SNSマーケティングの参考事例を解説:複数SNSの使い分けのポイント
SNSマーケティングは、多くの企業が取り入れて成功しているマーケティング手段です。SNSはビジネスでもプライベートでもコミュニケーションに使われており、現代の生活になくてはならない存在になりました。そして多くの人が、目的や用途によって複数のSNSを使い分けています。
そこでこの記事では、SNSマーケティングで複数のSNSを使い分けている事例を紹介していきます。既に複数のSNSを運用している人も、これからSNSの種類を増やそうと思っている人も、ぜひ今後の運用の参考にしてください。
目次
SNSマーケティングとは
SNSマーケティングとは、InstagramやTwitterなどのSNSを使って行うマーケティングのことをいいます。具体的には、SNSで商品の宣伝をしたり、SNS広告を出したりしてブランドや商品の認知を拡大し、ファンを増やして売上につなげていくものです。
SNSの利用者は、年々増えています。特に30代以下の世代では情報収集の手段としてSNSを使う人が多いことから、近年はマーケティングにおいて非常に重要なツールとして位置付けられています。
SNSの使い分け
消費者は、複数のSNSを使い分けています。
例えば、知人・友人との日常的な会話にはLINEやInstagramのDM、仕事関係者同士のやり取りにはMessengerという使い方をしている人も多いのではないでしょうか。多くの人は、SNSを絞ることをせず、目的や相手に合わせて選んで利用しています。
SNSにはそれぞれ特徴があります。自社のSNSマーケティングにどのツールを使えば良いか迷ったら、以下の表の内容を一つの目安にするのもおすすめです。
SNS | 特徴 |
写真・ショート動画のシェアに強みがある利用者の年代は20代が最も多いDM(ダイレクトメッセージ)が個人間の日常的なやり取りに利用されている | |
YouTube | 動画のシェアに圧倒的な強みがある幅広い目的で、幅広いジャンルの動画が投稿されており、幅広い層に視聴されている |
短いテキストの投稿やコミュニケーションに強みがあるリツイートによって、拡散させる力がある | |
TikTok | ショート動画のシェアに強みがある利用者の年代は10代後半が最も多い |
LINE | 個人同士の日常的なやり取りに利用されている公式アカウントなどを使ってBtoCビジネスに利用されている |
SNSはそれぞれに強みを持っているので、上手に利用して自社のSNSマーケティングに取り入れましょう。
SNSマーケティングで複数のSNSを運用している事例
SNSマーケティングを行っている企業の中には、InstagramのみやTwitterのみなど一つのSNSを運用している企業もあれば、複数のSNSやブログなどを併用している企業もあります。中には、現在一つのSNSのみを運用しているけれど、他のSNSやブログにも挑戦したいと考えている企業もあるでしょう。
そこで、複数のSNSを運用している企業の事例を紹介します。
シャトレーゼの事例

シャトレーゼは、Twitterの活用に成功したことで知られている企業の一つです。2023年5月現在、フォロワーの数は60万人を超えています。
主に、以下の2つを投稿しています。
- テキストと写真の組み合わせによる商品紹介
- 自社商品に関する消費者のツイートのリツイート
UGC(User Generated Contents=ユーザー生成コンテンツ)を上手に取り入れ、消費者から自然発生して作られた投稿を活かして情報をシェアしています。
シャトレーゼは、Instagramも運用しています。

Twitterは1日に数回の頻度で更新し、Instagramは頻度を落としてじっくり作り込んで更新。同じ商品の投稿でも異なる写真を使用して、SNSの使い分けをしています。
リノベるの事例
中古マンションリノベーションのリノベるも、InstagramとTwitterを運用しています。リノベるの2つの投稿の事例を見てみましょう。
事例1:InstagramリールとTwitterで紹介している事例

Instagram:リールで家全体の映像を見せて雰囲気を伝える
Twitter:どういう構造の物件なのかをテキストで説明し、詳細はWebサイトに誘導する
事例2:Instagramフィード投稿とTwitterで紹介している事例

Instagram:室内の写真を8枚載せて1枚ずつ解説
Twitter:全容を短いテキストで説明し、詳細はWebサイトに誘導する
リノベるでは、InstagramとTwitterそれぞれの利用者の求めているものに合わせ、Instagramではじっくり見せる、Twitterでは簡潔に要点だけを伝えるという使い分けをしています。
SNSマーケティングで複数のSNSを運用する具体的な方法
複数のSNSを運用する方法は、大きく分けて2つあります。
- SNSごとに異なるコンテンツを作成する
- 複数のSNSで同じコンテンツを流用する
SNSごと異なるコンテンツを作成する
今回紹介したシャトレーゼとリノベるは、InstagramとTwitterそれぞれに合わせて異なるコンテンツを作成しています。Instagramは写真や動画がメインのSNS、TwitterはテキストがメインのSNSなので、このように投稿を分ける例が多く見られます。
複数のSNSで同じコンテンツを流用する
同じコンテンツを複数のSNSで流用するという方法もあります。例えば、ショート動画を1本作成し、InstagramとTikTokで同じものを投稿している事例を見たことがある人も多いでしょう。
ただし、その場合には注意点もあります。例えば、Instagramアプリで作ったリール動画をTikTokで投稿しようとすると、Instagramからダウンロードする際にInstagramのアイコンが入ってしまいます。

同じ動画を複数のSNSで投稿する場合は、他の動画作成アプリなどで編集するのがおすすめです。
SNSマーケティングの参考事例まとめ
この記事では、複数のSNSを使い分けている企業の参考事例を紹介しました。
- SNSマーケティングとは
- SNSマーケティングで複数のSNSを運用している事例
- SNSマーケティングで複数のSNSを運用する具体的な方法
それぞれのSNSの特徴を活かすことで、より効果的なマーケティングができるようになります。ぜひ、今後のマーケティング戦略の参考にしてみてください。
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