多くの人の日常生活に浸透しているInstagramの活用は、マーケティングの成果をあげる上で非常に重要なものとなってきています。そんな背景から、重要性が高まっているのがInstagramの分析です。
リーチ数やフォロワー数を増やすといったInstagram運用を行う企業の目標を達成するためにはInstagramを分析することが一番の近道です。
2019年末頃からInstagramのアルゴリズムが変化し、ハッシュタグ同士の関連性も重視されるようになりました。これは「関連性が低いハッシュタグを1つでもつけてしまうと、他のタグも人気投稿に載りにくくなってしまう可能性がある」ことを意味します。
人気投稿に載せるために時間をかけて選んだタグが上位表示から外れる要因とは誰も思いたくないでしょう。Instagram分析はこのような思わぬ落とし穴を避け、ゴールへの最短距離を進むために行います。
Instagramの分析方法には主に「Instagramインサイト」と企業が提供している「Instagram分析ツール」の2つがあります。
この記事ではInstagramインサイトとAIQが提供しているInstagram分析ツールであるAISIGHTについてやそのメリット、できることなどを比較して解説していきます。
目次
分析はInstagram運用成功の近道
Instagram運用で流入を増やす上で重要となるのが「オーガニック」「インフルエンサー」「広告」「キャンペーン」という4つの柱ですが、その中でもまず取り組むべきは自社アカウントを育てる「オーガニック(通常の投稿)」です。
アカウントを運用していくにあたって、一時的に爆発力のある広告やインフルエンサー施策に比べて地味に見えるかもしれませんが、消費者とのコミュニケーションをとる、企業のブランド力や商品・サービス力を高めていくには日頃からの通常投稿の質が非常に重要です。またハッシュタグで検索し、新商品の情報を収集したり、購買行動につながるこのオーガニックで成果を上げるために、分析・改善・検証を加え運用していくことがとても重要です。
- どれくらいのユーザーに投稿が届いたのか
- どれくらいのユーザーがリアクションしてくれたのか
- ハッシュタグは最適か(関連性の低いタグが他のタグに影響を与えていないか)
- 自社アカウントフォロワーの年齢・性別比率、趣味嗜好の推測
- 反響のあった投稿やハッシュタグの分析
- 今のトレンドやこれからのトレンドの把握・予測 など
「せっかくInstagramアカウントを運用しているのに成果が出ないのはなぜなのか?」「本来届けたい消費者に情報は届いているのか?」ということを分析によって洗い出し、改善していくことでリーチ数やフォロワー数の増加につなげることができます。
Instagramを分析するための2つの方法
冒頭でもご紹介の通り、Instagramの分析方法には下記の2つがあります。
- Instagramインサイト
- Instagram分析方法ツール
まずはそれぞれどのような分析が行えるか、特徴などをご紹介します。
Instagramインサイトとは
InstagramインサイトはInstagramが公式に提供している分析機能で、Instagramのアプリに内蔵されており、無料で利用することができます。
運用しているアカウントのフォロワーの年齢・男女比率、地域、投稿ごとのインプレッション数やリーチ数などが確認でき、それをもとに改善策を練ることでフォロワー数、保存数やいいね数などのアップにつなげることができます。
Instagram分析ツールとは
Instagram分析ツールでは、インサイトで見ることができる数値が確認できるのはもちろん、そのほかにもさまざまなデータを閲覧し活用することができます。
さまざまな企業が分析ツールを提供しており、そのツールによって分析できる指標が異なるので、事前に運用方針にあわせてツールを選ぶ必要があります。本記事では、AIQ株式会社が提供するInstagram版SEO分析ツール「AISIGHT」を中心に機能のご紹介をいたします。
「インサイトを使えば無料で分析できるのに、なぜ分析ツールが必要なの?」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、インサイトは単にデータを見ることができるだけで、その後の分析や対策は自分で行わなければなりません。
一方、分析ツールの場合はデータだけではなく「どのように運用すれば改善できるか」という部分まで見える化されるため、すぐに運用に活かすことができることが大きな強みです。
Instagramインサイトのメリット
インサイトの最も大きなメリットが”無料”で使えるという点でしょう。
アカウントをプロアカウントに切り替えさえすれば企業ではなく個人のクリエイターでも誰でもインサイトの機能を使用することができます。
パソコンからは閲覧できず、Instagramのアプリ内からしか確認できないというデメリットもありますが誰でも手軽に利用できるのは魅力と言えます。
機能や特徴など詳細はこちらの記事から確認できます。
→Instagram分析の重要性と分析項目やポイントを詳しく解説!
Instagram分析ツールAISIGHTのメリット
分析ツールは有料ですが、インサイトにはない数多くの便利な機能を持っていることが特徴です。
投稿ごとの詳細な数値、全体の推移、リーチ数やエンゲージ数、フォロワー、ストーリーズ分析などの分析レポートもExcel形式・PPTX形式でダウンロードでき、インサイトとは異なりパソコンで操作ができるため分析から運用までスムーズに行うことができます。
分析ツールの利用料金やプランなどは分析ツールによっても違いがあります。
AISIGHTにしかできないこと
Instagram分析ツール「AISIGHT」にしかできないことはいくつもあります。
各社の分析ツールによっても特徴は異なりますが、AIQ株式会社が提供する「AISIGHT」なら、インサイトにはない下記のようなデータ・機能が利用できます。
- 自社アカウントやフォロワーのプロファイリングAIによるUGCデータ
- ハッシュタグの効果分析
- 競合(ベンチマーク)との比較(インサイトでは競合分析はできない)
- ファンの可視化(フォロワーの興味関心、ワードクラウド、インフルエンサー候補など)
- グラフ付きのレポート(Excel、パワーポイント)
- 長期間のデータ保持(好きな期間で絞り込んで閲覧可能)
- 投稿の詳細な分析(リスト・グリッド表示での比較、ラベル分析)
下記では、AISIGHTの特徴的な機能をいくつかご紹介します。
ハッシュタグの最適化
Instagramではハッシュタグ同士の関連性が重要になったとお伝えしましたが、関連性を判断するのはInstagram側のアルゴリズムであるため「どのタグが関連性が低いのか」を人間が予測することはほとんど不可能です。
これを簡単に行えるのがAISIGHTの「ハッシュタグレコメンド機能」です。
- 関連性が高いタグをA〜Dでランク付け
- 関連性の高いタグの提案
- 関連性の低いタグの可視化
ハッシュタグレコメンドでは検索窓にハッシュタグを入力するだけで候補が表示されるようになっています。
Instagramでは投稿に最大で30個のタグを設定することができますが、その中に1つでも関連性が低いと判断されるタグがあるとほかのタグにも影響が出る可能性があり、30個すべてのタグで上位表示が難しくなってしまいます。
AISIGHTでは関連性が低いタグを上記の画像のように「!」で表示しています。「!」のついたタグを除外することで、上位表示されなくなってしまうリスクを取り除きつつ、上位表示を目指すことができます。
競合分析(ベンチマーク)
インサイトで分析できるのは自社のアカウントのみで、競合のアカウントについては一切分析することができません。
AISIGHTでは、競合アカウントを登録しておくことでいつでも簡単に切り替えて競合との比較分析を行うことが可能です。
競合のアカウントやコンテンツを分析することで効果的なInstagram運用に活かすことができるでしょう。
特許取得プロファイリングAIによるワードクラウド
AISIGHTの強みがこの、独自の特許取得プロファイリングAIによるワードクラウドです。
画像解析AIと自然言語処理AIによって自アカウントとフォロワーを解析し、個人の趣味嗜好を予測します。
上記の画像は「フォロワーがどんな趣味嗜好を持っているか」を表しています。
アカウントのコンセプトとフォロワーの趣味嗜好がマッチしていない場合、投稿がターゲットに届いていないことが考えられるため、狙ったターゲットに届けられるよう改善していくなど具体的な対策を練ることができます。
まとめ
Instagramの分析方法は無料の「Instagramインサイト」と有料の「Instagram分析ツール」の2つがあります。
インサイトは無料で誰でも簡単に利用できることが強みですが、得られるデータや閲覧できる期間が限られることがあることや、データを運用に活かすための示唆を得るには投稿していく中で分析、検証、改善を根気強く続ける必要があります。
また、競合アカウントの伸びている投稿や、オススメのハッシュタグなどアカウント成長につながる情報をさらに得る場合は、有料の分析ツールを活用する必要があります。
Instagram版SEO分析ツール「AISIGHT」は、Instagramマーケティングに欠かせないいくつもの機能を兼ね備えていますが非常にシンプルで、直感的な操作で活用できます。
「分析ツールを使ってみたいけど、どう活用していけばいいかわからない」「効果検証についてアドバイスがほしい」などもしっかりサポートがありますので、分析ツールの導入をご検討されているご担当者様はぜひ一度お気軽にお問い合わせください。