Instagramハイライトを上手に使っていますか。
ハイライトは、企業のマーケティングやブランディングに活用できるInstagramの機能です。例えば、Instagramを運用していて次のような課題がある人は、ぜひハイライトを積極的に活用しましょう。
「自分や自社について詳しく紹介したい」
「サービス内容をまとめて紹介したい」
「ECサイトや記事サイトなど複数サイトへのリンクを一覧で紹介したい」
この記事では、Instagramハイライトの戦略的な使い方や、ハイライトを活用した企業事例を紹介していきます。ハイライトをあまり使ったことがない人や、Instagramをもっと効果的に使いこなしたいという人は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
インスタ ハイライトとは
Instagramハイライトとは、プロフィール画面に丸枠のボタンで表示されているストーリーのコレクション(まとめ)のことをいいます。
この丸枠をタップすると、過去のストーリーが表示される仕組みです。
Instagramストーリーは投稿後24時間で消えてしまいますが、ハイライトとして保存しておくと24時間経過後も見ることができます。なお、ストーリーの特徴である「足跡」は、投稿後24時間経過すればつかなくなります。
ハイライトの戦略的な活用法
多くの企業が、ハイライトを戦略的に活用しています。ユーザーに知ってもらいたいこと、見てもらいたいものなどを決めてハイライトを設計し、それにあわせてストーリーを投稿してハイライトを完成させていくのです。
ここで、企業がハイライトを戦略的に使っている事例を4つ紹介します。
- 企業紹介をハイライトに設置する
- UGCをハイライトに設置する
- ブログや記事サイトへのリンクを貼る
- 投稿をカテゴライズして整理する
企業紹介をハイライトに設置する
ハイライトに詳しい自己紹介を設置している事例は多くみられます。特に企業アカウントの場合は、ぜひ積極的に活用しましょう。
Instagramのプロフィールには、自由に書ける自己紹介欄があります。しかし実際には、自己紹介というよりも、フォローを検討している人に見てもらうために「こういう情報を発信しています」というアカウントのPRの場になっているのが現状です。加えて、自己紹介欄には150文字しか入れられないため、伝えたいことを全ては書ききれず、試行錯誤を繰り返している人も多いのではないでしょうか。
そこでおすすめなのが、自分たちがどういう会社なのか、どんなことに取り組んでいるのかなどを紹介するためのハイライトの作成です。
具体的な事例を紹介しましょう。
ジョンマスターオーガニックの公式アカウントでは、「#sustainable」というハイライトを設置しています。これは、同社の環境保全問題への取り組みを伝えるためのハイライトです。Webサイトでブランドコンセプトとして紹介している画像や、それに沿った取り組みなどをストーリーで投稿し、このハイライトにまとめて紹介しています。
このような取り組みや、自社が大切にしていることを企業紹介として伝えるのは大切なことですし、これに共感した人々に顧客になってもらえる可能性も高まります。ぜひみなさんも活用してみてください。
Instagramで見込み顧客を獲得するには…
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UGCをハイライトに設置する
UGC(User Generated Content = ユーザー生成コンテンツ)とは、フォロワーや自社の商品を実際に使った人々が投稿する、商品紹介コンテンツのことをいいます。例えばジョンマスターオーガニック公式アカウントでは、「#mint mist」というハイライトを設置しています(2023年7月現在)。
これは、S&Mボディミスト ミントという新発売商品についてフォロワーが紹介している投稿(UGC)をストーリーで紹介し、ハイライトに集めているものです。
このハイライトには数十件のUGCが集められているため、発売直後から多くの人に愛用されている様子が伝わります。さらに、それぞれの投稿で商品写真が様々な角度から撮影されているため、質の高い宣伝になっているのが特徴です。
UGCは、企業が宣伝目的で投稿するのとは異なり、第三者であるユーザーが自らの意思で投稿したものなので、宣伝を嫌う視聴者に共感してもらいやすいというメリットがあります。実際に愛用している人々の生の声は、他のユーザーが知りたいと思っている情報の宝庫です。企業にとってはPRになり、ユーザーにとっては知りたいことを知ることができるという一石二鳥の方法といえるでしょう。
UGCについては下記の記事で詳しく解説していますので、あわせてぜひご覧ください。
ブログや記事サイトへのリンクを貼る
Instagramは写真や動画がメインのSNSなので、映像を使って分かりやすく伝えられるというメリットがある一方で、文字で伝えるような詳しい解説や説明には不向きというデメリットもあります。もし文字で伝えたいことがある場合は、ブログや記事などを作成し、それらを集めてハイライトから誘導するという方法がおすすめです。
中古マンションリノベーションのリノベる。では、リノベーションの注意点や様々なTipsをnoteや自社サイトなどで紹介し、ハイライトからリンクを貼っています。これは、数十のストーリーを集めてハイライトを作成し、リノベーションについて知りたい人はここを見れば数多くの情報を入手できるようにしている事例です。
インターネットを活用したマーケティングでは、ユーザーを離脱させないことがとても重要です。しかし、Instagramとブログ、記事が分断していると視聴者が離脱してしまうので、ハイライトをポータルのように使って自社サイトへの導線を作ることで、ユーザーを離脱させずにInstagramとWebサイトを行き来させているのです。
Instagram以外にブログなどいくつかのチャネルを持っている人や、Instagramでは情報を伝えきれないという人におすすめの使い方です。
投稿をカテゴライズして整理する
Instagramは、写真や動画を使って自社商品や価値ある情報などを分かりやすく伝えられるSNSです。ハイライトは、日々投稿しているそれらの有益な情報を分類し、カタログのようにまとめたいときにも活用できます。
具体的には、NEW POSTという方法を使ってストーリーで投稿を紹介し、それをカテゴライズ編集してハイライトにまとめるという方法があります。例えば、ジョンマスターオーガニック公式アカウントでは、「#lifeisgift」というハイライトを設置し、Life is Giftというテーマで投稿されたものを集めています。このような使い方をすれば、ユーザーが見たい投稿だけをまとめて見ることができるので、ユーザーにとっては便利で、企業にとっても伝えたいことを戦略的に伝えることが可能になるのです。
このようにハイライトをコツコツと作っていくことで、ユーザーの知りたい情報を一箇所に集めることが可能になります。ぜひ参考にしてみてください。
インスタ ハイライトの活用方法まとめ
この記事では、Instagramハイライトを戦略的に活用する方法や、具体的な事例を紹介しました。ハイライトは、例えば下記のように活用することができます。
- 企業紹介をハイライトに設置する
- UGCをハイライトに設置する
- ブログや記事サイトへのリンクを貼る
- 投稿をカテゴライズして整理する
Instagramマーケティングで重要なのは、フォロワーに何度も見にきてもらい、共感してファンになってもらうこと、そして商品を購入してもらうことです。その目的を達成するために、今日からハイライトを戦略的に活用してみませんか。
ハイライトの投稿方法は、下記の記事で詳しく解説しています。ぜひあわせてご覧ください。