国内の月間アクティブアカウント数が3,300万人を突破したInstagram(インスタグラム)はビジネスシーンでも注目を集めており、現在数多くの企業がアカウントを作り、Instagramマーケティングを実施しています。
Instagramは事業の規模に関係なく、運用のやり方次第で大きな効果を発揮する優れたマーケティングツールです。
より効果的にInstagramを運用したいと考えたとき、重要となるのが「Instagramのアルゴリズム」を理解すること。
しかし、Instagramのアルゴリズムの大部分は非公開です。そんな中で、変化し続けるInstagramのアルゴリズムに対応していくためには、Instagram運用ツールの活用が有効です。
この記事では、Instagramのアルゴリズムの最新情報や、効果的なInstagram運用ツールについて詳しく解説します。
Instagramで企業用アカウントを開設したものの、「何を参考にすればいいのかわからない」「どこを分析すればいいのかわからない」「改善すべきポイントがわからない」など、Instagramを運用する上で課題を抱えている方はぜひ記事をご一読ください。
目次
Instagramのアルゴリズムとは?
Instagramのアルゴリズムとは、投稿が表示される順序を決めるロジックのことです。
Instagramが定めた数千にも及ぶシグナルに基づいて投稿に優先順位をつけることで、ユーザーと関連性の高い投稿が上位表示されています。
- アルゴリズム…投稿が表示される順序を決めるロジック
- シグナル…ユーザーがインスタグラム上で起こすアクション(過去にやり取りしたユーザー、動画を見ている頻度、いいねやコメント、保存数、滞在時間など多岐にわたる)
アルゴリズムがユーザーと企業を結びつける
Instagramが2010年にリリースされた当初は、写真は「時系列順」で表示されていました。
しかしユーザーが増加し、コンテンツが増えたことで、「本当に見たい投稿が見られない」という状況になってしまったため、ユーザーの関心に基づいて投稿をランク付けするInstagramのアルゴリズムが開発されたのです。
Instagramのアルゴリズムでは、Instagramが掲げる「大切な人や大好きなことと、あなたを近づける」というミッションの通り、「ユーザーが見たいもの・興味関心があるもの」が上位に表示されるようになっています。
各機能に合わせた個別のアルゴリズムがある
2021年6月8日、Instagram責任者のAdam Mosseri氏がブログ記事でInstagramアルゴリズムに関する情報を公開しました。
「Instagramにはフィード・ストーリーズ・発見タブ・リールなど様々な機能があるが、これらはそれぞれ、用途に合わせた個別のアルゴリズムが使われている」というものです。
たとえば、「発見タブ」はその名の通り新しいものを求めて利用される傾向が多く、「ストーリーズ」は親しいフォロワーの投稿を見るために利用されることが多い傾向があります。
それぞれの機能によって使われ方が異なるため、最適な内容となるよう、機能に合わせた仕組みになっているのです。
Instagramアルゴリズムでは「シグナル」が重要
Instagramでは「Interest(コンテンツへの関心の高さ)」と「Relationship(アカウント同士の繋がり度の高さ)」をシグナルとしてスコア化し、アルゴリズムに利用していることを公表しています。
この2つのシグナルを多く獲得しているアカウントの投稿は、優先的に上位に表示されるようになっています。
InterestシグナルとRelationshipシグナルに影響するとされているのが、以下のようなユーザーのアクションです。
Interest
(コンテンツへの関心の高さ) |
ユーザーが過去にどんな投稿にいいね・コメント・保存をしているかなどで好みの傾向を計測。好みに近い投稿ほど、Interestシグナルが高くなる |
---|---|
Relationship
(アカウント同士の繋がり度の高さ) |
ユーザーによる投稿へのアクション、コンテンツの閲覧時間、アカウントのプロフィールページへのアクセス数など、ユーザーとアクセスの繋がり度の強さを計測。繋がり度が高いほどRelationshipシグナルが高くなる |
Instagramのアルゴリズムは非公開
Instagramのアルゴリズムを理解すれば、最適な改良を繰り返すことで、より多くの人に届く投稿を作成することができるようになります。
しかし、Instagramのアルゴリズムはその大部分が非公開。経験や勘に頼る部分が非常に多くあります。
人間が予測するのは不可能に近いアルゴリズムも
どんな投稿がユーザーに見られるか(ユーザーの好意的なシグナルを増やせるか)は、投稿を分析することである程度は予測することも可能です。
しかし、中には人間が予測するのはほとんど不可能に近いアルゴリズムも存在します。
「ハッシュタグの関連性」がその一つです。
たとえば投稿に30個のタグを付けたとして、その中で1つでも関連性の低いタグを使用してしまうと、投稿自体の露出が下がり、30個すべてのタグで上位表示されにくくなってしまいます。
しかも、ハッシュタグの関連性はInstagramのアルゴリズムが判断しており、人間が予測するのはほとんど不可能です。
Instagramのアルゴリズムは頻繁にアップデートされる
また、Instagramのアルゴリズムは随時アップデートされています。
学習によって日々仕組みや内容が変化していくため、それに合わせた新しいトレンドを組み込みながら運用していかなければなりません。
moribusならトレンドを把握しながら運用できる
Instagramのアルゴリズムは、ブラックボックス。公表されている情報から予測はできても、頻繁なアップデートに合わせて対応を変えるのは困難です。
しかし、AIQ株式会社がご提供する「moribus(モリバス)」であれば、特許取得のプロファイリングAIとmoribus独自のビッグデータの解析によって、最新のトレンドを把握しながらInstagramを運用することができます。
プロファイリングAIがInstagramのデータベースにアクセスし、投稿されているUGC(ユーザーの投稿)の写真・動画・テキストや、ユーザーの情報などをAIが複合的に解析。
この結果をもとに、課題を見える化し、効果的な改善策を提案します。
たとえば、上記でご紹介した「ハッシュタグの関連性」の場合。人間では予測不可能なハッシュタグの関連性も、AIであれば瞬時に判断することができます。
上記の画像でいえば「!」のついている「#mindfit」が関連性の低いハッシュタグです。
この「ハッシュタグレコメンド」機能では、投稿アカウントと各ハッシュタグの人気投稿掲載実績を分析して掲載確率をABC評価。
「使うと上位表示されそうなタグ」「関連性が低いため使わない方がいいタグ」がひと目でわかるようになっています。
また、重要なシグナルであるInterestシグナルを増やすには、「ユーザーがどんなコンテンツに関心があるか」ということを知り、興味を惹く投稿をすることが大切です。
moribusでは先月・当月時点の「フォロワーが使用するハッシュタグ」を確認できるため、移り変わるフォロワーの興味関心も、常に最新の状況を把握することができます。
そして問題点の把握だけではなく、改善の実行に繋げることができるよう、moribusが「勝ちパターン」をご提案し、運用を力強くアシスト。
「どんな問題があり、解決のために何をすればいいのか、なぜやるのか」までわかるため、理解した上で効果的な運用ができます。
moribusの詳しい機能や活用例については、カタログでご覧いただけます。ぜひお気軽にダウンロードしてみてください。
⇒資料の無料ダウンロード(ページ下部)
まとめ
Instagramのアルゴリズムについて理解を深めれば、どんな投稿をすればユーザーの興味関心を深めることができるのか、ユーザーとの繋がりを強めていくことができるのか、改善のためのヒントを得ることができます。
ですが、Instagramのアルゴリズムは大部分が非公開であるため、わからないことが非常に多く、運用する上では「何をすれば成果につながるのかわからない」という悩みもつきもの。
また、Instagramではユーザーが楽しくInstagramを使い続けられるよう、アルゴリズムの調整など日々改良が重ねられています。
その時のトレンドに合わせ、常に変化していくアルゴリズムに対応するためにも、運用ツールの導入をご検討されてみてはいかがでしょうか。