8/6に全世界で一斉リリースされたインスタグラムの短編動画作成機能「リール」についてご紹介します。ストーリー画面で作成できるリールは、最大15秒までの動画をシェアすることが可能で、投稿はフィードにもストーリーにも連携して投稿されます。
今回はリールについて機能が実装された背景から具体的な投稿手順までをご紹介します。
今がチャンス?リールが実装された背景
リールは中国のバイトダンス社がリリースしている「TikTok」に対抗する形で登場したとされています。米国のトランプ政権は、TikTokを国家安全保障に対する脅威と見なし、TikTokの利用を禁止あるいは米国企業に売却させる動きを見せています。インドではすでにTikTokの使用が禁止されています。
こうしたなか、TikTokの代わりにFacebook社が運営するInstagramでTikTokユーザーを吸い上げ、Instagramでのユーザーのエンゲージメントを確保する動きがあります。
UIや機能もそこまで差異はありません。しかし、リールとTikTokには以下のような違いも見受けられます。
Instagram Reels | Tiktok |
●Instagram内に内包された付随機能 | ●短尺動画のプラットフォーム |
●15秒以内の動画のみ作成可能 | ●1分以内の動画を作成可能 |
●投稿後24時間以内に消える | ●投稿後もTikTok上に残る |
投稿までの使い方やオプションに大きな差はありませんが、コンテンツ自体リールでは24時間後に消えるというストーリーの機能を踏襲しています。また、コンテンツの長さも15秒に限定することで、ユーザーがさらにストレスをなくして数多くのコンテンツを目にする機会を作ります。
リールとストーリーの違いとは?
リールとストーリーの違いについても、抑えておきましょう。リールには、ARエフェクト、動画速度のコントロール、複数のクリップ(各動画をつなぎ合わせる際の一要素)を整列してトランジションをきれいにするオプションなど、編集ツールが用意されています。
また、リールは、ストーリーやフィードにも同時に投稿することもできます。 作成したすべてのリールは、IGTVの投稿と同様に、リールの専用セクションにも表示されます。
ストーリーの詳しい機能についてはこちらの解説記事をご覧ください。
リールの作成手順
Instagramリールには、リールを作成するための2つのオプションがあり、一つは録画ボタンを押し続けて映像をキャプチャするか、或いはカメラロールからビデオ映像をアップロードする方法が用意されています。今回は録画ボタンで撮影した動画をリールに投稿するまでの流れをご説明します。
ステップ1:
画面下部のREELSまでスクロールしてタップ。
ステップ2:
録音の準備にBGMツールを使用します。オーディオをタップして、ライブラリからオーディオを選択し、ビデオに追加します。
続けて速度をタップして動画の再生速度を予め調整します。
続けてエフェクトボタンをタップして特殊効果を適用します。
最後にタイマーをタップして、動画の長さ(1〜15秒まで)を決定します。
ステップ3:
準備ができたら、録画ボタンを押し続けてクリップを録画します。タイマーを設定すると、録音が始まる前にカウントダウンが行われます。
記録中に、記録ボタンをタップしてクリップ(一動画)を終了し、もう一度タップして新しいクリップを開始できます。撮影を一通り終えたら動画調整ボタンが表示されるので、前のクリップのオブジェクトを並べて編集できます。
ステップ4:
録音が終了したら、ステッカー、絵、テキストを追加して画面内のリールを編集できます。
これで完成となります。
動画に満足したら、[次へ]ボタンをタップして[共有]ページにアクセスします。 ここではクリップをすぐに公開したくない場合は、ドラフトとして保存することもできます。
他のリールを視聴する方法
他の企業ではどのようなリールが作られているのか、一般ユーザー内で作成されたリールなどをみてみたい場合、以下の3つの方法で探すことができます。
1.フォローしているアカウントのタブから確認
フォローしている人が作成したリールを確認できます。 リールのアイコンは、すべてのリールの左下の隅に小さく表示されます。 リールは他のInstagramのコンテンツと区別されてます。
2. [探索]タブを使用する
虫眼鏡のアイコンをタップして検索ページに移動すると、画面の上部にリールが表示されます。 視聴する動画をタップし、下にスクロールして他のリールも表示されます。