投稿しているユーザーの属性は、20代の男性ユーザーからの投稿が4割弱を占める結果になった。#ウルトラマンZの人気投稿を分析すると、ウルトラマン関連のフィギュアを収集しているユーザーや、ウルトラマンZに出演しているタレントのファンによる投稿も多数見受けられる。
図3:男女別の投稿数の割合
都道府県毎の投稿割合
投稿件数は東京、大阪、千葉のユーザーの投稿が多い。東京はウルトラマンの円谷プロが拠点としている地域ということで、ウルトラマンへの愛着も深く、ファンも多いと予想される。
・東京都 60件
・大阪府 16件
・千葉県 15件
・静岡県 11件
・北海道 7件
・兵庫県 6件
関連するハッシュタグ
#ウルトラマンZと関連して他のウルトラマンのキャラクターのハッシュタグも付けられていることがわかった。
#ウルトラマン(120回)
#ウルトラマンゼロ(54回)
#ウルトラマンゼット(39回)
#特撮(22回)
#円谷プロ(21回)
#ウルトラマンレオ(18回)
#ソフビ(14回)
#ウルトラセブン(14回)
#オモ写(14回)
#ウルトラマン好きな人と繋がりたい(11回)
子供だけじゃない、大人たちの間で盛り上がりを見せる「オモ写」とは?
今回の投稿ユーザーの中で、ウルトラマンのアクションフィギュアなどのオモチャを使った写真作品「オモ写」の投稿が増加している。
オモ写とは、フィギュアが生きているかのように撮影した写真を指す。ただし、広い定義としてはアクションフィギュアによらず、様々なオモチャが撮影されている写真もオモ写に含まれるとされている。
近年、大手玩具メーカーが新製品の販売時期にSNSを中心にキャンペーンを兼ねたフォトコンテストを実施したり、有名な俳優やタレント等が自身がもつアクションフィギュアを動かして自ら撮影してインスタグラムに投稿し、反響を呼ぶなど、コンテンツとしての幅が広がっている。
オモチャを購入する目的は子供の遊具としてだけではなく、大人が収集してオモ写するなどの用途も多い。
調査レポートに関する問合せ
AIQ株式会社 担当:大⻄洋平
Email:info@moribus.jp