インスタ運用をしていて、
「投稿内容は悪くないはずなのになぜフォロワーが増えないのかな?」
と感じることはないでしょうか。
Instagramでは、同じ内容の情報を伝えていても、ちょっとした書き方の違いでいいね数やフォロワー数が変わることがあります。それは、伝え方によってもたらす心理効果が大きく異なるからです。
そこでこの記事では、ユーザーの行動を変える心理効果について解説していきます。SNS運用でもっと売上を伸ばしたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
インスタ運用の目的
ここで改めて、Instagram運用の目的を整理しておきましょう。
Instagram運用の最終的な目的は、商品の売上を作ることです。細かい運用方法やステップは企業によって異なりますが、Instagramで集客し、最終的に売上につなげるというのはどの企業も同じです。
運用が軌道に乗ってくると、この目的を忘れてしまったり、方向がずれてしまったりすることがあります。担当者は日々の運用に追われ、時には分析結果に悩んだりネタ切れで困ったりしているうちに、明日の投稿のことを考えるだけで精一杯になってしまうことがあるからです。
Instagramで売上を伸ばしていくためには、ゴールを見失わず、方向性がぶれないように投稿を積み重ねていくことがとても重要です。
インスタで心理効果を活用する方法
ここからは、マーケティングなどでよく活用される心理効果を紹介します。ユーザーの心理に合わせて投稿し、フォロワーを増やして売上につなげていきましょう。
- ザイオンス効果
- バンドワゴン効果
- ハロー効果
- バーナム効果
ザイオンス効果
ザイオンス効果とは、物事などに何度も接触していると、最初は興味を持っていなくてもだんだん親近感が湧いていき、興味関心の度合いが高まるという心理的な効果のことをいいます。
例えば、広告を何度も目にしているうちに、最初は知らなかった商品を認知し、次第に好感を持つようになるということがあります。また、流行曲を何度も耳にしているうちに自ら好んで聴くようになったり、本の宣伝を何度か見かけた後に「これ気になっていたんだよね」と買ってみたりした経験を持つ人も多いのではないでしょうか。
この心理効果は、Instagram運用にも応用できます。例えば、次のような活用の仕方が考えられるでしょう。
- プロフィール写真を特徴のあるものにする
- SNS広告やインフルエンサーマーケティングを併用する
- UGCを増やす
プロフィール写真を特徴あるものにする
プロフィール写真は、フィード投稿、リール、ストーリーの全てに表示されます。しかしとても小さく認識しにくいので、カラーなどで目立つように作っておくのも一つの方法です。目立つように作っておくと、おすすめ投稿として何度か同じ人のフィードに表示されるうちに、「この前のアカウントだ」と認識してもらえるようになるからです。
Instagram広告やインフルエンサーマーケティングを併用する
Instagram運用に加え、Instagram広告やインフルエンサーマーケティングを利用してユーザーの目に触れる機会を増やすのも一つの方法です。Instagram広告は、通常投稿やストーリーと同じような雰囲気で作れば「あの商品だ」と分かってもらえるのでおすすめです。
UGCを増やす
Instagram運用でぜひ取り組みたいのが、UGC(User Generated Contentユーザー生成コンテンツ)施策です。
UGCを増やすというのはどういうことかというと、要するに、多くの顧客に自社商品の写真や動画を投稿してもらうということです。「最近気に入っているジャケット」「これ本当におすすめ」のような形で多くの人に投稿してもらうことで、ユーザーの目に触れる機会を増やす施策です。
UGCについては以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ併せてご覧ください。
Instagramの集客を増やしたいなら…
「早く収益化したい」
「顧客獲得に最適なコンテンツを作りたい」
「エンゲージメントの高いフォロワーをカンタンに増やしたい」
このように感じることはありませんか。
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バンドワゴン効果
バンドワゴン効果とは、お店に行列ができていると自分も行ってみたくなったり、ベストセラーと聞くとその本を読んでみたくなったりと、多くの人が選ぶものに興味を持ち、自分も選びたくなる心理効果のことをいいます。
Instagram運用において、この効果は例えば下記のような宣伝方法に活用できます。
- 「100万回再生されたリール」
- 「完売店続出の口紅 新色発売」
「100万回再生されたリール」
人気リールと聞くと、自分も見てみたいと思う人が多いのではないでしょうか。相乗効果でフォロワーも増えやすくなるので、バズったリールはどんどん宣伝しましょう。
「完売店続出の口紅 新色発売」
完売した口紅と聞けば、どういう商品なのか、なぜ良いのかと興味を持つ人も多いでしょう。そしてその新色が発売されるとなれば、すぐに売り切れてしまうかもしれないという心理もはたらき、速いスピードで売れていくことが期待できます。
ハロー効果
ハロー効果とは、「好感度の高いタレントを広告に起用すると、その商品のイメージが良くなる」というように、目立つものがあるとそれが商品イメージとして定着していく心理効果のことをいいます。
Instagram運用において、この効果は例えば下記のように活用できます。
- タレントを起用したCM映像をInstagramでも投稿する
- 自社商品をインフルエンサーに紹介してもらう
タレントを起用したCM映像をInstagramでも投稿する
タレントを起用したCM映像をInstagramでも投稿している事例を見たことがある人も多いでしょう。Instagramにその映像を投稿することで、商品のイメージはもちろんのこと、Instagramアカウントのイメージも向上させることができます。
自社商品をインフルエンサーに紹介してもらう
いわゆるインフルエンサーマーケティングも、ハロー効果を活用したSNS施策の一例です。インフルエンサーに自分のInstagramアカウントで自社商品を紹介してもらい、そこから自社のアカウントにリンクを貼ってもらうことで、ハロー効果によって商品のイメージアップを図るとともに、自社アカウントのリーチも伸ばせるという一石二鳥の効果が期待できます。
バーナム効果
バーナム効果とは、多くの人に当てはまる内容なのに、まるで自分に向けられたメッセージであるかのように受け取ってしまう心理効果のことをいいます。
Instagram運用において、この効果は例えば下記のように活用できます。
- 「共働き家庭におすすめ!朝セットすれば夕方には料理が完成」(調理家電)
- 「ついつい甘いものを食べたくなってしまうあなたにおすすめ」(ダイエット食品)
「共働き家庭におすすめ!朝セットすれば夕方には料理が完成」(調理家電)
調理家電とは、食材を入れてスイッチを押せば料理が完成するというキッチン用の家電製品のことをいいます。「調理家電」と聞いても興味を持たない人に、「共働き家庭におすすめ」と訴えると、「共働きで忙しい私はこういうものがほしかった」と思ってもらえるという効果があります。
「ついつい甘いものを食べたくなってしまうあなたにおすすめ」(ダイエット食品)
ダイエット食品では、こういう表現をよく見かけます。これは、ただ単に「ダイエット食品」と書かれていても見向きもしない人でも、「ついつい甘いものを食べたくなるあなたに」と書かれると、自分にピッタリの商品だと思ってもらえるという効果を狙っています。
ちょっとした書き方一つで大きく変わるので、Instagramからの売上を伸ばしたいときにぜひ活用してみてください。
まとめ
この記事では、Instagram運用で利用したい心理効果について解説しました。今回は、マーケティングで活用されている様々な心理効果の中から、特に取り入れやすい4つの効果を紹介しています。
- ザイオンス効果
- バンドワゴン効果
- ハロー効果
- バーナム効果
使い慣れていない人は最初少し戸惑うかもしれませんが、慣れれば取り入れやすいものばかりなので、あなたもぜひ明日の投稿から使ってみませんか。
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