日本国内でのユーザー数が3,300万人を超えたInstagram(インスタグラム)は、現代のWEBマーケティングの方法の一つとして重要な役割を担っています。
企業やサービスの認知を広めることができるほか、Instagramの美しい写真を使用してブランディングを行うこともできますし、2018年にリリースされたショッピング機能を使えば、商品の販売・集客までもInstagram内で完結させることができるようになりました。
日本のInstagram利用者のおよそ80%が「商品・サービスを購入するかどうか決めるために」Instagramを訪れ、関連ハッシュタグや公式アカウントを検索しているという事実を考えれば、Instagram運用は企業にとって欠かせないものと言えるでしょう。
しかし、まさにこれからInstagram運用を始めるというときにはわからないことが多いものです。
そこでこの記事では、そもそもInstagram運用とはどのようなことをすればいいのか、PDCAの回し方などについて詳しく解説していきます。
目次
Instagram運用ではどんなことをすればいい?
ただInstagramアカウントを開設してコンテンツを投稿するだけでは、なかなか望んだような効果を得ることはできません。
Instagramを効果的に運用するためには、最低限やっておくべきことがあります。それぞれ、詳しく解説していきます。
運用ルールを定める
魅力的なInstagramアカウントには、必ず独自の世界観があります。
Instagram運用の担当者が1人の場合でも、運用ルールは必ず決めておきましょう。運用ルールを設定することで、世界観を構築していくことができるためです。
エキサイト株式会社ローリエプレスが行った「10代、20代女子に聞くInstagramに関する実態調査」のアンケートによれば、インスタグラムでアカウントをフォローする基準は「投稿の世界観が好きだから」という理由が72.4%と、最も高くなっています。
最初に運用ルールを決めておけば、ブレることなくInstagram運用を行っていけるでしょう。
アカウントの目的 |
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訴求ターゲットのペルソナ設計 | 具体的なペルソナを思い描くことでターゲットの好みや、投稿すべき時間などが見えてくる |
投稿テーマの設定 | 何を伝えたくて、そのためにどのようなテーマの投稿を行うのかを決める |
画像の加工方法 | 画像の加工方法を統一することで世界観の構築の手助けになる |
投稿頻度や投稿時間 | ペルソナに合わせた頻度・時間で投稿を行うことでエンゲージメント率アップにつながる |
コメントに関連するルール | どのタイミングでコメントの返信を行うのか、言葉遣いやキャラ設定、削除するコメントの基準など |
PDCAを回す
より良いInstagram運用のために、PDCAという手法を活用しましょう。
PDCAとはPLAN(計画)・DO(実行)・CHECK(検証)・ACTION(改善)のことで、この一連のサイクルを繰り返すことによって継続的に品質を改善していくことができます。
では、どのようにしてPDCAをInstagram運用で活用すればいいのでしょうか?次の項目で詳しくご紹介します。
Instagram運用のPDCAの回し方
事前にしっかりと計画を立て、それを実行し、検証し、改善するというPDCAを活用すれば、効率的にアカウントを育てることができます。
ここからはInstagram運用におけるPDCAの回し方について解説します。
PLAN(計画)
まずは、KPIを設定しましょう。目標達成のためにはKPIの設定が欠かせません。企業のInstagram運用でKPIとして設定されるものとしては、下記の3つが多いです。
- フォロワー数
- 連携サイトへのアクセス数
- Instagram経由でのカートイン数(購入機能を使っている場合)
Instagram運用を続ける中でKPIを継続的に計測していくと、傾向がわかるようになります。たとえば「フォロワーが◯人増加すると、連携サイトへのアクセス数が◯%アップする」などです。
どの指標をどれほど達成すれば施策が成功したと言えるのか、あとで振り返ることができるよう、必ずKPIを設定しましょう。そして、KPIを達成できるコンテンツやキャンペーンを検討します。
DO(実行)
定めた目的を達成するために、計画した内容に沿った施策を行いましょう。基本の施策をベースに、トレンドに合わせた新しい施策も進めていきます。
一度にすべての施策を実行すると、効果を測定しにくくなるため、一つひとつデータの分析や結果の記録をおこないましょう。
CHECK(検証)
投稿したコンテンツや、実施した施策の効果は必ず検証しましょう。
自社アカウントや投稿を分析し「反応がよかった投稿はどれか」「エンゲージメントが増加した投稿時間帯はいつか」などをチェックすれば、コンテンツや施策内容をより良いものに改善できます。
- リーチ数
- 保存数
- フォロワー数
- エンゲージメント率(いいね・コメント・クリック・シェアなど)
- いいね数
- コメント数
- クリック数
- コンバージョン率
インスタグラム分析で重要となる上記のような指標を参考に、反応の良かった施策、逆に反応が良くなかった施策について、原因究明を行いましょう。
ACTION(改善)
分析した結果、見えてきた課題の改善策を考えましょう。効果が見込める施策は継続し、あまり効果が感じられないものについては変更・中止を検討します。
さまざまな課題が考えられますが、中でもしっかりと改善したいのが「ハッシュタグ」です。
SNS時代の現代に生きるユーザーの検索行動は「ググる」から「タグる」に変わってきていると言われており、Instagram運用では適切なハッシュタグの設定が非常に重要です。
Instagram運用のPDCAの回し方のコツ
Instagram運用は「なんとなく始めてみた」というケースも少なくありません。企業のマーケティングの一貫としてInstagram運用を任されたものの、どのように運用すればいいかとお困りのご担当者様もいらっしゃるのではないでしょうか。
Instagram運用で上手くPDCAを回していきたいというときには、Instagram分析ツールを活用するのがおすすめです。
Instagramには「Instagramインサイト」と呼ばれる公式の分析機能がありますが、インサイトの場合は得られるデータが限られるだけではなく、データ分析・検証・改善を粘り強く続けていく必要があります。
Instagram分析ツールにもさまざまなものがあり、特徴は異なりますが、AIQ株式会社がご提供する「AISIGHT」の大きな特徴は3つです。
- 「人気投稿に載りやすいハッシュタグ」のランク付け・おすすめ機能
- 見やすくわかりやすい「見える化」されたデータで、誰でも簡単なInstagram運用ができる
- 投稿にすぐに活かせる分析結果(ワードクラウドによる現在のトレンドの可視化、フォロワーの趣味嗜好をグラフで表示など)
Instagram運用では、PDCAを回し続けることが大切です。つまり、ターゲットとなるユーザーの興味関心を惹く魅力的なコンテンツを今後も長期的に発信していく必要があります。
時間や手間のかかるデータ分析をInstagram分析ツールに任せれば、ユーザーとの接点であるコンテンツ制作に力を注いだ運用が行えるでしょう。
まとめ
多くのユーザーが「商品・サービスの購入の決め手」を求めてInstagramでタグ検索を行っていることからもわかる通り、SNS時代を生きるユーザーにとってInstagramは、写真を投稿したり、誰かの投稿を見て楽しんだりするだけのものではなくなってきています。
数多くの競合がいる中で、ユーザーの目を惹く魅力的なアカウントを運用していくためには、PDCAを回し、品質を高め続けていくことが非常に重要です。
Instagram運用のPDCAに欠かせないのがデータ分析ですが「Instagramインサイトを使っても効果的な分析ができない、データを上手く活かせない」という場合はInstagram分析ツールを活用するのがおすすめです。
AIQが提供する独自のプロファイリングAIを活用したInstagram版SEO分析ツール「AISIGHT」では、手間のかかるユーザー興味関心の分析、最適なハッシュタグの選出なども簡単な操作で誰でも手軽に行えます。
また、インサイトではできなかった競合分析もでき、レポートの作成もボタン一つで行えます。
日々継続して発信し続けて行く必要があるからこそ、分析結果は手軽に活用したいものですよね。「詳細内容や活用例が知りたい!」という方は、ぜひお気軽に資料をダウンロードしてみてください。