Instagramは、多くの企業がマーケティングに活用しているSNSです。
これからますます市場が伸びていくと予想されているため、これまで利用していなかった企業の間でも、これからアカウントを作成して投稿を始めようという動きが見られるようになりました。
そこでこの記事では、企業アカウント向けに、Instagramの始め方を改めて整理して解説していきます。Instagram運用を1日でも早く軌道に乗せるためには、基本を押さえてセオリーに沿って投稿することが重要です。ぜひご覧ください。
目次
Instagramとは
Instagramは、写真や動画のシェアに強みを持つSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)です。Instagramを運用している企業は、写真や動画を使って自社商品を紹介したり、役立つ情報を投稿したり、フォロワーとコミュニケーションを図ったりして活用しています。
Instagramの登録方法
企業でInstagramを始めるには、以下の方法で手続きを進めましょう。
- Instagramにプロアカウントで登録する
- プロフィールを企業向けに設定する
1.Instagramにプロアカウントで登録する
Instagramには、個人用アカウントとプロアカウントがあります。企業で運用する場合は、運用に役立つ機能が備わっており、マーケティングに強いプロアカウントを選ぶことをおすすめします。プロアカウントには色々な機能がありますが、その中でも特に役立つものを紹介していきます。
インサイト
Instagramにプロアカウントとして登録すると、インサイト(アカウント分析機能)を使うことができます。インサイトとは、投稿が何人にリーチしたか、その人たちがどういう行動をしたかといったデータを表示する機能です。フォロワーの人数や居住地なども知ることができます。
連絡先情報
Instagramで他社のプロフィール画面を見ると、「連絡する」というボタンが表示されていることがあります。
これは、ユーザーが企業に連絡したい時にスムーズに問い合わせられるように作られたもので、Instagramにプロアカウントで登録していて、かつ、連絡先情報を登録している場合に表示されるボタンです。
InstagramにはDM(ダイレクトメッセージ:ユーザー同士でやり取りできるチャット機能)がありますが、電話やメールでの問い合わせを受け付けたい場合に活用できます。
Instagram広告出稿
Instagram広告とは、フィードやストーリーなどに表示される「広告」と書かれた投稿のことをいいます。
Instagram広告は一般の投稿と同じように見えるため、視聴者に嫌悪感なく見てもらえるという特長があります。それもあって効果が高いとされており、企業に人気の高い広告です。
このInstagram広告は、プロアカウントに登録すると出稿できるようになります。
Instagramショッピング
Instagramには、ショッピングの機能があります。これは、Instagramのアプリ上に商品を展示してその場で購入までしてもらえるサービスです。
Instagramショップの最大のメリットは、Instagram投稿で商品を宣伝し、そこから直接販売ページにリンクさせられる点にあります。
Instagramショッピング機能も、プロアカウントに登録すると開設できるようになります。
Instagramのプロアカウントには、他にも様々な機能があります。以下のページで紹介していますので、ぜひあわせてご覧ください。
▶️Instagramのプロアカウントとは?切り替え方法&ビジネス拡大のための活用法を解説
2. プロフィールを企業向けに設定する
Instagramの登録を進めていくと、名前や自己紹介などを登録する画面が出てきます。これらの項目は、プロフィール画面と呼ばれるページに表示されます。
プロフィール画面は、主にあなたをフォローするかどうかを検討している人が見る場所なので、とても重要です。最初の登録時に「なんとなく」入力してしまう人も多いのですが、フォロワーの登録を増やすための大事な画面なので、しっかり作り込みましょう。
名前
企業アカウントの場合は、名前に会社名やブランド名、店舗名などを入れましょう。以下の2点を意識して設定することをおすすめします。
- 公式アカウントであることが分かるようにする
- ユーザーが検索した時に見つかりやすくする
これにプラスして、誰に何を伝えるアカウントなのかも入れておくと、ユーザーにフォローしてもらいやすくなるのでおすすめです。
ユーザーネーム
Instagramのユーザーネームは、いわゆるアカウントID、ログインIDのような存在です。さらに、ログイン時に使用するだけでなく、全ての投稿の一番上に表示されるものなので、それを意識して設定しましょう。
投稿を見た人に誰の投稿なのかを分かってもらえるように、企業名などを入れて分かりやすく覚えやすいものを設定するのがおすすめです。検索に使われることもあるので、それを意識してつけましょう。
電話番号やメールアドレス
電話番号やメールアドレスを登録すると、上述の通りプロフィール画面に「連絡する」というボタンが表示されます。
メールアドレスのみの場合は「メール」、電話番号のみの場合は「電話する」とボタンに表示されます。
自己紹介
自己紹介には、アカウントの強みや、誰に何を伝えるアカウントなのかを簡潔に書きます。
ここで重要なのは、フォローするかどうか迷っている人が見にくるということを想定し、見た人が「フォローしたい」と思えるようなものを作成することです。単に「私たちはこういう会社です」のような紹介文を書いてもフォローしてもらえませんので、その点に注意が必要です。
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Instagram企業アカウントの使い方のポイント
これまで個人アカウントでInstagramに登録していた人は、友人・知人との写真や動画のシェアが投稿の主な目的だったかもしれません。しかし企業アカウントは運用目的が異なるため、使い方も変わります。
ここからは、企業アカウントでのInstagramの使い方のポイントを開設していきます。
投稿後に振り返りを行い、PDCAを回す
Instagramで成功している人は、投稿したらその結果を確認して分析し、次のアクションプランを考えてまた投稿するということを繰り返しています。「なんとなく」投稿を続けていてもなかなか伸びていきませんので、どのような投稿のエンゲージメントが高かったか、どうするとフォロワーが増えやすいかという分析はとても重要です。
インサイトを見れば必要なデータが載っているので、できれば日次、週次、月次などで振り返りを行いましょう。
写真や動画を見栄え良く撮影する
以前のInstagramでは、いかに美しい写真を投稿するかを競うような風潮もありましたが、近年は「インスタ映えは意味がない」という言葉も聞かれるようになりました。
しかし、Instagramは写真や動画のシェアを中心としたSNSですので、見栄えが良い方がユーザーの目に留まりやすいという点は以前と変わりません。必要以上にこだわる必要はないかもしれませんが、できる限り良いものを撮影して投稿するようにしましょう。
ユーザーとコミュニケーションをとる
Instagramは、ただ登録して投稿するだけでなく、フォロワーや投稿を見た人とコミュニケーションをとることを推奨しています。コミュニケーションを積極的にとっているアカウントの方が多くの人にリーチしやすい仕組みになっているので、その点にも留意して運用しましょう。
誰にどういう行動をとってもらいたいかを意識する
Instagram投稿の目的は、企業の売上につなげること、つまり、ユーザーに行動変容を起こしてもらうことです。ただ単に投稿するだけでなく、行動変容につなげることを意識して投稿しましょう。
一例として、AIDMAを紹介します。AIDMAとは、消費者が商品を見つけてから購入に至るまでのプロセスを整理したものです。
A(Attention) | 商品に気付く、見つける |
I(Interest) | 商品に興味を持つ |
D(Desire) | 商品をほしくなる |
M(Memory) | 商品を記憶する |
A(Action) | 商品を購入する |
どの段階の人に向けて投稿するかを意識するだけでも、投稿内容がはっきりします。一度に全てのターゲットに向けて投稿しても行動変容は起こりにくいので、誰にでも伝わる汎用的な投稿をするのではなく、特定のターゲットに向けて、その人が行動変容を起こしてくれるようにコンテンツを作成するようにしましょう。
企業アカウントのインスタの始め方まとめ
この記事では、企業アカウントでInstagramを始めるにあたってすべきことを、以下の2つに分けて解説しました。
- Instagramの投稿方法
- Instagram企業アカウントの使い方のポイント
AIQ株式会社では、Instagramの上手な活用法や、企業アカウントの伸ばし方などのサポートをしています。コンセプト設計や運用におけるお悩みがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。