【必読】Instagramリーチ数を劇的に伸ばす!企業アカウント成功のカギと戦略

Instagramは、多くの企業が顧客との接点を創出し、ファンを獲得するための強力なマーケティングツールとして活用を強化しています。
しかし、ただ闇雲に投稿を続けるだけでは、意味がありません。投稿がユーザーに「リーチする(届く)」ことで初めてInstagram運用の効果が発揮されます。
本記事では、企業のInstagram運用において特に重要となる指標「リーチ」について、その意味から確認方法、そして飛躍的に増やすための具体的な戦略までを徹底的に解説します。
目次
押さえておきたい「リーチ」のポイント
Instagram投稿で「リーチ」が増えることは、投稿が認知されることはもちろん、アカウントの認知度向上に直結します。
アカウントの認知度が向上すれば、より多くのユーザーに名前を知ってもらい商品や提供しているサービスに興味を持ってもらえる機会が増えて、ビジネスの観点で広告効果を得ることができます。
「リーチ」は、ブランド認識やサービス・商品認識、さらには企業の売上増加へとつながる「最初の一歩」であり、Instagram運用において認知拡大の度合いを担う【最も重要な指標】の一つと考えられています。
リーチとは?届いた人数を示す重要な指標
投稿を見た「ユニークユーザー数」がリーチ数
Instagramにおける「リーチ」とは、「その投稿や広告を見た人の数(ユニークユーザー数)」を意味します。例えば、ある投稿を10人のユーザーが見た場合、その投稿のリーチは10です。この際、同じユーザーが重複して複数回投稿を見たとしても、リーチ数は1のままです。
もともとはマーケティング業界で「広告がどのくらいの人の目に届いたか」を示す指標として使われており、Instagramにおいては、フォロワーや「いいね」の獲得につながるための重要な指標と位置づけられています。
リーチは「いいね」「フォロー」獲得の第一歩
リーチ数が多いことは、「いいね」や「フォロー」の獲得につながります。より多くのユーザーの目に触れる機会が創出され、その中から自社に興味を持ったり共感したりして、フォローしてくれる可能性が増えるためです。
つまり、「リーチ」はユーザーとの関係構築の第一歩となり、最終的にエンゲージメントの増加やフォロー数の拡大、そしてビジネス成長へとつながる重要な入口です。
リーチ・閲覧・エンゲージの違い
Instagramのデータ分析を行う上で、「リーチ」とよく似た指標として「閲覧」や「エンゲージメント」が存在します。
これら3つの指標は似ているようではっきりと違う指標であり、それぞれの違いをしっかりと理解し、適切に使い分けることが非常に重要です。

・閲覧との違い
「閲覧」とは、投稿がユーザーの画面に表示された「表示回数」を指します。
例えば、投稿を見に来てくれたAさんが、同じ投稿を10回表示した場合、その投稿における数字は「リーチが1」「閲覧が10」です。
・エンゲージメントとの違い
「エンゲージメント」とは、「ユーザー投稿に対して起こしたアクションの回数」を意味します。
具体的には、「いいね!」や「コメント」のほか、「保存」や「シェア」「プロフィールクリック」といった、投稿や広告を閲覧した行動よりもさらに一歩踏み込んだ能動的なアクションが含まれます。
ユーザーが投稿に対してアクションを起こすのは、その内容に心を動かされた時であるため、エンゲージメントはユーザーの関心度や熱量を測る重要な指標として重視されます。
Instagram「リーチ数」の確認方法
Instagramのリーチ数は、マーケティング数値管理の指標として毎日こまめに確認しておきたい重要な指標です。
リーチ数を確認するためには、Instagramに搭載されているインサイト機能を利用します。
インサイト機能は、プロアカウントでのみ使用できる機能であり、初期設定の個人アカウントでは利用できません。
リーチ数を確認したい場合には、アカウント種別をプロアカウントに切り替える必要があります。また、ビジネスアカウントでは、リーチだけではなくエンゲージメントや、投稿の保存数やプロフィール閲覧数など、アカウント運用に関するさまざまなデータを確認できるため、運用のPDCAサイクルを回しやすくなります。
リーチ数の確認方法
Instagramのリーチ数を確認する手順は、以下の通りです。
1. 各投稿のリーチ数を確認する場合
各投稿のリーチ数を確認する場合は、個別の投稿画像の下にある「インサイトを見る」ボタンをタップします。インサイト画面が表示され、その中に「リーチしたアカウント数」が表示されます。リーチ数は、その投稿を1回以上閲覧したユニークユーザー数を示します。複数回見たユーザーも1カウントです。
ストーリーズのリーチを確認したい場合は、投稿したストーリーズを開いて画面を上にスワイプするか、画面上部に出る目のアイコンをタップします。
リールのリーチもフィードと同様に、投稿下部の「インサイトをみる」をタップすることで確認できます。
2. アカウント全体のリーチ数を確認する場合
プロフィール画面に表示されている「プロフェッショナルダッシュボード」をタップします。
「閲覧数」欄をタップすると、「リーチしたアカウント」が表示されます。また日付を変更することで、過去7日間、30日間の日別リーチ数などの詳細を確認できます。
この画面では、指定した期間のアカウント全体のリーチ数の他、閲覧数のフォロワーとフォロワー外の割合、プロフィールへのアクセスや外部リンクのタップ数などが確認できます。
リーチしたアカウントのユーザー情報として、上位の都市、上位の国、性別、年齢層なども確認できるため、コンテンツがターゲット層に届いているかを把握し、戦略を練るのに役立ちます。
リーチ数「0」と表示される場合の原因と対処法
リーチ数が「0」と表示され、インサイトの詳細が見られないケースがあります。
その場合、以下の要因が考えられます。

- 投稿から一定時間が経過していない
投稿してすぐの場合、データが反映されていない可能性が高いです。少し時間をおいてから再度確認しましょう。 - フォロワー数が100人以下である
Instagramの仕様上、フォロワー数が少ない(100人未満)のアカウントでは詳細なインサイトやリーチ数の表示が制限されることがあります。 - 不適切な投稿と認識されている
性的な内容やヘイトスピーチ、いじめや暴力につながる偽情報などは不適切と判断される可能性があります。Instagramのガイドラインに目を通しておきましょう。 - インスタアプリまたはスマホの不具合
アプリやデバイスの一時的な不具合でインサイト機能が使えないこともあります。アプリのアップデート、キャッシュの削除、ログインのし直しなどで改善する場合があります。
Instagram運用でリーチ数が伸びない原因
Instagramのリーチ数が伸びないのには、必ず原因があります。その原因を理解し、改善や対策を行うことが、リーチ数を増やすために重要です。
主な原因としては、以下の点が挙げられます。

1.投稿頻度が低い
投稿数が少なければユーザーに表示される機会が減少するため、リーチ増加には一定の投稿頻度が必要です。
2.有益なコンテンツとなっていない
投稿がユーザーの関心・興味を引けない場合、エンゲージメントが低くなり、アルゴリズムでの評価が下がってしまいます。特にオリジナリティや価値提供、ユーザー参加型の内容が重要視されています。
3.ハッシュタグが活用できていない
インスタグラムのハッシュタグは、投稿を検索しやすくするためのラベルのようなものです。これにより、フォロワー以外の人にも投稿を見てもらいやすくなります。投稿の内容と関連性の低いハッシュタグや、競合率の高いハッシュタグのみの使用は、投稿の埋没につながります。
4.投稿時間が真夜中
見ている人が少ない時間帯に投稿すれば、リーチは伸びません。
5.フォロワーが少ない
フォロワーが少ない分、コンテンツの届く範囲も狭くなってしまいます。とはいえ、フォロワーが少なくて伸び悩むのは、運用初期にはよくあることです。あまり気にせず、良質なコンテンツ制作と認知拡大に力をいれましょう。
6.宣伝効果が足りていない
他ユーザーとのコラボレーション投稿、広告、キャンペーン、他SNSとの連携など認知拡大施策を行わなければ、新規リーチは伸びにくいです。
7.アルゴリズム変更の影響
突然リーチ数が急減した場合、Instagram側のアルゴリズムの変更が影響している可能性があります。
リーチ数を増やす9つの具体的方法
リーチ数を増やすことは、Instagramマーケティングにおいて非常に重要です。
ポイントを押さえることで、リーチ数は着実に増やせます。

1. 投稿頻度を増やす
投稿数が多いほど、多くのユーザーの目に触れるチャンスは増え、結果としてリーチ数の向上につながります。ただし、業種や業界、アカウントの目的やフォロワーの特性によって最適な投稿頻度は異なります。以下のポイントに注意しながらアカウント毎に分析を進めつつ、投稿頻度を調整するのが効果的です。
- フィード・リール投稿は2〜3日に1回が一般的な目安
- ストーリーズは1日1回以上の投稿が推奨されている
2. 最適な投稿時間を選ぶ
時間帯によってInstagramを利用しているユーザーの数が大きく異なるため、多くのユーザーがアクティブな時間帯に投稿することをおすすめします。
インサイト機能の「合計フォロワー」から、自社アカウントのフォロワーが「最もアクティブな時間」を曜日別に確認できます。これを参考に投稿時間を調整しましょう。
一般的にInstagramのユーザーが多いとされる時間帯は、以下の通りです。
- 通勤・通学時間帯:7時~8時
- ランチタイム:12時~13時
- ゴールデンタイム:20時~22時
中でも21時台が最も利用率が高い傾向にあります。
3. ハッシュタグの活用
ハッシュタグ(#)は投稿を拡散し、リーチ数を伸ばす上で効果的な手段です。
ハッシュタグは、興味のある投稿を探すためによく利用されます。ハッシュタグを活用する際は、数多く付ければ良いというわけではありません。
以下のポイントを意識しましょう。
- 投稿に関連性がある
投稿内容に適したハッシュタグを選ぶことで、自社アカウントのターゲット層に見つけてもらいやすくなります。 - ターゲットを絞る
ターゲットの属性や興味、関心を研究し、刺さるハッシュタグを付けるのが効果的です。 - ニッチなタグを組み合わせる
人気のジャンルでは投稿が埋没しやすいため、「#カフェ」だけでなく「#東京カフェ」「#おしゃれカフェ」のようにニッチなハッシュタグを組み合わせることも有効です。
ハッシュタグは1投稿に最大30個まで設定可能ですが、5個〜15個程度が適切と考えられています。 - オリジナルハッシュタグの作成
ブランドや商品に関連するオリジナルハッシュタグを作成し、積極的に使用することで、ハッシュタグ検索からの露出増加、リーチ数向上につながります。
4. フォロワーを増やす
フォロワーが増えることで、投稿が拡散される機会も増え、新規ユーザーにもリーチしやすくなります。
具体的な方法には、以下のようなものがあります。
- プロフィールの充実化
アイコン画像やプロフィール文にこだわり、ユーザーがフォローしたくなるような魅力的なアカウントに見せる。 - フォロワーとの交流
コメントにこまめに返信したり、インスタライブを配信したりすることで、親近感を持ってもらい、より密な関係を築く。 - 共感してもらいやすい投稿を増やす
質の高いデザインや写真にこだわった投稿で、「いいね」や「シェア」したくなるようなコンテンツを提供する。
5. ストーリーズでリポスト
フィード投稿を行った際は、ストーリーズのリポスト機能を活用して、フォロワーに新着投稿の存在を周知しましょう。
フィード投稿は、フォローしているユーザー数が多いと埋もれやすいため、フォロワーに見てもらえていない可能性があります。
一方で、ストーリーズは手軽に見られて埋もれにくいという特徴があり、投稿をシェアする場としても効果的です。
最近では、フィード投稿よりもストーリーズだけをサッとチェックするユーザーも増えています。
6. リールの活用
短尺の縦動画を連続的に閲覧できるユーザー体験により、フォロー外のユーザーにもリーチしやすく、アカウント全体の認知度向上に大きく貢献します。
リールは「初動3秒間の視聴維持率」や「シェア・いいね数」といったエンゲージメント指標の影響が大きく、質の高いオリジナル動画制作が求められます。
投稿頻度の見直しと連動し、リールを活用した動画コンテンツを定期的に配信することで、より多くの新規ユーザーを取り込み、リーチ数を大きく伸ばすことが期待できます。
7. ユーザーとのコミュニケーション
ユーザーとの「いいね」や「コメント」「DM」のやり取りの頻度が高いほど、相手のフィードに投稿が表示されやすくなり、エンゲージメント率が高まります。
ユーザーとの交流を増やすことで、共感が得られやすくなり、投稿の拡散も期待できます。
また、アンケート機能などを活用した積極的なコミュニケーションは、企業の堅いイメージを和らげ、ユーザーがブランドのファンになる可能性を高めます。
8. Instagram広告
Instagram広告は、フィード投稿・ストーリーズ・リールといった各投稿の合間に表示され、オーガニック投稿とほとんど同じフォーマットで配信されるため、広告色が薄いという特徴があります。
そのためユーザーは警戒心を持ちにくく、まだリーチできていない層へ効率的にアプローチすることが可能です。
予算がある場合は、リーチ拡大の強力なツールとして検討する価値があります。
9. キャンペーンの活用
Instagramキャンペーンは、ユーザー参加型の認知拡大に効果的です。特にハッシュタグキャンペーンでは、オリジナルタグを使い投稿を促すことで自然な拡散が期待できます。プレゼントや特典も参加を後押しし、リーチ増加につながります。
また、ユーザーが投稿するUGC(ユーザー生成コンテンツ)も増えるため、ブランドへの信頼や認知が高まります。
集まったUGCは企業アカウントでリポストやストーリーズ共有を行う、自社ECサイトにお客さまの声として掲載する、UGCの中から影響力の高い方を見つけてアンバサダーとして起用するなど、さらなる拡散や関係強化を図りましょう。
キャンペーンは拡散だけでなく、UGC創出と活用の両面を意識した戦略が重要です。
リーチ数の目標数値はフォロワー数の10〜20%が目安
Instagramのリーチ数の目安は、一般的にフォロワー数の10%〜20%程度とされています。フォロワー数が1万人のアカウントであれば、1,000人〜2,000人にリーチできていれば良好な状態だと考えられます。
目安の数値はジャンル・規模によって異なる
ただし、この数値はあくまで一般的な目安であり、実際のリーチ数は、ジャンルや投稿内容、アカウントの規模によって大きく異なります。
例えば、ファッション系や美容系のアカウントは、他のジャンルよりもリーチ数が伸びやすい傾向にあると言われています。
そのため、他アカウントと単純に比較するのではなく、自社アカウントの過去のリーチ数と現在のリーチ数を比較し、継続的に数値が伸びているか、あるいは改善傾向にあるかをチェックすることが重要です。
リーチを伸ばす鍵は過去の投稿分析がヒントに
リーチ数が伸び悩んでいる場合、なぜ伸びなかったのかを分析することを怠っていることが原因かもしれません。

高リーチ・低リーチ投稿の違いを見抜く
インサイト機能を使ってリーチ数が高かった投稿と、反対に低かった投稿を分析しましょう。
それぞれの投稿について、以下のような点をチェックします。
- 投稿時間帯
- ハッシュタグの種類と数
- 投稿画像・動画のクオリティ
- キャプション(文章)の内容や長さ
ユーザーに「刺さったポイント」発見
リーチ数が高かった投稿を分析することで、「ユーザーがどのような情報を求めていたのか」「視覚的に何が響いたのか」「どのような表現が効果的だったのか」といったユーザーに刺さったポイントを発見できます。
たとえば、特定のデザインや写真のスタイル、文章のトーン、インスタライブなどの形式が、フォロワーを増やす活動につながったかもしれません。
低リーチ投稿の見直し
リーチ数が低かった投稿については、その原因を特定し、改善策を講じましょう。
たとえば、文章が少なすぎる場合は、反応したくなるようなテキストを追加したり、写真のクオリティが低い場合は、高品質な写真が撮影できるよう工夫したりすることが考えられます。
Instagram「リーチ」のまとめ
リーチを増やしていくことは、Instagram運用の成果を最大化し、ビジネス成長を加速させるための基盤です。
本記事でご紹介した方法を参考に、リーチ数を増やしていきましょう。
- Instagramの「リーチ」とは、投稿や広告を目にした「実人数」(ユニークユーザー数)を指す、認知度を測る最重要指標。
- 「リーチ」が実人数を表すのに対し、「閲覧」は表示された延べ回数、「エンゲージメント」はユーザーが起こしたアクション数。
- Instagramのリーチ数は、ビジネスアカウントまたはクリエイターアカウントで利用できる「インサイト機能」から確認。
- リーチを増やすためには、投稿頻度の向上、最適な投稿時間の意識、戦略的なハッシュタグ活用、フォロワーとの積極的なコミュニケーション、リールやストーリーズの活用、キャンペーンの実施、UGC(ユーザー生成コンテンツ)の活用、過去投稿の徹底的な分析が効果的。
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