SNSブランディングとは?成功のコツや企業の活用事例を解説
SNSを、企業のブランディングにもっと効果的に活用しませんか。
SNSを運用するうえで、ブランド戦略を事前に決め、それに則って投稿している企業もあるでしょう。一方で、ブランディングをなんとなく意識しながらも、戦略を決めずに投稿を続けている企業も多いのではないでしょうか。
この記事では、SNS運用でブランディングをしたいと考えているSNS担当者の皆さんに向けて、ブランディングに成功している企業のSNS事例を2つ紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
目次
SNS運用とは
SNS運用とは、企業において、集客や宣伝のためにSNSを利用することをいいます。SNS投稿で情報を発信したり、顧客や見込み顧客とコミュニケーションを図ったりといった使い方が一般的ですが、アンケート調査を行って商品・サービスの質向上に役立てている企業などもあります。
SNS運用には、大きく分けると以下の2種類があります。
- SNSアカウント運用:専用のSNSアカウントを作成し、投稿します。1つの企業で複数のブランドを持っている場合は、ブランドごとにアカウントを作成して運用することもあります。
- SNS広告運用:SNSに有償の広告を出します。SNSアカウント運用と並行して行っている企業も多く、費用対効果が高く出ている成功事例も多数あります。

SNS運用の目的
多くの企業は、次のような目的でSNSを運用しています。
- 自社ブランドや商品の認知拡大
- 顧客・見込み顧客の獲得
- ブランディング
自社ブランドや商品の認知拡大
10代後半-20代を筆頭に、情報収集にSNSを利用する人が増えています。例えば、旅行前に旅先の観光情報や飲食店情報などを調べたい場合、以前であればWeb検索で調べるのが主流でしたが、今はまずSNSで探す人が増えています。
ファッションや化粧品なども同様で、以前は雑誌からファッション情報を得るのが主流でしたが、今はインフルエンサーの投稿を参考にする人が増えています。ブランドや商品の認知拡大に、SNS運用が必要不可欠な時代になっているといえるでしょう。
顧客・見込み顧客の獲得
SNSは、マスメディアと比較して、消費者との接点を多く作ることで顧客獲得につなげやすいという特徴があります。上手に運用してファンを増やし、顧客・見込み顧客の獲得に成功している事例も多数あります。
顧客・見込み顧客を獲得するためには、ターゲットを明確にし、戦略を立ててSNSを運用することが重要です。
ブランディング
ブラディングとは、企業側が持つ自社ブランドの理想像を明確にし、消費者が持つブランドイメージをその理想像に近づけるための活動のことをいいます。
消費者は、自分の好きなようにブランドイメージを持ちます。そのイメージを、企業側が思い描いている理想像に近づけるためには、時間をかけて積み重ねていく必要があります。たとえ1回の広告で理想像に近いイメージを持ってもらったとしても、すぐに忘れられてしまうからです。
多くの企業が、SNSの投稿を続けることでブランドイメージを定着させることを試みています。
SNS運用でのブランディング成功事例
SNS運用でブランディングに成功している企業の事例を見てみましょう。ここでは、2つの事例を紹介します。
- リノベるの事例
- ジョンマスターオーガニックの事例
リノベるの事例
リノベるは、中古マンションのイノベーションサービスを行っている会社です。Instagramを活用して様々なイノベーション事例を紹介しています。

様々な家族構成、様々な広さ、様々なインテリアの物件を動画撮影してリールで投稿することで、「リノベるに依頼すると中古マンションがこんなに素敵になる」「リノベるにオーダーするとこういうイメージの家にできる」「リノベるは色々なインテリアに対応できる」といったイメージが作られています。
リノベるでは、ハイライトも上手に活用しています。

「リノベーション事例」や「お役立ち記事」などをハイライトに置き、見たい情報をいつでも見られるようにしておくことで、ノウハウが豊富で事例をたくさん持っている=信頼できるという印象を持ってもらうことにも成功しています。
ハイライトの使い方は、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひあわせてご覧ください。
▶︎インスタのハイライトとは?作成方法と戦略的に使う方法を解説
ジョンマスターオーガニックの事例
ジョンマスターオーガニックは、オーガニック・ナチュラルな成分を使用したヘアケア、ボディケア用品のブランドです。
ジョンマスターオーガニックでは、以下の企業理念を掲げています。
自ら文化を創り出すリーディングカンパニー
地球にやさしいサステナブルな社会の実現も目指し、日本のこの分野において影響力のあるリーディングカンパニーと成るべく歩んでいく
そして、Instagramストーリーの投稿で、それを体現しています。

「地球に敬意を」「人と地球の未来に貢献する」といったキーワードをストーリーで投稿し、ハイライトの一番左に置くことで、サステナブルな社会の実現に向けた活動をしているということを利用者に印象づけることに成功しています。
なお、ジョンマスターオーガニックのInstagramでは、フィード投稿(カルーセル投稿)、リール、ストーリーを上手に使い分け、それぞれ異なるタイプの投稿をしています。

プロフィールグリッドやハイライトグリッドを使ってブランドイメージを醸成している例は他にもあるので、ぜひ色々なアカウントを調査・研究してみることをおすすめします。
SNS運用でのブランディング成功事例まとめ
この記事では、SNS運用でブランディングに成功している2つの企業の事例を紹介しました。
- SNS運用とは
- SNS運用の目的
- SNS運用でのブランディング成功事例
ブランド戦略をしっかり決めておくと、ブランドイメージを正しく導けるだけでなく、SNS投稿で迷った時の判断材料にできるという効果もあります。SNS運用を商品の売上につなげるためにも、ブランディングを意識した投稿を今日から進めていきませんか。
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