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Instagram企業アカウント運用の注意点とNGポイント徹底解説

インスタグラムの企業アカウント運用の注意点・陥りがちなNG点を解説!

「Instagramマーケティングを行いたい!」そう思ってInstagramの企業アカウントを開設したものの、当初思い描いていたような運用ができないとお悩みの方も少なくないようです。

日本国内の月間アクティブユーザー数は約3,300人と、日本人の4人に1人が利用している計算になるInstagramを使えば効果の高いマーケティングが行える一方、施策を成功に導くのは簡単なことではありません。

Instagramの企業アカウントを運用する際には、いくつかの注意点があります。この記事では、注意点と、陥りがちなNGポイントについて詳しく解説していきます。

Instagramの企業アカウントの運用をこれから始めようと考えている方はもちろん、すでに運用を始めている方もぜひ記事を参考にしてみてください。

Instagramの企業アカウント運用の注意点

Instagramの企業アカウント運用の注意点

月間アクティブユーザー数が年々増加し続けているInstagramは企業が製品やサービスをアピールできる場所として人気を集めていますが、その他にも「購買につながりやすい」という特徴があります。

日本のInstagram利用者のうちの80%は製品やサービスを買うかどうか決めるためにInstagramを訪れていると言われており、ハッシュタグ検索などを使って気になるワードを検索し、情報収集して購入の決め手にしているのです。

Instagramを効果的に運用できれば、大きな成果をあげることができるでしょう。ここからは、Instagramの企業アカウント運用の際に気をつけたい注意点について詳しく解説します。

Instagramと相性の良い製品・サービスか

これから新たにInstagramの企業アカウントを開設しようと考えているのであればまずは、相性を考えてみましょう。

Instagramは写真や動画によって、ユーザー視覚的に訴えかけることができるのが特徴のSNSです。

そのため、美容・コスメ・ファッション・インテリア・グルメなど、写真や動画で製品やサービスについての魅力をアピールできる企業と相性が非常に良いと言えます。

また、Instagramの企業アカウントは定期的にコンテンツを配信し続ける必要があります。コンテンツ制作のための写真や動画も継続的に用意していく必要があるため、ある程度事前に計画しておくといいでしょう。

アカウント設定はしっかりと

Instagramとの相性が問題ないようであれば、次はアカウントの設定を行いましょう。Instagramは無料で利用でき、企業アカウントの開設も簡単にできますが、開設時には気をつけておきたいポイントもいくつかあります。

ユーザー名・プロフィール文を何度も変更しない

ユーザー名は自由に変更できますが、短い期間で何度も変更すると変更不可になることがあります。正式にユーザー名・プロフィール文が決まってから設定するといいでしょう。

アカウントの準備期間は個人アカウントで

Instagramのアカウントを開設する時は、まず個人アカウントを作り、それを「プロアカウント」と呼ばれる企業用のアカウントに切り替える必要があります。

プロアカウントは非公開設定ができないため、準備中は個人アカウントのまま利用し、準備ができたら切り替えを行いましょう。

2段階認証の設定

悪意ある第三者にアカウントを乗っ取られるケースも見られるため、必ず2段階認証を設定しセキュリティを高めておきましょう。

年齢制限の設定

自社で取り扱っている商品がお酒など、年齢制限がある製品である場合は年齢制限を設けておきましょう。

運用の目的を設定する

企業アカウント運用の際には、必ず目的とKPIの設定を行いましょう。企業がInstagramを利用する目的としては、下記が挙げられます。

  • 認知拡大
  • ブランディング
  • 購入に繋がる集客

自社の認知度が低い場合には認知拡大から、すでにたくさんの人に認知されている場合にはブランディングを行うなど、現状に合わせてKPI・目的を設定するといいでしょう。

下記ではInstagram運用におけるKPI設定方法やPDCAの回し方について詳しく解説していますので、こちらもぜひ参考にしてみてください。

Instagram運用を効率的に!KPI設定方法・PDCAの回し方を詳しく解説

Instagramの企業アカウント運用で陥りがちなNGポイント

Instagramの企業アカウント運用で陥りがちなNGポイント

Instagramの企業アカウントの運用では、陥りがちなNG点も存在します。それに気づかないまま運用を続けると「コストや手間はかかるのに結果が出ない」という状況になってしまうことも。

しっかりと成果につなげられるInstagram運用を行っていくためにも、これからご紹介するポイントに注意してみてください。

フォロワー数の増加にばかり力を注いでしまっている

Instagramを運用する上のKPIとして「フォロワー数の増加」を設定するケースが最も多いのではないでしょうか。もちろん、フォロワー数も重要ですが、単にフォロワー数を増やすだけでは製品の購買など、望んだコンバージョンへ導くことはできません。

ユーザーは「投稿の世界観が好き」「製品・サービスに興味がある」など、投稿を見て魅力的だと思ったアカウントをフォローします。

フォローの他に、いいね・コメント・保存などのリアクションがあり、これらを引き出すためにはユーザーの興味関心を惹くコンテンツを作成するなどして、ユーザーとの距離を縮めることが大切です。

フォロワーにターゲット層が含まれていない

フォロワー数は増えたのにコンバージョンにつながらないという悩みを抱えている場合、ターゲット層がずれている可能性があります。そんな時は、「フォロワーにターゲット層が含まれているかどうか」をチェックしましょう。

Instagram公式の分析機能「インサイト」を使えば、フォロワーの年齢層・性別・地域など分析することができます。

極端な例ですが、20代女性をターゲットにした商品なのに、30代男性のフォロワーばかりでは購買につなげることは困難です。フォロワーとターゲット層にずれがあった場合は、投稿を改善する必要があります。

また、Instagram分析ツールを使えば、インサイトよりもさらに細かな分析が可能です。AIQが提供する「AISIGHT」では特許取得のプロファイリングAIの分析によって、フォロワーの趣味嗜好軸まで見える化することができます。

フォロワーにターゲット層が含まれていない

フォロワーの趣味嗜好軸とアカウントのコンセプトが合っているかどうかをチェックできるため、コンテンツ制作や施策の立案に幅広く役立てることが可能です。

関連性の低いハッシュタグの使用

Instagramでは、関連性の低いハッシュタグを使用すると、上位表示されにくくなります。

これはInstagramのロジックが2019年に変化し、タグ同士の関連性が重要視されるようになったためです。

Instagramでは30個のタグを付けられますが、その中にたった1つでも関連性の低いハッシュタグが混じっていると、他のすべてのハッシュタグがハッシュタグ検索画面で上位表示されにくくなってしまいます。

この関連性はInstagram側のアルゴリズムによって決められているため人間が判断するのは困難ですが、AIQの「AISIGHT」を使えば関連するハッシュタグを自動で選び出すことが可能です。

関連性の低いハッシュタグの使用

上記の画像のようにハッシュタグをA〜Dでランク付けし、人気投稿への掲載確立を可視化しているため、ハッシュタグ選びが簡単に行えます。

「タグる」、つまりSNS検索によって情報収集し、欲しい商品や好きなものを見つけたり、購買のための比較検討を行ったりすることが当たり前となっているユーザーに効果的にアピールするためには、ハッシュタグが非常に重要です。

どんなに質の高いコンテンツを制作しても、それがターゲットに届かなければ意味がないため、情報を届けられる最適なハッシュタグを設定しましょう。

まとめ

Instagramの企業アカウント運用は、SNSの利用者が増加している現代では欠かすことができない企業のマーケティング戦略の一つです。

Instagramではフォロワー数も大切ですが、数だけではなくフォロワーのファン度、ブランドへの好意や興味が重要です。

また、Instagram運用を続けても、フォロワーにターゲット層が含まれていない場合はなかなか望んだコンバージョンにつながらないことがあるため注意しましょう。

ハッシュタグはInstagram運用の中でも非常に重要なものの一つであるため、狙ったターゲットに情報を届けられるよう、関連性を重視したタグ選びを行いましょう。

注意点や陥りがちなNGポイントに気をつけつつ運用を行うことでユーザーとのタッチポイントを増やし、認知拡大やブランディング、売上げアップなどさまざまな結果につなげることができるはずです。ぜひ、売上につながる企業アカウントを作り上げてみてください。

アイログ編集部
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