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Instagram APIでデータ活用!運用を加速させる基礎知識と活用事例

Instagram APIでデータ活用!運用を加速させる基礎知識と活用事例

Instagram APIとは?

Instagram APIの基本的な役割と目的

Instagram APIは、外部のアプリやツールから Instagram のデータや機能にアクセスできるようになる仕組みです。このAPIを活用することで、ユーザーの基本的な情報を取得し、ビジネスアカウントの運用効率化やレポーティングの自動化が可能になり、マーケティングやInstagram運用における分析の強力な武器です。

APIが提供するデータや機能には、ユーザー名、プロフィール写真、自己紹介といった「ユーザープロフィール情報」や、画像・動画・テキスト・投稿日などの「投稿データ」、いいね数・コメント数・保存数といった「エンゲージメント情報」の取得、自身や他人のフォロワー数・推移、さらには「ダイレクトメッセージの取得・送信」、リーチ、閲覧、年齢層・地域などの「アカウント分析・インサイトデータの把握」が含まれます。

2024年以降のInstgram APIの仕様を解説

InstagramのAPIは、2020年に不正アクセスやプライバシー問題への対策を強化するため、大きく一新されました。これにより、以前とは取得できる情報や機能が大幅に制限されており、2020年より前に書かれた古い情報には注意が必要です。また、2024年12月4日にInstagram Basic Display APIの個人アカウント向け機能が終了となりました。

現在、APIを利用するには、「プロアカウント(ビジネスアカウント・クリエイターアカウント)」に切り替えることが必須となっています。

利用できる Instagram APIの種類と特徴

今現在利用できるInstagram APIは主に以下の2種類です。(以前はInstagram基本表示API含めて3種類でしたが、2024年12月に提供終了しています。)

  • InstagramグラフAPI(Instagram Graph API)
  • InstagramメッセンジャーAPI(Instagram Messenger API)

それぞれのAPIは用途や機能が明確に異なります。

Instagram APIの種類と特徴

・InstagramグラフAPI

このAPIは、Instagram上のプレゼンスの管理や企業のマーケティングやSaaSツール向けに設計されています。
取得できるデータは、画像、動画、ストーリーズ、他のアカウントの基本情報と指標、メディアなどです。
機能ごとに申請や審査が必要となる場合が多く、本格的なビジネス運用で多く利用されます。

・Instagram メッセンジャーAPI

顧客メッセージの管理のための既存のツールやデータの統合、タスクの自動化が可能です。

メディア・テキスト・ストーリーズなどによるメッセージの受信・返信、自社アカウントやコメントした人へのDMへの返信も可能です。
タスクの自動化により、顧客満足度の向上や円滑なワークフローを実現します。

Instagram APIで「できること」「できないこと」

APIで実現できる主なデータ取得・自動化機能

Instagram APIの機能を活用することで、SNS運用管理、自社サービスへの埋め込み、UGC(ユーザー生成コンテンツ)収集、インサイト分析、人気投稿ランキング化、キャンペーン運用の効率化、マーケティング強化、パフォーマンスの可視化など、さまざまなシーンで活用できます。

APIで実現できる主なデータ取得・自動化機能
  • 自アカウントのプロフィールの情報取得
    アカウントタイプ(ビジネス、クリエイター、個人)、投稿数など
  • 自アカウントの投稿の情報取得
    投稿文、画像/動画URL、投稿時間、いいね数、コメント数など。
  • 他人のアカウントの情報取得
    他人のビジネスアカウントやクリエイターアカウントのフォロワー数、投稿数、投稿文、画像/動画URL、投稿時間、いいね数、コメント数など。
  • 特定のハッシュタグの人気投稿・最新投稿の情報取得
    指定したハッシュタグが付いた人気投稿や24時間以内の投稿情報など。7日間で30個のハッシュタグまでの制限あり。
  • 特定メンションの投稿の情報取得
    自社アカウントへのメンションが付いた投稿情報。
  • 自アカウントからの投稿
    APIを通じて投稿が可能。24時間で25投稿までの制限あり。
  • 受信したDM内容の取得と返信
    相手から送られてきたDMの内容を取得し、返信が可能。
  • 自分の投稿にコメントした人へのDM返信
    自分の投稿(一般投稿、リール、ライブストーリー)にコメントしたユーザーに自動でDMを送ることが可能。

APIで取得・操作できないデータと利用制限事項

Instagram APIには、プライバシー保護の観点から取得可能なデータや操作に厳格な制約が設けられています。不正利用やBot運用を防止するための厳格なガイドラインに基づいており、違反した場合、アカウント停止やAPI利用不可となる可能性があるため、遵守が重要です。

注意すべき「できないこと」は以下の通りです。

APIで取得・操作できないデータと利用制限事項
  • 「誰の行動なのか」の詳細情報取得
    投稿者、コメントした人、いいねした人といった具体的なアカウントIDは原則として取得できません。
  • フォロワー/フォローしている人のリスト取得
    自分のアカウントであっても、フォロワーやフォローしている人のアカウント名をリストとして取得することはできない(フォロワー数のみ取得可能)。
  • コメント内容の取得
    自アカウントの投稿へのコメント数のみ取得できますが、誰がどのようなコメントをしたかというコメント内容は取得できません。
  • いいねした人の特定
    誰がいいねをしたかという情報は取得できません。(いいね数のみ取得可能)
  • 他人の詳細な個人情報取得
    性別や年齢、住所といった個人情報は取得できません。
  • 投稿のロケーションデータ取得
    投稿に紐づけられた場所のデータは取得できません。
  • DMの一斉送信・プロアクティブな送信
    相手から一度メッセージが送られてきた場合にのみAPIで返信が可能です。 任意のユーザーへの新規メッセージ送信はできません。
  • 自動での「いいね」や「フォロー」
    APIを通じて、自動で「いいね」や「フォロー」を行うことはできません。このようなツールは規約違反であり、アカウント停止のリスクがあります。

これらの制限は、不正利用やBot運用を防止するための厳格なガイドラインに基づいており、違反した場合、アカウント停止やAPI利用不可となる可能性があるため、遵守が重要です。

Instagram API取得データを最大限活用できる「Moribus」とは?

AIQのInstagram運用支援ツール「Moribus」は、Instagramの公式APIから取得できるデータを最大限に活用し、AI技術によって企業のInstagram運用をサポートします。「Moribus」の機能についてご紹介します。

AIによる目標達成型の運用計画提案作成/自動投稿スケジューリング

Instagram APIから取得した自社・競合アカウントのデータを基に、投稿頻度や投稿タイプ(フィード、リール、ストーリーズ)、ハッシュタグ活用を含む最適な運用プランをAIが自動で生成。フィード・リール・ストーリーズ等への投稿予約や自動投稿をMoribus上で操作が可能です。

詳細なインサイト分析・レポーティング

リーチ、閲覧、エンゲージメント(いいね、コメント、保存など)、フォロワー推移、投稿別パフォーマンスをリアルタイムで取得し、ExcelやPowerPoint形式のレポートに自動出力可能。分析対象の投稿群から、高反響を得やすい投稿パターンやクリエイティブ要素を抽出。AIが競合・業界のトレンドを解析し、自社アカウントの改善点や勝ちパターンを提案します。

ハッシュタグレコメンド機能

ユーザーの検索動向やGoogle検索データと連携したAI解析により、投稿に最適なハッシュタグを自動選定し拡散効果を向上させます。

UGC(ユーザー生成コンテンツ)の収集・分析

指定ハッシュタグやメンション投稿をAPIで収集し、ユーザー投稿の拡散状況や内容を分析。トレンドの把握やアンバサダー候補者選定、マーケティング施策の改善に活用が可能です。

ペルソナ作成と投稿案提案

AIが仮想ペルソナを作成し、その特性に合わせた投稿企画やコンテンツアイデアを提案する機能により、ターゲットに刺さる投稿作成を支援します。

競合アカウントの動向分析

フォロワー数の増減、エンゲージメント数、人気投稿の傾向などを横断的にモニタリングし、自社の投稿戦略に活かすことが可能です。

AIカット編集による人気投稿表示

情報感度の高いインフルエンサーや業界別の人気投稿を抽出・一覧表示し、トレンドを押さえたコンテンツ制作をサポートします。

単なる分析にとどまらず、戦略立案から投稿作成のサポート、さらには自動投稿までを一気通貫で効率化することで、科学的かつ効果的なInstagram運用の実現を支援しています。
弊社のInstagram運用支援については、Instagram運用支援のページをご確認ください。

不明点ございましたら、随時ご連絡くださいませ。

まとめ

  • Instagram APIは、Instagramのデータや機能を外部アプリから利用するための窓口であり、プロアカウント(ビジネス・クリエイターアカウント)でのみ本格的な活用が可能です。
  • APIはInstagramグラフAPI、InstagramメッセンジャーAPIの2種類があり、それぞれの用途や取得できるデータが異なるため、目的に応じた使い分けが重要です。
  • APIを通じて、投稿・プロフィール情報取得、コメント管理、自動投稿、インサイト分析、DM返信などが可能です。
  • 他人の詳細な個人情報やDMの一斉送信、フォロー・いいねの自動化はできません
  • API活用により、業務効率化、データ分析の強化、UGC収集・活用、顧客対応の自動化、集客力向上、売上アップなど、企業のInstagramマーケティングに大きなメリットが期待できます。

AIQでは、APIを活用し「業務効率化」「データ分析の強化」「UGC収集・活用」「顧客対応の自動化」「集客力向上」「売上アップ」など、企業のInstagramマーケティングに貢献する支援を行っております。instagram運用でお困りごとがありましたら、お気軽にご連絡ください。


弊社のInstagram運用支援については、Instagram運用支援のページをご確認ください

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